12「3歳入園申込・準備」
そして、純子は、育児をしながら、内職、家事、生活を送る。直美は、一人遊びをして、積み木で、遊んだり、クレヨンで、落書きして、日々を過ごしていく。
保育園は、3歳から、入園できるので、手続きをすることに決める。
数か月後。お寺が経営する、上柴保育園。家からは、徒歩で、10分くらいである。
純子は、直美に、「名前は」「たきづか なおみです。」「年はいくつ」「三歳」・・・・・・
質問と、応えを教えていた。純子の姉に、通園カバンのお祝いをいただいていた。
その年の12月 直美3歳になる。『キャンディー・キャンディー』の、看護婦さんバックの、プレゼントに大喜び。聴診器、注射器、ガーゼ、ピンセット、体温計、カルテ等大興奮。枕元に置いて寝るのが習慣になっていた。大掃除を済ませ、大晦日紅白歌合戦を観る。
翌年、そして、4月、入園する直美。年少組、赤組。毎日の持ち物・ナフキン・弁当(ご飯のみ)・連絡ノート・出席ノート・ハンカチ・ティッシュ・通園帽子・上履き(毎週月曜日)
家から保育園までの道を、直美に教えた。数週間後。通園カバンに、大きな鈴を付け、帰ってくるのが、分かるようにしたのである。
そして、直美は、それから、一人で、登園し、一人で帰ることになるのである。純子は、"一人で通園させる"ことに、対して、何も、感じていない。さみしさを、こらえながら、通園するが、そんな、さみしさなど、感じない純子であった。
ある日、直美は、耳鳴り(ピーン、キーン)を訴える。しかし、母(純子)は、"耳鳴りする直美が悪い"という感覚になる。
直美「お母さん、耳が変だよ」
母「なんで、変なの、どんなふうに」
直美「キーン、ピーンってする」
母「耳鳴りするのが悪い」
直美は全く意味が分からなかった。3歳の子供には、到底理解できないのである。




