相談の数々6
そろそろ夕食の支度をしようかなという時間に、見覚えのある女の子がやってきた。友達の友達で、確か……、
「どうしよう、大変なことになったの?」といきなり泣き出した。
彼女の両親は離婚しそうだと言う。前もそのことで占いをした。結果、喧嘩の数は多くなるけれど、そのうち収まると言って、相手は元気がなかったけれど、そのうち、離婚は回避できたと友達が教えてくれていたから安心していたのに、
「離婚されたら、バイトに行かないと、学校に行けないかも、あ、お母さんのほうについて行くとおこづかいがもらえないし、あ、でも、お父さんのほうだと新しいお母さんとうまくなんてやっていけないし、あ、でも、相手は遊びだから結婚しないかも。私、邪魔にされて、……ああ、かわいそう」と一通り自分の世界に浸っていて、
「あ、あの」としか言えなくて、
「だから、占って。前みたいにいい結果になるように」こういうのが一番困る。いい結果が出るように占うのはおかしいと思えるのに、相手が必死すぎて言えなくなる。何とかなだめて占うことにした。ただ、今度はちょっと困った状況で、お母さんがもう耐えられなくなっているようだとか、お父さんの気持ちは向こうに行ってしまっていて、浮気の数が多すぎて、お互いに結論を出したほうがいいのか、迷いがあると伝えたら、
「やだー」と怒り出した。結局、別居するだろう、結論はまだ先になって、喧嘩が多いだろうと言う結果だった。さすがにそのまま伝えられなくて、
「今は冷静になる時間が必要だから。お互いに冷静になるように、どちらの味方もしてはいけないと思う」と言った。
「やだ。すぐに仲直りさせて、私が困る」とぼやいていたけれど、
「難しいと思うよ。時間が必要だから」と答えた。
「疲れた。つくづく、疲れた」
「そうねえ、離婚問題って時々あるわ。相手の不倫とか色々ね。借金も困るしねえ」
「そういうのも来るんだね」
「今は学生相手だけれど、いつか客層が増えてくるでしょうからね。占えない、手に負えないときははっきり断りなさい。自分の力量を知っていないと困るわよ」
「分かった。そうだよね、前に自分が知らないことを相談されて困ったの。あらかじめそういう部分も知っておいたほうがいいんだろうね」
「そうねえ、それなりに相手の立場になってあげないといけないし、でも、あくまで冷静に見てあげないとね。同情しすぎたら占いができないから」
「明日、例のところに行って来る。この間、行けなかったし」
「秋ちゃんの紹介だから、失礼のないように」と言われて、
「はーい」と返事をした。




