表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Fortune-teller  作者: marimo
15.分からない男
PR
68/266

分からない男6

 食事を奢ってくれるというので、仕方なく一緒に食べていた。

「何か魂胆があるの?」

「ないよ。女性には優しいからね」

「嘘ばっかり。あなたの場合は隠しているだけでしょ」

「男も女もお互いを理解しあえないだろうな、一生ね」

「え?」

「だからこそ、そばにいたくなる」

「意味不明」

「分かってしまったら面白くないし、そこで終わりだろ。楽しくないし」

「次から次へと行くわけだ」と呆れたら、

「お前の場合は付き合ってから言えと言ってるだろ。学校の友達に聞いているだけでは難しいぞ。実際に振り回されてみろよ。大変だぞ」

「今、この瞬間も大変だけど。あなたに振り回されて」

「ここまで親切にしてやってるのに」

「してやってる? 上から目線だね。もっと下げてよ」

「子ども相手にはこれぐらいでちょうどいい」

「何が育てているよ。愛情もなしに好奇心だけで育てたってうまくいかないでしょ」

「はいはい、かわいい、かわいい」と言ったのでにらんだ。

「そういう顔をするな。真珠ちゃん」

「気安く呼ばないで」

「俺のことも『尚毅』でいいぞ。そろそろね。『東条さん』って言われるのも悪くないけどな」

「じゃあ、カロン」

「そっちかよ。犬みたいだ」と笑っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ