3回目のリバイブ
遅れて申し訳ない!
後ちょっと何時もよりちょっと短いです
俺は即座に、彼女を引き寄せコックピットを閉じた。
その瞬間物凄い衝撃が起きる。2人は衝撃で気を失ってしまった。
恐らく、最初に使った奴が次弾装填され撃ってきたのだろう。
ドクン……ド、ド、ドクン……ドクン
ドクン……ドクン……
2人の鼓動が聞こえた気がする、こんな感覚は始めてだ。2人は電流と共に、意識を取り戻す。
俺は、感覚の無い腕でなんとか彼女を引き寄せたため、暖かな温もりが俺を包んでいた。
無数の杭で撃ち抜かれていて、大きな揺れと共に機体のフィードバックが起き2人共苦痛の表情を浮かべている。
「俺は……君と戦う資格があるのだろうか……」
「何を今更……どうせ死ぬなら一緒の方がいいでしょ?」
1人は寂しいもんな……。俺は静かに彼女から手を離し、先程座っていた操縦席に座る。彼女は頭に装着する伝達装置を俺と共に着けた。
流れる情報は俺とリンクして、2人の気持ちが繋がる仕組みだ。どうやって作ったかは不明だが、今程ありがたいと思ったことはない。
フィードバックは2人になったことで、半分に軽減された。
俺は頭から血を流し、それこそもう意識が朦朧とするほどだ。彼女はそんな俺を後ろから抱きしめ暖かな……冷え切った体に温もりが伝わってきた。
目前の敵は疑心暗鬼となって、俺の機体を探すように動いていた。
「行けるか?」
「ふんっ、当たり前だ」
「そうか……それじゃ行こうか本当の相棒」
そう言って、俺らは機体の背中以外消えた部位を修復するために。ワイヤーを伸ばす、捜索している機体は固まって動いていない。
しかも、先程の様な舐めている様な機体ではなく。ベテランが乗っている様だ。
もう俺らに戻る場所なんてない。
そう呟き……1体にワイヤーを伸ばし、感電死させ。部位を両腕、両足を奪う。
数多の機体が、その機体に向かってくるので俺は即座に部位を修復する。
「こっちだ! 奴が居るぞ!」
「本当に化け物だ!」
3体の機体はこちらにブーストをかけ、近づいてくる。無数の杭が打ち込まれている地面は、歪み杭によって死角が出来ている。
『3体こっちに来るわ、全員行ける?』
『ふっ、こうやって喋ると不思議な感覚だな。無論可能だ』
俺らは、思考の中で話す。
最初は流石に難しいのか、どうやってやればいいのか分からなかったみたいだ。そこを俺がアシストする。
6本の腕は傍若無人に動くため、流石に即座に対応出来る事はない。
どうせならと提案する。
『お前がメインやるか?』
『いいの? 私はこういう操作苦手だから、完璧にこっちを任せる事になるけど』
『俺1人で動かしてたんだぞ? 出来ないわけがない』
そう言って俺達は座る位置を変える。メインをエルダ、背腕の操作を全部俺に預けた。
『行きましょう、もとから彼らに心残りは無いわ』
『それじゃ、行こうか』
エルダは、機体を操作する。今まで使っていた剣を抜き取り、構えて。俺らを探している敵に奇襲する。
剣で振るうが、剣で受け止められ奇襲は失敗する。しかも後ろから2体がアサルトライフルを構える。
俺は高速で腕を飛ばし背右左腕の2本ずつで、後ろの2体は銃を吹き飛ばしもう1つの腕でコックピットを貫く。
前の1体は剣で交戦している中、1本飛ばし肩を貫くと同時にエルダが斬りかかる。その直後機体を掴み他の2体に向かって投げる。
『悪くない』
『そうだね、私もこれなら何も気にせずできそう』
奥から敵兵を追加したのが分かるほどの砂埃が見えた。
しょうがない、俺らの戦いはまだ終わりそうにないようだ