終わりの前に
後2話……予定
カネルドと、カリヤとナリヤが空中に浮遊している黒いモヤに攻撃を仕掛けようと近づく。
カネルドは群がっている、敵兵を踏み台にしても攻撃が届くまでの距離は行かない。
カリヤとナリヤがワイヤーで飛ばしても難しい距離だった。
するとナリタが叫ぶ。
「えぇい! しゃらくせぇ! テメェら共々飛んでいけ!」
2人の体を腕2本ずつで掴み、黒いモヤに向かってぶん投げる。
ガーロンドは、2人はモヤにぶつかるかもしれないからだと思う……それを見る前に。
「取っておきじゃ、受け取れぇ!」
機体を変形させて、発射台体勢になり、モヤに向かって150m以上のミサイルをぶち込んだ。
爆風と共にモヤが一瞬消える……その瞬間に本体と思われる体にカネルドが。
「くたばれ!」
剣で斬り込むが……意味を成していない、追撃で槍を……飛ばすが効果はない。
カリヤとナリヤは、飛びながら……バンカーを2丁構え飛ばす。
「「硬いね!」」
だが……2つ1箇所に集中攻撃で通った瞬間、凄まじい咆哮が聞こえる。
グアァァ!!?
モヤが晴れ、丸い黒い球体が見えた時に衝撃派と共に、飛んでいた3つの機体は吹き飛ばされる。
「くっ!」
「「うわぁぁ!」」
無残に吹き飛ばされ、敵の真ん前に落ちようとした時、ナリタが腕を飛ばして受け止める。
かなり重量があるはずだが……簡単に掴んで、再び球体にぶん投げる。
「お前らの機体重すぎなんだよ!」
「それを投げられる、ナリタが凄いわ」
「「すごいすごい!」」
機体を投げ再び……カリヤとナリヤがバンカーを飛ばして、通ったヒビを攻撃して……。
そのヒビが大きくなった瞬間、カネルドが解除で速度大幅に上げて剣で斬り刻んで……槍で思いっきり突き刺す。
だが、一歩足らない……その時ガーロンドがもう一度装填したミサイルを。
「特大サービスじゃ、もう一度受け取らんかい!」
下にいる雑魚敵なんかかまっていられないという程、攻撃をあて続け。
爆風と共に、ヒビが全体に広がり……。
パリンッ
という音がして、中から異様な……龍の様な、黒い鱗と共に……紅い瞳、黒い翼が見えた。
これからが本番だと言える、瞬間に。
『貴様ら! 死んで償うがいい!!』
ノイズの様な声で龍が咆哮した。




