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破滅世界のデスロード  作者: 秋雨そのは
世界への歌声と生命の大樹
37/54

双子の雛は自由に飛び回る

ぐぐぐ……難しい

 双方の片方にしか無い羽 が生えていた

 1匹で飛ぼうとしても 飛べない羽

 その他 雛は 両方に羽を持っていた


 親鳥は 2匹を落とす 邪魔だと


 片方の雛は どうして どうしてと

 もう片方の雛は 嫌だ 嫌だと


 落とされた2匹の雛は 肩を並べる

 互いをしり しろうと した


 だけど飛べなかった


 片羽が片羽を邪魔をした それは意図していなくても

 2匹は 空を見上げた その空には

 同じ雛が飛んでいた 飛んだ 飛んだと


 その首には 紐が付いていた


 飛んでいても 飛んでいない

 2匹は 片羽が無い事より それを見て悲しんでいた


 2匹は 続けるも 飛べない

 互いが嫌になり 双方の羽を傷つけあった

 やがて羽は無くなり 散ってしまう


 このまま 飛べないのは 嫌だと

 このまま 一緒にいないのは 嫌だと


 2匹は叫ぶ 叫ぶ なら一緒になろう

 2匹で1匹なら この大空も飛べるだろうと


 行こう 大空の彼方へ 誰にも縛られない

 双方違う羽で 自由になろう


――――――――――――――


 2人は好きだったけど、飛べない事に苛立ってたの? と言う。


「そうだよ」

「そうだった」


 2人は、2人の個性が邪魔をしあい……何も出来ないまま、死にかけていた。対立し、羽を傷つけてまで……。

 互いが互いの事を理解出来ない。それは、当然であって辛いこと。

 結局目的は一緒だったのにね。


「お姉ちゃんが好きだった」

「お兄ちゃんが好きだった」


 2人は、決意はしても隔たりがあり何も出来ずに……別れた。

 その後は、片方だけで生きても全然上手く行かず双方は、親に連れられた子供を見た。

 子供は喜んでいるが、親の手には……離れないように手綱があった。


「「どう考えたっておかしかったから」」


 2人は、自由ではない子供に、自由を見せたかった。どんな形でも、2人が持ってる知識の羽で飛んでいる姿を。


「「僕(私)達は飛びたいんだ! リミッター解除!」」


 2人は今、本当の意味で……一緒にそれぞれの羽を持って、飛ぶ。

次は、戦闘開始 亡霊と絶望

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