↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神様と作ろう新世界 〜ケモミミ世界で純愛ラブコメ異世界リアルサバイバル〜  作者: 河合 翔太
第1章 改訂前作品(改訂終わったら消します)
60/244

第59話 紅茶づくりとちょっとした休暇

【異世界生活 29日目 18:00】


「ただいま」

とりあえず、俺達はダンジョンで拾った防具や武器などを持てるだけ持って拠点に帰ってきた。


 帰ってきて早々、明日乃《あすの》が慌てるようにうごきだし、紅茶の加工を始める。


「とりあえず、紅茶を加熱して発酵止めないとね。これ以上発酵させると苦くなっちゃうらしいし」

明日乃《あすの》がそう言って急いで、茶葉を煎る。俺と琉生《るう》も明日乃《あすの》の手伝いをする。料理できるメンバー総動員だ。

 明日乃《あすの》の話では焦げないように注意しながら水分が完全に蒸発しない程度、10分くらい煎って発酵を止めるらしい。


「鈴《すず》さん、ツリーハウスの状況はどんな感じ?」

俺は紅茶を煎る作業をしながら、鈴《すず》さんに進捗を聞く。


「とりあえず、今日はレオとシロが手伝ってくれて、3軒目の屋根までできた感じかな?明日は作業お休みだから、明後日、明々後日あたりに3軒目もできるかな」

鈴さんがそう教えてくれる。


「なんか荷物も増えたから倉庫も欲しいわよね」

麗美《れいみ》さんが鈴《すず》さんにそう言う。


「まあ、茶葉の加工が今日で終わるから、地上の家《シェルター》が倉庫代わりに使えるようになるよ」

俺は麗美《れいみ》さんにそう言う。


「倉庫も欲しいけど、将来的には作業場みたいなものも欲しいな」

鈴《すず》さんが夢見ごこちにそう呟く。

 何かしら建物は増え続けそうだな。


 とりあえず、そんな雑談をしながら俺と明日乃《あすの》と琉生《るう》で茶葉をどんどん煎って発酵を止めていく。


「何か私にも手伝うことある?」

休憩を終えた、麗美《れいみ》さんが明日乃《あすの》にそう聞く。

 一角《いずみ》は相当疲れたらしくたき火のそばでゴロゴロしている。


「お祈りポイント使って問題なさそうなら、煎って冷ました茶葉を乾燥させちゃって欲しいかな?」

明日乃《あすの》がそう言い、みんなも少しなら問題ないと、麗美《れいみ》さんの乾燥魔法を使って紅茶を乾燥させていく。

 

 3人で1時間半、大量の紅茶を煎り続けて、発酵を止め、冷めたところを麗美《れいみ》さんが乾燥させる。


「晩ご飯も作らないとね」

明日乃《あすの》がそう言って夕食を作り始め、琉生《るう》も手伝う。

 なんか明日乃《あすの》と琉生《るう》が働いているのに俺が何もしないのも気まずいので、枯草で荒縄を作り時間をつぶす。

 一角《いずみ》も真望《まも》のそばで麻糸作りを手伝い、レオやシロも麻の枝を叩く作業を手伝う。


「一角《いずみ》休んでいてもいいんだぞ」

俺がそう言うが、


「なんかみんな作業していると自分だけ休むのは罪の意識を感じるしな」

一角《いずみ》がそう言う。


「やっぱり、みんなが何もしない日っていうのを作った方がいいかもね」

麗美《れいみ》さんが紅茶を乾燥させながらそう言う。


「7日に1回くらいはそんな日を作った方がいいのかもな」

俺はそう言って麗美《れいみ》さんの言葉に頷く。


 そんな感じで紅茶も完成し、夕ご飯も出来上がり、みんなで食べる。

 熊の干し肉を戻して野菜スープにしたものを食べる。野菜もシロが明日の朝、食べる分で最後らしいので、明日取りに行くのは正解かもな。


 そして、食後に完成した紅茶を試飲する。もちろん、この間作ったお砂糖も入れる。


「久しぶりのお砂糖の味、美味しいわ」

麗美《れいみ》さんが嬉しそうに紅茶を味わう。


「うーん、ちょっと苦いし、青臭いけど、紅茶といえば紅茶だな」

一角《いずみ》が評論家のような事を言う。


「ちょっと発酵させすぎちゃったみたいね。苦みはそのせいだよ。あと、この後低温で長時間加熱すると青臭さもなくなるらしいんだけど、さすがに道具や機械がないからその作業は無理かな」

明日乃《あすの》が少し残念そうに言う。

 明日乃《あすの》の本の知識のうろ覚えと秘書子さんと俺の伝言ゲーム伝いのレシピでここまでよくできたと思うぞ。


「いままで、文明的な飲み物がなかったんだし、凄い成果よ」

真望《まも》がそう言って美味しそうに紅茶を飲む。

 文明的な飲み物といいつつ、カップは竹の筒だけどな。

 俺は笑いながらみんなの感想を聞いていく。

 やっぱり、元の世界の文化を再現できるとみんな喜んでくれるな。もっといろいろ見つけて、いろいろ勉強して、少しでも文明を取り戻さないとな。

 俺はみんなの笑顔を見てさらにやる気が出る。


 紅茶をみんなで楽しみ、日課のお祈りをし、歯磨きをして就寝する。

 明日は早起きして、北の平原に野菜を取りに行き、河原で少し遊んで帰る予定だからな。



【異世界生活 30日目 6:00】


 今日は、早めに拠点を出発し、北の平原をめざす。

 琉生《るう》とシロが野菜を欲しがったのと、麗美《れいみ》さんと真望《まも》が河原で遊びたいと言い出したのと、鈴《すず》さんも河原遊びにちょっと興味があったからだ。


 一角《いずみ》は時期が早く小麦の収穫ができないと知りやる気がなくなったのか、今日は留守番だ。レオと1日塩作りをするらしい。

 それと、行く途中回り道をしてトウモロコシ畑も見に行く。前回見に行く時間がなかったしな。

 ちなみにトウモロコシも6月下旬から7月上旬が収穫時期らしく、今が5月になるところなのであと2カ月近く待つ必要がありそうとのことだ。とりあえず様子を見に行く感じだ。

  

 今日は帰りが遅くなりそうなので、剣道教室はお休みで、早めに拠点を出発する。6人とシロ、これだけの大所帯での移動は初めてかもしれないな。

 

 とりあえず、この間、サトウキビ畑をめざしたルートで河原をめざす。1時間ほどで、山道の入り口に着き、そこから2時間かけて小高い丘を越える。

 これだけ人数もいるし、明日乃《あすの》の結界魔法もあるのでクマの登場を期待したのだが、さすがにそこまで都合よくはいかず、何事もなく、無事丘を越え、北の平地に着く。


 そこから前回は西に向かって河原に着いたが、今回はここから東に向かい、トウモロコシ畑を見てから、河原に向かう感じだ。

 トウモロコシ畑は、意外と近く、15分ほどで到着する。


「凄いわね。本当にトウモロコシだわ」

麗美《れいみ》さんがそう言って感心する。たぶん、神様が一生懸命植えたんだろうけどな。


「うーん、やっぱりまだ早いね。粒が小粒で成長途中って感じ」

琉生《るう》がトウモロコシを1本もぎ、皮を剥き、中を確認する。

 琉生《るう》曰く成長も順調で、所々虫に食われているトウモロコシもあるが、選んで収穫すれば問題なさそうとのこと。

  

「も、もしかして、トウモロコシが収穫できたらお酒とか作れちゃう?」

麗美《れいみ》さんの目の色が変わる。


「そうだね。ウイスキー、バーボンとかトウモロコシが原料のお酒があるね」

明日乃《あすの》がそう答える。未成年でお酒が飲めないのにお酒の知識がある明日乃《あすの》。意味不明だ。俺が少しドン引きすると、


「違うのよ、お母さんの読んでた本の知識。お母さんワインとか洋酒が好きだから、ワインとかウイスキーの本が家にあったの」

明日乃《あすの》が慌てて弁明する。別に明日乃《あすの》が酒好きとか言ったわけではないのに。


「ああ、明日乃《あすの》は記憶力が凄いから、そんなことだろうと思ったよ」

俺も一応フォローする。


 そんな感じでトウモロコシ畑の場所も確認でき、今日の目的地の河原に向かう。西に戻って、ここからは1時間ちょっとくらいだ。



【異世界生活 30日目 10:30】


「確かにいいところね」

麗美《れいみ》さんがそう言って周りを見渡す。


「滝の音がなんか気持ちいいわね」

真望《まも》も気に入ったようだ。


 とりあえず、今日の目的地である河原に到着する。


「麗美《れいみ》さん達はどうする? 俺と明日乃《あすの》と琉生《るう》とシロはここから小麦畑のそばの野菜が自生しているところまで行くんだけど結構遠いんだよね」

俺は今後の予定を聞く。


「そうしたら、私は、ここでバーベキューの準備でもしているわ。魚も取らないとダメなんでしょ?」

麗美《れいみ》さんがそう言い、鈴《すず》さんも魚とりをするらしい。真望《まも》はどっちでもいいという事なので、戦力的に河原に残ってもらうことにした。


「じゃあ、ちょっと野菜を取りに行ってくるね」

俺はそう言って、河原からさらに北に川を沿いに下り、前回野菜を収穫したところまで足を進める。ここから1時間ちょっとの道のりだ。


 畑に着くと琉生《るう》とシロが野菜に飛びつく。明日乃《あすの》も少し遅れて畑の中に入る。


「今日は苗とか、種、収穫にはまだ早い野菜とかも少しとって帰るよ。シロちゃんのご飯を拠点のそばでも取れるようにしたいからね」

琉生《るう》がそう言って、まだ育っていないニンジンを土ごととったり、まだ収穫時期でないナスなども根っこごと土と一緒に持ち帰ったりする。

 明日乃《あすの》は、河原のバーベキューを考えて玉ねぎやキャベツをとり、サラダ用にキュウリやレタス、そして小さいトマトを収穫している。トマトは種類によって収穫時期が違うらしく、大きなトマトはまだ青いが、プチトマトのようなトマトで赤い物が幾つかあったので、それを明日乃《あすの》が収穫していく。


「これで、肉もあったら最高なんだけどな」

俺はそう呟く。


「見える範囲でよければ探しましょうか?」

秘書子さんがそう聞いてくる。

 サメの警戒みたいにイノシシやクマを探すこともできるの? 俺は秘書子さんの特技に驚く。まあ、神様の秘書なんだし、できると言われればできるのか。


「遠くなると、大体の位置しか示せませんが、近くなら、かなり高い精度でマップに表示できます」

そう言って、秘書子さんがマップにイノシシの位置を表示してくれる。すぐそばにいるようだ。


「明日乃《あすの》、秘書子さんが近くにイノシシいるって教えてくれたから、ちょっと狩にいってくる」

俺は明日乃《あすの》にそう断り、マップの表示に向かって歩き出す。


「りゅう君、一人じゃ危ないよ」

明日乃《あすの》がそう言って俺の後をついてくる。

 まあ、さすがにイノシシ1匹なら今の俺のレベルなら怪我をすることはないだろうけどね。

 琉生《るう》とシロにも聞こえたみたいだが、2人は野菜採りに戻る。俺に任せたって事だろう。


 俺と明日乃《あすの》は畑とは逆の草原を進むと確かにイノシシがいた。結構大きい。

 草原で鼻を使って、地面を掘り、エサを探しているのだろうか?

 

「大丈夫? りゅう君? 結界魔法とか補助魔法とか使おうか?」

明日乃《あすの》が心配そうにそう聞いてくる。


「多分、大丈夫だ。明日乃《あすの》も襲われないように少し離れていて」

俺は明日乃《あすの》にそう答えると、気配を消して、イノシシに近づく。


「カサッ」

足元が草原なのでどうしても音が立ってしまう。

 そしてイノシシがこちらに気づき慌てて反転、攻撃態勢になる。


 俺も槍をイノシシに向けて、イノシシの動きを探る。ここで逃げられたら勿体ないし、全身全霊でイノシシの挙動に集中しつつ、少しずつ距離を詰める。

 イノシシも逃げることを諦めたのか、俺の相対し鼻面をこちらに向ける。来る!


 イノシシが俺に向かって突っ込んでくるので俺は冷静にイノシシの鼻面に槍を突き刺す。

 痛みでイノシシがのたうち回る。

 鼻先は骨がないし、神経が集中しているので、大抵の動物は弱点らしい。ただし、致命傷にはならないが。

 俺は冷静に暴れるイノシシの首に一突き。そのまま、地面に押し倒し、首に2撃、3撃と槍での攻撃を繰り返す。

 そして、イノシシが動かなくなる。

 

「りゅう君、すごいね。1人で倒しちゃったよ」

明日乃《あすの》が驚いた顔で寄ってくる。


「いいお土産ができたな。解体して河原に持っていこう」

俺はそう言って、変幻自在の武器をナイフに変えて、イノシシの血抜きを始める。

 そして、血抜きができたところで、毛皮と、肉に解体し、いらない部分は神様に祈って経験値に替える。

 肉は明日乃《あすの》が持ってきたバケツ型の土器に入れ、琉生《るう》とシロと合流する。


「イノシシ獲れた?」

琉生《るう》がそう聞くので俺は頷き、毛皮と肉の入った土器を見せる。


「河原で焼肉パーティができるね」

明日乃《あすの》も嬉しそうだ。


 琉生《るう》とシロも存分に野菜が採れたみたいで、最後に少し明日乃《あすの》が野菜を収穫して、河原に戻ることにする。

 


【異世界生活 30日目 13:00】

 

「秘書子さんはなんでもありね」

麗美《れいみ》さんが俺のイノシシ狩の話を聞いて呆れる。


「俺が目の届く範囲しかダメらしいけどな」

俺は麗美さんに笑い返しそう言う。


「まあ、その秘書子さんのおかげでイノシシ肉も手に入ったことだし、焼いて食べましょ?」

鈴《すず》さんがそう言って河原でバーベキューが始まる。

 なんか、みんなすでに盛り上がっているようで、みんな毛皮で作ったビキニ姿だ。

 鈴《すず》さんの健康的に焼けた褐色の肌に真っ白い毛皮のビキニ、麗美《れいみ》さんの真っ白い肌に黒い毛皮のビキニ、対照的なお姉さん二人に目のやり場が困る。

 そして、なぜか、真望《まも》だけは麻布で作った真っ白なビキニを着けている。


「なんか、真望《まも》だけズルいな」

「ええ、ズルいわね」

俺がそう言い、麗美《れいみ》さんも同意する。


「いいじゃない、役得よ役得。私が布作ってるんだし、裁縫得意だし、みんなの下着を作る前に試しに作ってみたいじゃない? 下着じゃなくて水着だけど」

真望《まも》が一所懸命弁明するが説得力はない。そして、水着と下着の差が分からない。


「そうやって、一人だけ、流司《りゅうじ》クンの目を惹きつけようとするんだから、真望《まも》ちゃんは姑息よね」

麗美《れいみ》さんが真望《まも》を冷やかすようにそう言う。


「もう! そういうんじゃないから!!」

真望《まも》が顔を真っ赤にして怒る。


「まあ、似合ってるし、いいんじゃないか?」

俺はとりあえず褒めておく。慎ましやかな胸に白いビキニがよく映えているしな。


「じゃあ、時間もないし、バーベキューの用意をするか」

俺はそう言って肉を切っていく。


「お皿用にと思って竹を切っておいたけど、竹串を作っちゃうわね」

鈴《すず》さんがそう言って肉を刺す串を作ってくれる。

 それに琉生《るう》が、俺が切った肉と明日乃《あすの》が切った玉ねぎや長ネギを刺していく。なぜか二人もビキニ姿になっている。泳ぐ時間ないよな?


「もう少ししたらナスとかピーマンも大きくなるんだけどね」

明日乃《あすの》が残念そうにそう言う。


「また、夏になったら、ここに来よう。暑くなったら川遊びももっと楽しくなるだろうしな」

俺はそう言う。


「流司《りゅうじ》は川遊びしなくていいの?」

真望《まも》が俺に聞く。


「ああ、今日はもう時間がないし、今度来た時かな? 小麦の収穫とかもあるし、今度は泊りで来ような」

俺は真望《まも》にそう答える。


「そうなるとこっちにも拠点が欲しいわね。この川の近くがいいかしらね。川魚も捕れるし」

そう言って、明日乃《あすの》が捌いた魚を串に刺して、焼いていく鈴《すず》さん。


「まあ、向こうの拠点のツリーハウス作りが終わってからだね。こっちの拠点はまだ先、小麦が穫れる6月か7月頃でいいし」

俺は鈴《すず》さんにそう答えて、あまり焦らせないようにする。


「もう、そういう事言ってるんじゃないのにね、ねえ、真望《まも》ちゃん」

麗美《れいみ》さんが残念そうな顔でそう言う。


 まあ、言いたいことはわかる。俺だけ毛皮の服着っぱなしだしな。脱ぐ理由も脱ぐタイミングも逃した感じだな。


 とりあえず、イノシシ肉と玉ねぎのバーベキュー、レタスとミニトマトとキュウリのサラダ、ニンジンやキャベツの岩盤焼き、それと川魚の塩焼きと贅沢な料理が並ぶ。

 

「塩味で物足りないかもしれないけど、みんな楽しんでね」

明日乃《あすの》がそう言い、みんなで食べ始める。飲み物は紅茶を川の水で冷やした冷たい紅茶だ。


「冷やした紅茶もいいな」

俺は冷たい紅茶に何か懐かしさを感じる。


「あと、こんなものも採れたよ」

琉生《るう》がそう言って真っ赤な果物、イチゴを竹のお皿に並べて出す。


「すごい! イチゴよ、イチゴ」

真望《まも》が興奮し、明日乃《あすの》も目が釘付けになる。

 琉生《るう》がこっそり摘んで持ってきたらしい。


「イチゴって冬のイメージがあったけどな」

俺がクリスマスケーキのイメージでそう言うと、


「イチゴは農家さんの努力で収穫時期をずらしたり、ハウス栽培をしたりして冬の果物のイメージになったけど、本来は春に採れる果物らしいよ」

明日乃《あすの》がそう教えてくれる。


「お砂糖つけていい?」

真望《まも》がそう言い、明日乃《あすの》がお砂糖を竹のお皿に出すと、みんな飛びつくようにイチゴを食べる。


「美味しいわぁ。この酸っぱさと甘さ。懐かしい味だわ」

麗美《れいみ》さんがイチゴの味にうっとりする。


「ほんと、最高よね」

真望《まも》もイチゴに夢中になる。


「イチゴ美味しいよ。流司《りゅうじ》お兄ちゃん」

琉生《るう》がそう言って俺にも勧めてくれる。

 俺も少し砂糖をつけてイチゴを味わう。うん、懐かしい味だ。

 そして、ちょっと練乳か牛乳が欲しくなった。


「イチゴジャムとか作りたいね。小麦粉が取れるころに」

明日乃《あすの》がそう言う。


「秘書子さんにイチゴがもっといっぱい採れるところを教えてもらわないとね」

琉生《るう》がそう言う。今日の場所にはジャムを作れるまではイチゴはなかったようだ。


「他の果物とかも教えてもらうといいかもしれないな。みかんとかりんごとか?」

俺がそう言い、みんなも頷く。

 とりあえず、秘書子さんにリンゴやミカンの採れる場所をマップにマークしてもらった。残念ながら収穫時期は秋以降らしいが。


 そんな感じで水着姿の女の子達で目の保養をさせてもらいながら河原のバーベキューを満喫させてもらう。鈴《すず》さんや真望《まも》の水着姿も初めて見たが、日焼けしたナイスバディの鈴《すず》さんの水着姿も少し小さめな双丘の真望《まも》の水着姿もみんな個性的で可愛かった。



【異世界生活 30日目 14:30】


「少し早いけど帰る準備をするか。陽が落ちる前に丘を越えたいし」

俺はそう言ってバーべキュー大会の終わりを告げる。


「夏にまた来たいわね。というか、このそばに拠点作る? 別荘みたいな感じで」

鈴《すず》さんが嬉しそうにそう言う。かなり楽しんでもらえたようだ。


「そうね。流司《りゅうじ》が全然川遊びできなかったし、今度は泊まれる施設作ってゆっくり楽しみましょ?」

真望《まも》がそう言って、俺を責めるようなまなざしで見つめる。

 しかたないだろ? 野菜を採ったり、イノシシを捕ったり忙しかったんだから。


 そんな感じで、みんなでバーベキューを楽しみ、たくさんのお土産を持って拠点に帰ることができた。

 途中、丘を越えて平地に出るころには夜になってしまい暗くなってきたので、明日乃《あすの》に光の魔法をお願いして拠点に帰る。


 拠点に帰ると一角《いずみ》とレオが1日中作り続けた塩が大量にできていた。


 次話に続く

 仕事が忙しく、寝落ちしました。今週もちょっと更新が滞るかもしれません。もうしわけありません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 紅茶か〜自分はお茶かコーヒー(砂糖込み)ならなんでも良いですね〜あと座る椅子ですね。そしてバーベキューいいなぁ。でもレベルがそれなりにないと、あの島では色々なんかいそうで、落ち着けないと思う…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。