第57話 ダンジョン攻略、3階のボスを攻略する
【異世界生活 28日目 15:00】
俺達は、現在ダンジョンを攻略中。
ダンジョンといっても神様が魔物狩りの練習用に作った演習場だけどな。
現在3階層のボス部屋前、ボスを倒しこの部屋を通過すると4階層への挑戦権が得られる。
「いるな」
「ああ、変なのが1体いる」
俺と一角はボス部屋を覗きながら会話する。
俺は『鑑定』のスキルを使う。
ワーラビット
レベル15
凶暴な人型をしたウサギ。武器を扱う
レベルが上がるとどんどん素早くなる。
それを模して神が作ったウッドゴーレム。
額にある赤い核を壊すと停止する。
「なんか、シロに似てるな」
一角がぼそっと漏らす。
「言うな。俺もちょっとそう思った」
俺はそう答える。
確かに、この間仲間になったばかりのシロと外見は似ている。ただし若干大きい。100センチくらいか?
そしてウッドゴーレムなので木製で、関節は球体関節だ。
「なんか、鎧着てるね」
明日乃も覗きながらそう呟く。
皮製の胸当て、篭手、脛あてを着けている。そして武器は粗悪な青銅の斧っぽいものを持っている。両手に1本ずつ、二刀流だ。
木製のウッドゴーレムが革製の鎧を着て何か意味があるのだろうかと疑問に思ったがまあ、あの神様がすることだからとスルーすることにした。
「レベル15はヤバそうね」
麗美さんがそう言う。
「2階のときと同じでいいか? 俺がボスを抑えるからみんな1対1で対峙し、倒せなかったら、麗美さんが助けに入ってどんどん倒していく感じで」
俺はそう提案する。
「まあ、補助魔法ありで1対1なら倒せるだろ?」
一角が余裕な口ぶりで言う。
「私はどうすればいい?」
明日乃が俺に聞いてくる。
「明日乃も補助魔法で1体相手してくれ。倒せなくてもいいから麗美さんが倒し終わるまでの時間稼ぎでいい。多分、結界魔法使っても、部屋が広いから距離置かれて時間稼ぎされそうだしな。あと、全体的に不利そうになったら結界魔法を張ってくれ」
俺は明日乃にそう答え、明日乃が頷く。
「予備の槍は床に置いちゃうよ? 持ったままじゃ戦えなそうだし」
明日乃がそう付け足し俺が頷く。
今までは、非戦闘員の明日乃が予備の槍を2本、計3本持って戦闘に参加していたが、今回は前線で戦うので予備の槍は放置だ。それに、鈴さんに作り直してもらった柄が太く硬い槍は結構丈夫でなかなか折れないみたいだしな。
「みんな、槍の調子が悪そうだったら今のうちに交換しておいてくれ」
俺はそう言うと、一角と麗美さんが明日乃の持っている予備の槍と持ち替える。
「ああ、それと、明日乃。明日乃の聖魔法、ステータスを上昇させる『祝福』だっけ? あれを俺にかけてくれ。ボスとレベル差があるから念のためにな」
俺は明日乃にそうお願いし、明日乃が魔法習得し、魔法を唱える。
「それじゃあ、行く?」
麗美さんがそう聞き、俺が頷き、みんな、補助魔法を唱え、ボス部屋に飛び込む。
ヤバイ、俺、速すぎた。
俺は部屋に飛込んだ時の余りの速さに焦る。自分の補助魔法と明日乃の補助魔法でステータスが1.5倍以上になっている。
思わず、一角より先行してしまう。
ただ、問題はなかったようだ。敵のボスも似たようなスピードで部屋の中央に飛び出してきて、部屋の真ん中で俺とボスのウッドゴーレム(ワーラビット)がぶつかり合う。
「くそっ、速い。しかも手数が多すぎるだろ」
俺はボスの速さと二刀流の連撃に押される。
槍の柄で、右左右左と交互にボスの青銅の斧を受ける。
これは長槍だと苦戦しそうだ。
俺が防戦一方で苦戦している中、俺の右を一角が通り過ぎ、その先を真望が通り過ぎ、左からは麗美さんと明日乃が少し遅れて通り過ぎていく。
ボスに押されっぱなしじゃないか。
俺はボスウッドゴーレムの隙を突いて、槍の柄で跳ね飛ばし、逆に、槍の柄と穂先で、左右交互にボスを責めたてる。
そして、俺に隙ができると、ボスが逆に攻めに回る。
そんな攻防を繰り返していると。
「流司クン、終わったわよ。手伝う?」
麗美さんが横から声をかけてくる。
「お願い、こいつ、手数も素早さも半端ない。麗美さん、とどめ刺しちゃって」
俺はそう答える。
「しょうがないわね」
麗美さんが俺をからかう様にそう言うと、槍を大きく振りかぶり、斜めに振り下ろす。
ボスウサギの首がきれいに空に舞う。
そして動かなくなる体の部分。
「明日乃ちゃん、とどめ刺しちゃっていいわよ」
麗美さんがそう言い、床に転がったウッドゴーレムの首、額にある赤い宝石のような核を槍で一突きし、とどめを刺す。
「経験値280かぁ。結構大きいわね」
麗美さんが明日乃のステータスを確認しながらそう言う。
さっきまで相手をしていたツノウサギ型のウッドゴーレムが経験値25だから5倍どころか11倍か。これは強いだけあって経験値も美味いな。
「いそいで、ドロップアイテム拾って次の階層いくよ。魔法が切れないうちに下の階層の1体出るエリアは一掃したい」
俺はみんなにそう声をかけ、ウサギの皮やら角やらを回収する。宝箱はお約束の粗悪な青銅の斧だった。
そして、ボスのドロップは皮のブーツだった。なぜかボスにとどめを刺した明日乃のサイズにピッタリだ。
俺達は急いで、北のエントランスに出て、階段を一つ下り、第4階層に。
そして飛び込むように4階層の入り口をくぐり、そこにいたレベル15のウッドゴーレム(ワーラビット)をさっきのように、俺が抑えて、麗美さんが首を落とすやり方で倒し、そのまま、1体ずつ、2体目、3体目を倒し、魔法が切れる。
とどめを刺した明日乃、麗美さん、俺の経験値が格段に上がる。そして、麗美さんがレベル13に、明日乃がレベル12になる。
そしてドロップアイテムは基本、粗悪な青銅の斧か皮の防具、そしていつものウサギの毛皮の三択らしい。青銅の斧2本と俺のサイズに合った皮の胸当てが手に入る。
「これからどうするの?」
麗美さんが聞く。
さすがに3階の作戦、明日乃の結界魔法で敵を逃げさせてボス部屋前に行ったとしても、レベル15のウッドゴーレム4体の連続攻撃にはすり潰されそうな気がする。
「麗美さんは行けると思う? 4階攻略?」
俺は麗美さんに意見を聞いてみる。
「うーん、ボスまで倒すのは無理かもしれないけど、ボス部屋前まで走って経験値稼ぎぐらいはギリギリ行けるんじゃないかな? ただし、全員に補助魔法プラス明日乃ちゃんの補助魔法、全員がけ?」
麗美さんがそう答える。
「補助魔法全員掛けだと、1回、お祈りポイント3000かぁ。経験値から考えると悪い手ではない気もするんだよな」
俺はそう答える。
「流司クンと私に補助魔法2重掛けでとりあえず、ウッドゴーレムを倒していって、2体出るエリアになったら一角ちゃんにも2重掛け、3体出るところになったら真望ちゃんにも2重掛けみたいに段階的にしていったらいいかも? それで、ウッドゴーレムが逃げるようなら追っかけまわしてボス部屋前で全員補助魔法2重掛けをして戦う感じかな」
麗美さんがそう言う。
「それで行ってみるか。お祈りポイントも40000以上あるし、今日は大盤振る舞いって事で」
俺はそう言い、麗美さんの作戦にのる。
「皮の防具も魅力的だしな」
一角がそう言う。
とりあえず、俺と麗美さんに補助魔法の2重掛け。素早さが1.5倍近くなる。
そして前に進むと2体出てくるエリアに入ってしまったようで、急いで一角に補助魔法をかけて3人で戦う。
俺と一角で敵を抑えて、麗美さんが横から首を落とす。そして落ちた首の核を俺、一角、麗美さんで順番にとどめを刺していく。
そして、2体の組を4組倒し、俺と一角のレベルが13になる。
とりあえず、目標は俺と一角と麗美さんがレベル15になる事。多分だが、レベル15になれば補助魔法2重掛けが1重、明日乃の補助魔法がなくても戦えるようになるような気がする。そうすれば、もう少しお祈りポイントの消費が減り、効率が良くなりそうだしな。
魔法が時間切れになりそうになったので、少し来た道を戻って休憩をする。後ろから追われることはあっても前から追われることはないようなので少し落ち着いて休憩できるようだ。
まあ、敵としたら、3体で戦えるところを、俺達を追って、わざわざ2体で戦うエリアに入る意味はないから追ってこないのだろう。
そんな感じで、交代で見張りをしながら水を飲み休憩する。多分、次は3体出てくるエリアでの戦いになると思う。
「3体出てくるエリアでもう少し戦って、俺と、一角と麗美さんがレベル14になったら帰ろう。4体出てくるエリアまで行くと真望と明日乃がちょっと対応できなくなりそうだしな。真望と明日乃が次回、レベルを上げてレベル13以上になれたら、この階の4体出るエリアを挑戦しよう」
俺はそう言って撤退を予告する。
「だったら、今から私と明日乃ちゃんがとどめを刺しまくって、レベル13になれば、4体もいけるんじゃない?」
真望がそう提案する。
それも悪くないか。
「とりあえず、3体出てきたら麗美さんと真望がペアを組んで、麗美さんはなるべく早く魔物対峙するウッドゴーレムを倒してあげて。で、真望がとどめをどんどん刺して、レベル13になったら次は明日乃がとどめを刺す感じで」
俺はそう提案し、みんなが頷く。
明日乃が自分以外に補助魔法をかけて、明日乃以外は各自補助魔法をかけて、補助魔法を2重掛けし、ダンジョンを進む。
次に現れたウッドゴーレム(ワーラビット)は予想どおり3体、さらに難易度が上がった。
予定通り、麗美さんと真望が一緒に戦い、麗美さんがいち早く真望の対峙するウッドゴーレムの首を落とし、落ちた首の核を真望が突き刺し疎止めを刺す。
次に一角が対峙していた敵の首を麗美さんが槍で落とし、真望がとどめを刺す。そして、真望のレベルが12になる。
その勢いのまま、俺の対峙していたウッドゴーレムも真望がとどめを刺す。
次の3体の組も真望が全部とどめを刺すがギリギリ経験値が足りない。
ここで、明日乃にも補助魔法2重掛けをし、明日乃にも参戦を促す。
その次の3体は1体目を真望がとどめを刺し、レベルが13に。明日乃が残り2体のとどめを刺す。明日乃もレベル13になり全員がレベル13になった。
次も3体。今度は俺と一角と麗美さんが順番にとどめを刺し、3人ともレベル14になる。
完璧な経験値コントロールだ。
ここで、10分経過、また補助魔法が切れたので全員にかけ直す。このまま、4体出てくるエリアに入る予定なので明日乃にも2重で補助魔法をかけてしまう。
ここからは、俺、一角、麗美さんがレベル15になるのをめざして、敵を倒し、全員レベル15になったら、真望をレベル15にあげ、上がったら明日乃を15に上げる。そんな流れだ。
次も3体で、その次が4体になる。全員で対峙し、麗美さんは明日乃と組み、急いで明日乃の対峙しているウッドゴーレムの首を落とし、真望の対峙するウッドゴーレムの首を落とし、一角、俺の順で麗美さんがフォローする流れだ。
とどめは麗美さんが2体、俺と一角が1体ずつだった。
「明日乃、大丈夫か?」
俺は心配になって彼女に声をかける。
「だ、大丈夫だよ。麗美さんがすぐ倒してくれるし。でも一人だったら多分無理かも」
明日乃が自信なさそうな声でそう答える。
明日乃が何とかなりそうと確認ができたので、そのままもう一組倒す。さっきと同じように、とどめは麗美さんが2体、俺と一角が1体ずつ、そして俺と麗美さんがレベル15になる。
その勢いでもう一組、1体目を明日乃にとどめを刺させ、2体目を真望が倒し、3体目は一角が倒し、一角のレベルが上がりレベル15、4体目はもう一度真望が倒し、真望もレベルが上がってレベル14になる。
「魔法がギリギリ持ちそうだ。もう一組いくぞ」
俺はそう言い、次の敵に飛び込む。
1体目を明日乃が、残り3体を真望がとどめを刺す。明日乃がレベル14になった。
「明日乃、結界魔法だ。みんなの強化魔法が切れる」
戦闘終了後、俺は慌ててそう叫ぶ。
最後の1組は、俺達が前の組を倒したと同時に飛び掛かってくる。
明日乃が慌てて結界を張り、4体のウッドゴーレム(ワーラビット)の二刀流でどんどん結界の耐久力が減っていく。
「全員補助魔法のかけ直し急げ。明日乃は自分と真望にだけ補助魔法の2重掛けを」
俺は的確に指示し明日乃がそれに従い真望に補助魔法をかける。みんなも自分に補助魔法をかける。レベル15になった3人にはさすがに1重の補助魔法で何とかなるくらいのステータスアップが得られたからな。
「りゅう君、結界壊れちゃうよ」
明日乃が泣きそうな声でそう言う。
さすがに手数の多いワーラビット型のウッドゴーレムだ。4体の同時攻撃によりわずか15秒ほどで結界がはがされそうになる。
「明日乃以外、ウッドゴーレムを足止めして。明日乃は自分の補助魔法がかけ終わったら、麗美さんと交代。そしてその後はいつもの流れで」
俺がそう叫ぶと明日乃以外の4人が結界から飛び出し、ウッドゴーレムと対峙、明日乃は急いで自分に補助魔法の二重掛けをして、結界を解除すると、麗美さんが足止めしていたウッドゴーレムを攻撃する。
「明日乃ちゃん、いい感じよ」
麗美さんがそう褒めて、そのまま、明日乃が抑えるウッドゴーレムの首をはねて、その首に明日乃がとどめを刺す。
2体目と3体目は真望がとどめを刺し、レベルが15に。最後の1体は明日乃にとどめを刺させるが、経験値が微妙に足らずレベル14止まりだった。
【異世界生活 28日目 16:00】
「さすがにボス部屋は厳しいよな」
俺達はボス部屋前に到達する。補助魔法も残っているので行けないこともない気もするが。
「覗いてみるだけ覗いてみれば?」
麗美さんがそう言うので、扉を少し開けて部屋を覗く。
ボス部屋の中には、ワーラビット型のウッドゴーレムが5体静かに立っている。
俺はその中でも少し大きい、ボスらしき個体に『鑑定』スキルを使う。
ワーラビット
レベル20
凶暴な人型をしたウサギ。武器を扱う
レベルが上がるとどんどん素早くなる。
それを模して神が作ったウッドゴーレム。
額にある赤い核を壊すと停止する。
「レベル20はヤバいわね」
麗美さんも俺の後ろから覗き、鑑定をしたようで、そう呟く。
「たぶんですが、素早さのステータスだけでも現在のリュウジ様の倍以上あると予想されます」
秘書子さんがそう教えてくれる。
「秘書子さん曰く、ボスの素早さは今の俺の倍以上だってさ。補助魔法の2重掛けをしても1.5倍、俺一人で抑えられるかも怪しいな」
俺はみんなにそう伝える。
「一番素早さが高い、りゅう君でそれだったら、他の子達じゃ手も足も出ないんじゃない?」
明日乃が心配そうにそう言う。
まあ、麗美さんは武術があるから何とかなるかもしれないけど、麗美さんでも厳しい事には変わらないだろうな。
「ボス1体と私たち5人なら何とかなるかもしれないし、結界で誤魔化しながら倒せるかもしれないけど、取り巻きもいるからね。5体相手じゃクマのようにはいかないわよ」
麗美さんがそういって諦め顔で笑う。
「お祈りポイントも今日だけで15000ポイント以上使っちゃったし、とりあえず、もう少しレベルを上げてからボスに挑もう。とりあえず、目標の3階攻略して4階に入る権利は手に入れたしな」
俺はそう言って、撤退を促す。
「それじゃあ、明日から流司をスパルタしてレベル20にするか? そうすればボスを抑えられるようになるぞ」
一角が本気か冗談か分からないような事を言う。
俺としては御免だが、一理あるような気もして冗談とも言い切れない感じだ。
「まあ、お祈りポイントも30000くらい使うつもりでいたし、それが半分で済んだ上に、4階層もここまでこられたのなら上出来よね。また明日頑張りましょ?」
麗美さんがそう言い、みんなも頷く。
「というか、もしかして、明日も私がダンジョン入るの?」
真望がそう言って少し嫌な顔をする。
「いや、一角もレベルが上がったし、補助魔法の癖も理解したみたいだし、明日やる事があるなら琉生や鈴さんに代わってもらってもいいけどな」
俺はそう言う。まあ、琉生や鈴さんに変わるなら1階と2階と3階でスパルタしてから4階って感じだろうけどな。
「じゃあ、私は麻糸作りや麻布作りするわ。ウサギの毛皮をパッチワークして寝るとき用の毛布作りたいし、麻布作って下着もつくりたいしね」
真望がそう言う。
確かに真望の裁縫の仕事も大事だしな。ちょっと寝るとき用の毛布は魅力的な響きがあった。
そんな感じで、今日は4階ボスの攻略を諦め、撤退、拠点に帰ることにした。
本日のドロップアイテム
ウサギの毛皮 たくさん(持てない分はエントランスに放置)
ウサギの青銅の爪 たくさん(同上)
ウサギの青銅の角 16本(同上)
粗悪な青銅の斧 22本(同上)
皮の靴 4
皮の胸当て 3
皮のグローブ 4
皮の帽子 3
皮の防具シリーズ、特に皮の靴は日常でも使えて重宝しそうなドロップアイテムだ。
ワーラビットのサイズではなく倒した人のサイズというのもありがたい。ただ、そのシステムだと、皮の胸当てあたりが色々トラブルを起こしそうで心配にはなった。
そして、ウッドゴーレムは頭に何もかぶっていないのに皮の帽子がドロップ。意味不明だし、ウッドゴーレムがつけていた防具とドロップする防具のデザインも微妙に違うのも謎だ。
ちなみに、秘書子さんの話では、ドロップアイテムは、ダンジョン内ではもちろん、エントランスに放置しておくと毎朝6時のウッドゴーレムの再配置と同時に無くなってしまうらしい。
とりあえず、竹林に倉庫代わりの家を作って急ぎ必要でない物はそこに一時保管することにした。
明日乃が水浴びをしたがったので、交代でその倉庫で作ったり、ドロップアイテムをそこに移動させたりしながら交代で水浴びをし、暗くなるギリギリで拠点に着くのだった。
次話に続く。
寝落ちしました。更新遅れてすみません。




