帰還
今のところ予定通り進んでます。
爆音とともに、降り立ちました。微生物居なかったら、ぶっちゃけ死んでもおかしくなかった気はする。絶対今のタイダリザみたいな状態になってたのは確実だし。
タイダリザの体に肉としてついた微生物達がグロテスクな感じでウニュルと蠢きながらもとの位置に戻っていく。
うわぁ……。なんていうか生命を冒涜してる感じがするね。俺が言えた義理じゃないか。まぁ、それはさておきだ。ここはどこだろうか。見た感じ森かな。しかし、足元には綺麗な白骨死体があった。もしかして。
感染させると、スケルトンが立ち上がる。そして骨を少し削らせてもらって、微生物に食べさせる。
すると、うねりを上げながら、体が形作られていく。その姿は完全にあの日消火に行ったおっちゃんだった。
(……ぅあー)
うーん……。理由はわからんがただのゾンビみたいだな。なんかフラフラ徘徊してるし。すると、森の中で地面をあさり出した。しばらくすると、仲間の白骨死体を集めてきた。粉々になってるやつもあったけど、そっちは直せないだろうな、と思って復活をかけたら案の定流石に駄目だった。
十人程復活出来たが、その中には父さんの姿はなかった。まぁ、あのバラバラの中の一人だったのかもしれない。
安らかに眠って欲しい。復讐は俺たちが果たす。近くの枝をパキッとおり、そこにさす。そして祈りを捧げた。木洩れ日が指す中、自分の心に一つの区切りがついたのを感じた。
村人達を頼りに俺は村へと向かった。
一度焼かれたからか、あまり太い木や、倒木などは無く、冷静に見ると森というよりは雑木林といった感じだな。誰かが植林したのか、全く記憶とは違う道のりで驚いたぞ。
村人達が突然しゃがみ込み、地面をあさり始めた。すると、土の中から先程見つけた村人よりも華奢な骨格の骨を見つけた。なにか不思議な感覚に襲われる。
ところどころひしゃげてはいるが、なんとかなる。いや、なんとかしてみせる。
紫の光を放つ。治らなかったが、かけ続けるとなんとか立ち上がった。長く使いすぎてスキルがクールタイムに入ったよ。クールタイムってのはスキルの仕様制限の事ね。
感染は一週間もクールタイムがあるらしい。じゃあ前構想したスキルが取れたとしても無限に土で兵を作るのは無理かな。もっとクールタイムがかかるだろうし。
そんな事を考えていると、その骨が立ち上がる。ひしゃげた部分は治らなかったが、女性らしき骨格……いや。これは、母さんだ。
やっぱり助からなかったんだ。
帰ってきたよ。と、その骨を抱きしめるが、その骨は不思議そうな顔をしている気がした。しかし、優しく抱きしめてくれた。その骨は少し濡れていた。
そして皆の前で母さんの全裸を晒すわけには行かないので、微生物に革鎧を食べさせる。え、村人はって? 半裸で町歩いてるおっちゃんも多かったしいいでしょ。
後、そこまで頭が回らなかったってのはある。感動と共に微妙な気持ちになったのは内緒だ。
(中々抜けてるところあるよね〜)
うるせぇやい。まぁ、それは置いといて。取り敢えず先に進む。
家の土台と井戸があることでなんとかそこに町があったのではないかといった感じの草原があった。そこに一つの小屋があった。はて、あんな小屋はなかったが。
ノックしてみる。するとドアが少し開く。少し開いただけだと言うのに酷い腐乱臭がする、突然ゾンビが襲いかかってきた。
が、なんか止まった。さッきの野生的な感じとは違い入るようにジェスチャーで示す。流石に全員が入れる広さではないので、俺一人で入るとするか。
そこにいたのは三体のゾンビと、一体の腐神官。最初は驚いてわからなかったが、こいつら村人だ。殺された後、無念で蘇ったのだろう。
ゾンビは一般的ななり方としては無念、怨念がつもり死後腐っても動くタイプと、俺みたいに抵抗出来ない状態になって感染するタイプ、後スキルで作るタイプがある。これは魔物図鑑で知った知識だ。
そんな事を考えているうちに神官がサラサラっと紙に文字を書き記し、こちらに椅子に座った状態で渡してくる。
仲間になりたいからしてくれないか。我々は王国軍を許さない。と書いてあった。
よし、復讐の同士に入れよう!!
今日は取り敢えず再開を祝してパーティー……。したいところだが、ここには何もない。なので、ちょっと近くの町でかっぱらってきますか。
ブックマーク、評価ありがとうございます。




