やっと思いが通じた(波月×春風)
この回で完結です
――ひっく…――グスンッ…
(泣きてぇのは、こっち方だっつうの)
春風を泣き止むまで抱き締め頭を撫でてやった
(頭フワフワだな…背も見ない内に伸びたせいか、なんか大人っぽくなってるし)
「波月ごめん…急に居なくなったりして」
「全くだぜ
まるで情報が集まらなかったから
3年も掛かっちまった…」
俺は彼女にこの3年間何をしていたか話した
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目を覚ました後
俺は春風に礼を言いたくて
虎に居場所を聞きに行ったんだ
そしたら
「お前が目を覚ます少し前
風はこの町から出ていった
どこにいるかは聞いてない」
「春風はどうして出て行ったかという理由は
知らないのか?」
「風とお前のすむ世界は違う
きっとお前に迷惑をかけたく無かったんだろう
お前の親父がこの仕事をほとんどしなくなったのもお前が生まれると分かったからだ
分かってやれ」
(すむ世界が違う?ふざけるな!)
「分かるわけねぇよ!
俺のハート盗みやがった奴には
責任取って俺の彼女なって貰う
そのために意地でも探してやる!」
――くっ…くっハッハッ!
「おもしろい奴だ!
よし!ヒントやる!
そのまま表で探しても風は見つからない
風は隠れ上手だからな
風はまだ裏家業をやっている
1年ほど試験があるがやるか?」
そう言って虎は右手を差し出した
(裏の世界か…
進んでやる春風に会うために)
差し出された右手に握手をしてこう言った
「その話乗らせて貰う」
それから1年かけて試験を合格させ
俺は組織のなかで春風を探した
だが入ってきた情報は
――春風が組織から足を洗ったこと
そして行方は不明
さすがに心が折れそうになった
それからさらに1年半たってから
間違いの無い唯一の情報が入ってきた
――春風は日本に居ない
その情報を聞いた時
「親は二人とも海外なんで
この家は私1人しか住んでいません」
春風と会話の中でこんな話をしていたことを
俺は思い出した
(春風は海外の母親か父親の所に居るかもしれない)
「そうと分かれば善はいそげだな
虎の口を引き裂いてでも春風の両親の居場所を言わせてやる(コキッ…コキッ…)」
さすがは裏業者だけあって虎は、なかなか口を割ってくれず
3ヶ月掛かった
更に引退願いを許可されるまで1ヵ月
さらに飛行機でニューヨークに着いた後すぐに
スリにあって無一文で情報探しを始めなきゃならなくなってバイトをしてて更に1ヵ月
そんなこんなでやっと春風らしい人の噂を聞いて
サプライズの為に窓から侵入そして今に至る
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「大変だったんですね」
「確かに大変だった…
でもお前の顔見たら疲れが吹っ飛んだ
でもだからと言って許すわけにはいかない
この苦労の責任取る為に俺の彼女になってくれ
男以上に働いてお前を支えて見せるから
頼む…風花…」
春風は泣きながら
「このタイミングで名前で呼ぶとか卑怯ですよ
反則ですよ
嬉しすぎて涙が止まらないじゃないてすか…
(もう…彼女になるに決まってますよ…)
愛してます!もう離れません!離しません!
こらこそよろしくお願いします!」
「ありがとう嬉しいぜ…(T_T)」
春風と波月はしばらく見つめ合い
お互いに顔を少しずつ近づけ
――口付けを交わした
END
番外編をそのうち
きまぐれに書こうと思います




