ゲンコツ痛い(春風)、名前で呼べたらいいな(波月)
――オロオロ…オロオロ…
(ふふっ(^^)可愛いです
ウブと言うかなんというか…
さて…)
「とりあえず行きますか」
いまだに吉川さんはオロオロしながら…
「どっ…どこにだ…」
(やっぱり可愛い♪
からかってみようか)
私は吉川さんをお姫様だっこして
さっき使った脱出通路に入り
吉川さんをおろした
そして唇にキスをしてみた
またオロオロしている吉川さんに
「赤くなって可愛いですよ
――波月」
う~ん…恥ずかしいですね…
顔があついです…火が出そう…
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「おっお前…いきなり何すんだ!!」
いきなり抱き締められるわ…
お姫様だっこされるわ…
きっキスとか…さっさりげなくなっ名前まで…
ドキドキしちまったじゃねぇか…
てか…
「さっきから何なんだよ」
すると
「いや~_(^^;)ゞ緊急事態ですけど
むしょうに、からかいたくなったと言うか…
まあそれもあるけど、お互い外を歩く格好じゃないし着替えた方が良いんじゃないかな~て(汗)」
「あ~そうだな…」
確かにそうだった
俺の服は部屋着に近いし
春風の服も部屋着にエプロンだし…
「脱出通路から出るとこも
また入る時も人の気配は無かったですし
安心して下さい
それよりも、さっと着替えましょう」
そう言って春風は持ってきていた
リュックサックから服を取りだし俺に渡した
「ありがと」
お礼を言ってから
俺は春風からもらった服を春風から背を向けて
着替えていると、春風が
「あれ?今日は肌を見せてくれないんですか?」
――ゴテッ
俺はあいつにげんこつを食らわせた
春風に100のダメージ
「痛いです…」
「そんなことを聞くお前が悪い!
てか思い出させるな!
それより何で下着まで変えたんだよ!」
春風は胸を張ってこう言った
「勿論匂いをかぐためです」
――ゴテッ
もう一発殴った
再び100のダメージが春風を襲った
「…嘘です、親切に洗おうと…」
紛らわしい問答無用
もう一発殴ろうとしたら
片手で受け止められた
しかもこれがビックリ
びくともしない
春風はバックの中から拳銃を取り出した
俺は焦って
「まっ待てそっそんなに痛かったのか?
すまなかった。
俺が悪かった、だからそれを片付けろ」
いきなり春風は俺の口を手でふさいだ
しばらくすると手を離し
「ふぅ~( -。-) =3
すみませんどうやら気のせいの用でした…」
この言葉から春風は俺に銃を向けるつもりでは無かったと分かり
背を向け途中だった着替えをしながら理由を聞いた
「ビックリしたぜまったく…いったいどうした?」
春風も着替えながら
「足音が聞こえたんです
と言っても20メートルも先でしたが…
拳銃も念のため取り出したんです」
「そうか」
しばらくして春風より早めに着替えが終わったので、しばらく考え事をしていた…
(俺…これからどうなるんだろ…
春風は「あいつらを潰します」って言ってくれたが、勝算はあんのかな?
潰せたとしても会社からは解雇されてるから
まず仕事探しからだな、それから…出来ることなら春風と暮らしたいな…
あのスキンシップは困るが嫌じゃない
まだ受け入れられないとはいえ
自覚のある今はあれに心地よさを感じてる
二人とも助かったらいいな)
まだ直接言えそうもないが…好きだぜ
――春花




