表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『剣と魔法と光線銃って!?』  作者: Ark-Royal(Aircraft carrier)
『入り乱れる天空人達の追憶』
17/35

『静寂に咲くあの花のように』――その5――



はい、既に外伝ならぬ話が月刊少年カオスにて連載始め。


本来の本編も久々に行きます。



てな訳で、いよいよシルビアと康介での小さな冒険劇での今回の章は…ゆっくりではあるが最終回に向かい加速して行きます。



殺伐としたここノーザンクロスでの街で、再び康介達は…とある人物と再会。

はたして?



そんな訳でっ!


マイ「始まり始まり?ってむ?…」



康介「つーかあんた誰?」

 




 数万隻の艦隊がお互い交差しては、美しい命の華々を咲かせ散って行く。

 ダライバル星間国家連合と。対するようにアンゲロイ連邦。人類と呼ばれる種族はお互い世界を2つに引き裂き同種族同士で殺しあう。


 大自然と言う名の壮大な物語が造り出す世界――未だ数億年と言う時を刻み拡張し続ける漆黒の世界。その一瞬に過ぎない限られた世界の中を"人類と言う"一握りの生き物は様々なドラマをこの世界に刻む…

 ほんの小さな一瞬の欠片に自分達が居たという潜在を確かめるように――

 






    ▲▽




「こりゃスゲェ! 根元のつかを残し高熱で綺麗に切断されたみてぇぇだ」



「おおい、見ろよ。ここも、そしてこいつまでも」



 数分前の静けさはまるで嘘のように、無人だった街に一人。また一人と何処から沸いて来たのか。

 殺伐としていた街。ノーザンクロスに再び人々の姿が現れては賑わいを見せ始める。



 武装した輩の集団が去ったからなのか――康介は、時おり吹き抜ける砂埃を気にしながらもそんな人々を横目に隣側を平行して歩くシルビアと共に辺りを伺う。



「一体なんだよ。皆して何処かに旅行中だった? な訳きゃないか…」



「もぅ! そんな冗談っ!ふふ……でもみんな康介に救われたという事実は間違いないと思う」



 何時もの無表情…はたまた感情的じゃない彼女の珍しい笑顔に慣れていないのか。銀色の髪からほのかに鼻を擽る香水の香りから逃げるように視線を泳がせる康介。



「へ? いや…ま、それもシルビアさまの転移魔法とやらのお陰でもあるんだがな……にしても」



 慌てるように泳がせる視線の先々から気になる素振りの人々の様子を拾っては眉をにごますのだが。



 視線の先。グレーの布切れらしき物を纏う数名の人物は、康介が数分前に蹴散らした輩が捨てて行った置物を拾っては、

両肩から背負う大きなリュックにしまい込む様が見える。



 既に武装した集団は、康介が放った光線銃に獲物や武器等を破壊され、退却。 その一部始終を眺めていた人々は、既に安全だと判断したのか、半壊したビルの影から。

 はたまた錆付いた車両の中から。

 次々と顔だけを出し、外の様子を伺っては勢い良く飛び出す。



「康介。でもあの武装した集団……あれで終わりだとは思わない。きっと、何か嫌な予感が」



「そっか、さっきの連中…いっその事スピットファイアの火力で奴等の捻ろ事吹き飛ばしてやろうか」



「ダメ! その行いは…」



「うわたっ!シルビアっ、 冗談っマジ冗談だってば。つーか、んな脅かした猫みたいに睨むなよ。それよか早く宿屋を見付けて明日の早朝には出発?」



「おい若造…」



「へっ?」



 いつの間にか知らない内に康介はシルビアとの距離が縮まっている事を自覚しているのか、彼が投げ掛ける冗談に突っ込みを入れるように掴んだ手を強くつねる。そして頬を可愛らしく膨らませては彼の反応を伺う。

 そんな事をしている内に突然自分達の背後から。独自の赤茶けたローブを纏う一人の老人の声に反応する康介。

 赤い髪を揺らす愛想の悪い外見の割りには、その外見に似合わない円満の笑みを浮かべる謎の人物。



 どんな目的で仕様されるのか、謎の深紅のクリスタルらしき物が振り向きざまの康介の視界に入る。



「おわぁっ!? って?じ、爺さん。あの…その妙な宝石を突き付けてなんすか?」


「違う。これ、3、4…8フェリカも。無理です。受け取れません」



「あの…し、シルビアさん? 受け取れないっつーのは分かるんすが。既に両手にかかえ」



 一体全体何が起こったのか、康介がシルビアに向かい一言問い掛けた瞬間。まばゆい閃光を見たと思ったら豪快に螺旋を描きながら間抜けにも天高く突き上げられた康介の姿が。



 同時に顔を赤らめながら両手に持つクリスタルを老人に再び突き付け。

 何事もなかったような仕草でにっこりとした可愛らしい笑顔を老人に見せる。




 当然…引くついた表情で愛想笑いを浮かべる老人と…略同時に向かい合う彼女の遥か背後で豪快に積んである小麦粉の袋事康介が悲惨なことになるのはいうまでもないのだが?




    ▽▲




「そうですか。娘さんがあの先程前に会ったジェイくんの知り合いだったなんて」



「さよう、あのジェイくんもワシの娘。ルーザも元は幼なじみじゃった」



 こじんまりとした小さな小屋の一室。何処かしら生活感が匂う狭いキッチン脇から程よく伸ばした赤髪を揺らす一人の少女は、小さなリビングに設置されたテーブルを挟んで腰を降ろす来客達の姿を眺める。



 キッチンに設置してあるヤカンから沸騰したお湯を用意したインスタント紅茶に注いでは、目の前に腰を降ろす来客達に持って行く用意をする。



「はぁ…ったく、"あいつ"本気で魔法かけやがって俺が何かしたのかよ冷てっ」


「こらっ、じっとしていて下さいよ。背中のシップがズレますって。でもあのメルゥーラの魔術師と、失礼ですが宇宙人さん?」



「おい、ジェイくんとやら。だから宇宙人だけはやめてくれないか? それに俺の名は」



「分かってますよっ。はい、この最後のシップで終わりです」



「って?冷てぇ! てめ、わざとだな?」




 バシリと気持ちの良い音と、何かしら騒ぎ始めた輩二人の会話が賑やかにリビング脇の洗面所付近から聞こえる。



 その意味ありな2人の青年の会話を聞こえたのか聞こえないのか。

 ルーザと名乗る少女はクスリと自然と笑みを溢しながら。

 今現在両手に持つ紅茶を来客であるシルビアと、自分の祖父が腰を降ろすテーブルにカチャリと置く。



「メルゥーラの魔術師の方々。これはワシ等のほんの気持ちですじゃ、じゃから」



「ダメ! その行いはメルゥーラの教えに反する行い。…それに」



「はぁ…ったくさぁ。そこまで仰るならいぜ、話だけでも聞いてやるよ――」



「康介っ!」



 一体何の会話を二人してしているのか、康介は。必死に訴えようとする老人の話に乗る事を決める。

 当然つい昨夜知り合いになったジェイと名乗る青年も祖父の背後に佇むルーザの表情を眺めては、祖父の為に一肌脱ぐことを心に誓うのだ。



「実は、あなた方メルゥーラの魔法で救って頂きたい人物が居るのじゃ――」



 パチリ…と狭い壁越しに設置された蝋燭の炎が弾ける。その静寂を打ち消すように、一人の老人は用意された紅茶を一くち口に含む。



 右手に持つ紅茶カップを再びテーブルに置き、ゆっくりとした口調で話し始める。――救って頂きたい人物が居ると。




     ▲▽




「全機関自動チェック終了――オールグリーンってか、おお〜い。ジェイ。もしも〜し」



 康介は自身が腰を降ろす操縦席で真後ろに座る人物に機体内部音声のバンドを開く。

 ジェイはパイロット用のメットごしから聞こえて来る康介の声にピクリと反応はするも。

 目の前にズラリと並び、暗闇を照らすように様々な輝きを観せるコンソールやその他の機器類をじっと眺めながら微動だに動かないのだ。



「ま、珍しいのは分からない事もないんだけどな。さて、ターボジェットの回転数は…3000――5000――15000。いい感じだ。おいっジェイ。聞こえていたらでいいが今から離陸後……右翼に60度バンク……その後に来る加速Gに注意しろよ」



 右手を首もとに設置してある機内通信機器から一通りの説明を促す康介は…

 意外な事に。同じく彼と共に搭乗するジェイを後部座席に載せ、予想外の依頼(ミッション)に赴く。



 夜明け前にやる事を早く片付け、その後に待っている本来の目的。この時期の早朝に咲くと唄われるある薬草を無事確保し、スコーンに待っている小さな命を救う事は出来るのだろうか?



 更に無理矢理だが

次回へ続くっ!



はい!さて、この話の後。7月に記載される月刊少年カオスにて、外伝(ボクと創り物の世界――)


マイ「此方もよろしくです」ペコリ…



康介「マジで誰っ!?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ