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先生、私は何のためにここに来たんでしたっけ?

完結です。

日課になった今日の朝食はお手製のオニオンドレッシングのサラダにオムレツカリカリベーコンに焼きたてのベーグル、オニオンスープは自信作で蕩けるチーズは好みで入れられるように別皿に置いておいた。

先生はそれらを幸せそうに頬張りモキュモキュ食べる姿が可愛い。


「先生。」

「何らい?」


口一杯にしながら話をするのはお行儀が悪い。


「………私は何のためにここに来たんでしたっけ?」

「勿論俺の嫁になるためだよ。」


当然と言った感じの返しをすると先生は朝食を再開する。


「………じゃあ、そう言う方向で………」

「へ?」

「お嫁に……もらってくれるんでしょ?」

「!」


先生はホークに刺しているオムレツをホークごとカチャンと落として私を見た。


「え!い、良いの?」

「駄目なんですか?先生が嫌なら諦めて弟子でも良いですけど?」

「駄目なわけ無いよね!………………」


先生は私の横に来ると私を抱えあげた。


「ベッドに行こう。」


私は呆れた顔をすると言った。


「鼻血出さないで下さいね。」

「治癒魔法かけながらヤルから大丈夫。」

「魔力の無駄使い。」

「失敗できないからこその魔法だ。今日は仕事なんてしてらんない。1日中道君を愛したい。」


私はクスクス笑うと先生の唇に自分のを重ねた。


「良いですよ。1日中愛して下さい。」


私の台詞に先生は鼻血をふいた。


「鼻血。」

「前に言わなかったっけ?詠唱しないと魔法使えないんだけど………」

「………今日のイチャイチャ終~了‼」

「えぇー!」


私は先生の腕の中からかもがいて逃げるとさっきと同じように朝食を食べ直しはじめた。


「道君‼」

「早く鼻血止めて下さい。」     

「もう、泣く、泣いてやる~‼」


私達の関係があとどれくらいで進展するのか解らないけど私は膝を抱えながら床で泣きじゃくる先生を見て微笑むのだった。  

今まで読んで下さった方々!ありがとうございます‼

これにて完結です!

今までありがとうございました‼

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