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最終章:黒幕、閉幕、そして次幕へ

 あの悲惨な事件から、一月程経った今日。

 私達はまた、旅路に戻っていた。

 さすがは絶大な魔力を誇る竜族。復興するのが早い早い。そもそも、「家」の概念が無いので、建物だってそれ程必要にならないと言うのが大きいようだ。

 ある程度、町の作りなどの外観面を手伝ったとは言え、私やダルなど殆ど出る幕は無かったし。魔力面、力仕事面なんて、私らがいてもしょうがない。

 等と思いながら、私は今回の報酬である魔封石を手の中で弄ぶ。

 結局、私をこんな体に変えた奴の名を知っていたであろう存在は、あの騒ぎで死んでしまったみたいだし……何て言うか、骨折り損?

 そんな事を考え、深く溜息を吐く私の隣では、ダルが物欲しそうな目でこっち…と言うか、手の中にある魔封石を見ているし、ラギスも、「まだ、僕は世界を知りませんから」とか言ってこの旅についてきている。自分の国を放っといて良いのかと旅に出る前に聞いたら、彼がくっついてくるのは現・竜王の命令なのだそうだ。

 そんでもって……紅玉の魔王の分身であるディールも、「面白そうだから」と言うただそれだけの理由で私達の旅にくっついてきている。

「それにしても…何でこう、悪魔絡みの話が私の所に舞い込んでくるのやら。」

 ずきずきと痛むこめかみを押さえつつ、答えの出そうに無い問いを口に出す。

 本気で迷惑この上ないんですが。お陰で、余計に「銀髪の悪魔」の異名が轟いているじゃない。主に「悪魔を呼ぶ存在」として。

 冗談じゃない、こっちだって迷惑しているのだ。人をトラブルメーカーの様に言わないで欲しい。むしろ巻き込まれているのはこっちだっつーのに。

「俺が思うに、ルフィ姐さんは体質的に、魔王に好かれ易いんじゃないか?」

「……私を好いているのは、あんただけよ、ディール。」

 どうやら私の呟きを聞き止めていたらしい。前を歩いていたディールが、ひょいと私の顔を覗き込みながらそう言った。

 と言うかね、何、「魔王に好かれ易い」って。それはそれで厄介なんですけれど。

 とか思っている私を他所に、ディールはきょとんとした表情になり……

「ひょっとして……ルフィ姐さん、自分を『変えた』相手を知らなかったりする?」

「知らないから、知りたいと思って旅をしているんです。」

 しかし、まさかこの物言い…ひょっとして、ディールは私を変えた存在を知っている!?

「あ、でも、憶測だから何とも言えない。言えないけど……少なくとも俺、つまり『紅玉の魔王』でない事だけは確かだから。」

 私が問い詰めるよりも先に、ディールは先手を打つように両手を挙げて言葉を返す。

 物言いから察するに、見当は付いているのだろう。見当は付いているが、断定は出来ないと言う事か。せめてヒントだけでも欲しい所だが…どうやら、それ以上私に関して何かを言うつもりは無いらしい。

「それにしても……結構面白い面子だよな、これ。不死者2人に竜王殿に魔王!」

「……僕はまだ竜王じゃないんだが?」

「何言ってんだよ。俺から見れば、次期竜王も現竜王も変わらねーって。」

「これで神がいたら、ある意味最強だな。」

「…ダル兄さん、それ、マジで洒落になんない……」

「最強と言うか、最凶ですよ。」

 呑気に笑って言うダルに、ディールとラギスが冷や汗流しつつ言葉を返す。

 どうにもこの2人、先日の共同戦線の一件以来、ほんの僅かながら仲良くなっている様だ。基本的には仲が悪いのだが、それは属する物が真逆だというだけで、同じ種類の生き物だったら、双子かと思える程に、考え方が似ている…と思う。

 そんな事を2人に言おうものなら、全力で否定されるだろうが。

 苦笑を浮かべながら思ったその時。自分達に注がれる視線に気付き、私はすっと足を止める。

 ……ようやくお出ましか。

「ルフィ様?」

「どうした?」

 唐突に足を止めた私を不審に思ったのか、ラギスとダルが不思議そうに問う。唯一ディールだけは、私と同じ物に気付いているらしく、その口元に楽しげな笑みを浮かべていた。

「……まだ何か、用事?……古竜族の長老さん?」

 視線の元に向き直り、私は呆れた風な声でそう呼びかける。

 そこに立っていたのは、古竜族の数少ない生き残り。そして私に報酬として、魔封石を渡した存在。ただし……その相貌は以前会った時よりも痩せこけている。枯れ木のよう、と言っても良いかも知れない。

 それなのに、瞳はギラギラと輝いている。……竜族ではありえない、血色に。

 その意味に気付いたのか、ラギスがぎょっとしたように目を見開き……そして、悲しそうに首を振った。

 恐らく、気付いたのだろう。目の前に立つ竜こそが、今回の黒幕である事に。

「不死の研究は失敗だったんでしょう?契約したデビルも失ったのに、まだやる気ですか?」

「貴様の…貴様ら存在は、儂にとって必要なのだ。完全な不死、完璧な生命!儂の望む永遠を、貴様らは持っている!!」

 ………おかしいとは思っていた。

 今回、竜の首に化けてたデビルは、「不死の研究成果の確認のために、この街を焼いた」と言っていた。けど、最初に案内されたダークドラゴンや、ラギスみたいな若い連中ならともかく、無駄に長生きして魔力に長けた存在である古竜族が、あの程度のデビルの呪いを、ほいほいと受けたとは思えない。

 と言う事は、デビルを手引きした奴がいるだろう。では、それが出来るのは誰か?

 デビルを従えてるのだから、無論それは召喚士。しかも、被害に遭った連中と顔が利く存在。そうなると、生き残った古竜族が最も疑わしいのだが…それではまだ、決定打に欠ける。

 だから、今まで私は手を出せなかった。

 街の復興もあったし、何より「生き残った古竜族」は彼1人ではなかったからだ。

「やっぱり、あなたが……」

 悲しそうに言葉を放ったのは……ラギス。

 やっぱりって事は、ラギスはひょっとして、このじーさんを疑ってたって事!?

 驚いたように見やる私とダル。感心したように軽く目を見開くディール。そして特に何の感慨も抱いていないらしい古竜。

 それらの視線を受けて、それでもラギスは静かに言葉を綴る。既に魔と化した、先達に向かって。

「魔力に関しては竜族の中でも随一と謳われる古竜族であるあなたが、あんな大きなサイズの魔封石を持っている事自体、おかしいんです。…僕達が、真逆の性質を持つデビルを召喚しようとすると、相当な魔力を消費するので、よもやと思っていたんですが……」

「……不死の研究は、竜族にとっては穢れじゃなかったのか?」

 シャンと錫杖を構え、ダルがきつく相手を睨みながら問いかける。

 彼も、この街に来た際、私程では無いにしろ、散々彼から「穢れた物」と言う扱いを受けている。だからこそ、そんな言葉も出たのだろう。

 正直、それは私も言いたいところではあるのだが。

 しかし相手は、余裕気に笑うと……ニィ、と口の端を歪める。

 その笑い方は…決して竜族の持つ、不敵な印象を持たせる物などではなく……悪意と邪気に裏打ちされた、気味の悪い物だった。

 思わずすらりと剣を抜き、こちらも構えてしまう。

 恐らく、すでに彼は「竜族」である事を辞めている。聖なる生き物ではなく、魔に属する存在に変わってしまったのだ。その証拠に…彼の醸しだす空気は、重く、澱んでいる。

「儂とて、若い頃はそう思っていた。だが…この年になると、死が怖いのだよ!」

「…不死者の私に言わせれば、『死なない』事の方がよっぽど怖いけどね。」

「それは死なぬ者の論理!貴様らのその体を調べ、私はこの老いて朽ちて行くだけの体から脱却するのだ!」

 吠えるように言うと同時に、相手はその姿を竜本来の姿に戻す。

 ただ、私の知る古竜族と異なり、悪魔と同じ血色の目に金の瞳。翼は奇妙な形に捩れていた。紺色の鱗の隙間からは、びっしりと黄色い毛が生えている。

 それは、いつか見た……黄犬と同じ毛色。

「どっぷりと黄玉のヤローの力に染まっちまってる。ありゃあ、半デビル化してるな。どーするラギス?あそこまで行くと、流石に俺でも救えないぞ?」

「…あの方は、既に同族殺しに加担した罪を犯している。裁かなきゃ、いけない。」

 王として。

 小さく呟かれたその声は、果たして何人に届いただろう。ラギスは表情を消し、人の姿のまま、掌に光の球を生み出した。

 恐らくは、竜の息吹の人型版。と言う事は、見た目以上の攻撃力…と思った方が良いだろう。まあ、「掌」って時点で「息吹」と呼んで良いのかは疑問だけど。

『生きていたいと願う事の、何が罪か!私はただ、実験をしただけだ!』

「あんなのは、実験じゃないわ。」

「ただの虐殺です!」

 私の言葉を継ぐようにしてラギスは言うと、その手に生んだ光球を相手めがけて投げ飛ばす。

 同時に私も相手の背後に回りこみ、首筋めがけて剣を振り下ろすが……

『おおおおおおっ!』

「!?」

 咆哮と共に、剣が見えない何か…光の壁の様な物によって弾かれる。ラギスの放った攻撃も、同じタイミングで生まれた闇によって消されてしまった。

 嘘ぉ!それぞれ別の方法で弾いた…!?

「二種の防御魔法を、同時に高速詠唱、発動だと!?」

「な……そんな馬鹿な!?」

 ディールとラギスの声が重なる。

 私には咆哮としか聞こえなかった声は、2人にとっては違うように聞こえていたらしい。魔王の驚愕って、結構レア物かも知れない。

 いやいやいや、呑気にそんな事考えてる場合じゃなくてね!

 自身にツッコミ入れつつ、私は慌てて2撃目を加える。だが、それもすぐに咆哮と同時に発動したらしい魔法によって弾かれてしまう。

 ちぃっ、厄介な。

 思いつつも、私は一旦相手との距離をとり、もう1度剣を構えなおす。そんな私の後ろに、いつの間にかダルが立っている。

 こいつ、今まで何もしないと思ったら、私の後ろで隠れてたのか。

 そう思う私に対し、彼はこそっと耳打ちをした。

「ルフィ、もう1回頼む。」

「今まで働かなかった分、何か算段あるんでしょうね?」

「算段と言うか…確認したい事がある。」

 成程、もう1度だけ、データを取りたいって事ね。

「『雷』の後に、攻撃を仕掛けてくれ。」

「りょーかい。信じたわよ。」

 短く答えたと同時に、ダルの声が響く。

「邪滅迅雷!」

 ドン、と白い雷が相手の周囲を囲むようにして落ちるが、それは三度目の咆哮によって生まれた闇に掻き消される。

 だが、その事は折込済み。雷の合間を縫うようにして、私は一息に相手に駆け寄り、再び剣先を突き出す。

 呪文を発動させた直後なら、多少の隙が出来て攻撃が通るはず!あくまで理論上は!

 しかし…どうやら私の考えは甘かったらしい。「高速詠唱」は伊達ではなかった。軽く相手は一声鳴くと、突き出した剣はまたしても光の壁に遮られる。

 っだぁぁぁぁっ!やっぱり駄目か!こうなったらやっぱり「ヘルゲートソード」を使うしか無いか!?あれなら無慈悲にさっくり斬れそうだし!!

 とは思うものの、やはりそれは最終手段だろう。

 等と考えた次の瞬間。シャン、と再びダルの錫杖が鳴る。その先に、闇を纏わせて。

「ファントム・グレイド!」

 一旦彼の錫杖に纏わり付いた闇は、その声を合図に一気に膨れ上がると、勢い良くデビル化した古竜の体を貫いた。

 その直前に、相手の咆哮が聞こえたにも関わらず、だ。

『ば…馬鹿なっ!?貴様、暗黒魔法を……!?』

「どうやら、自分が予想していていなかった攻撃は打ち消せないようだな。」

 ダルの攻撃を食らい、受けた傷から真っ黒な血を流しながら怒鳴る相手に、攻撃した方はフフン、と軽く鼻で笑いながらそう言った。

 ……えーっと、つまり?

 相手は、こっちの攻撃を予測した上で、防御魔法を繰り出していたと言う事だろうか。

 例えば、私相手なら魔剣を防ぐ呪文、神聖魔法やラギスの攻撃ならそれを中和する魔の力と言う様に。恐らく、ディールが攻撃を仕掛けてきたなら、神聖系の防御呪文で防ぐつもりだったのだろう。

 半デビル化した竜だからこそ出来る業だ。

 だが……まさか、神官であるダルが、暗黒魔法を扱うとは思っていなかったのだろう。神聖魔法が来ると思い込んで呪文を放ったのに……やってきたのは真逆の性質を持つ暗黒魔法だった。その為、呪文は作用せずに相手に炸裂した、と言う事なのだろう。

 それにしても…ダルの奴、人を目くらましに使いやがったわね!後で絶対にぶん殴る。

「流石ダル兄さん、やるねぇ。俺の一部をぶちのめした時と、全く変わらぬナイス卑怯!」

「卑怯でも何でも、今回は勝たないとな。こいつを放置していたら、またどれだけの被害が出るか分らないんだからさ。」

 ニヒ、と笑ったディールにそう返すと、ダルも同じ様な笑みを浮かべ……

 そして、再び呪文を唱えだす。

『ちぃぃぃぃっ!』

 どちらの呪文を唱えているのか分らない為か、相手は思い切り舌打ちをすると、またしても防御の為の咆哮を放つ。

 恐らくは、どちらの魔法を使われても良い様に。

「もう1回、邪滅迅雷!」

「脇ががら空きだぜ?ファウスト・サンダー」

 ダルとディールの放つ、二種の雷が相手を襲う。だが、それは防御呪文によって中和、消滅させられる。

 だがそんな物はこちらとて予測済み。数の暴力ではないが、こっちは4人いるのだ。防御の合間を縫い、私とラギスが相手の懐に入る。

「こっちにもいるのよね!」

 声をあげ、思い切り相手の喉を突く。どうやら同時詠唱は2つまでが限度の様で、私の剣先はあっさりと相手の喉笛を切り裂き、声にならない悲鳴をあげさせた。

 竜の体の構造を詳しく知っている訳では無いが、どうやら私は相手の声帯を傷つけた様だ。ぐっと低い呻きの後、相手の声が詰まる。

 その隙を突くように、今度はラギスの光線が相手の翼を貫く。

 竜とデビルの両方の性質を持ったせいで、普通ならそれほど苦痛にもならないだろうラギスの攻撃も、相当な痛みを伴うらしく、私に喉を貫かれたまま相手は大きくのけぞった。

「ラギス、俺が殺っても良いぜ?」

「いいえ。これは僕がけじめをつけなきゃいけない事だ。だから…これで……終わりにします。」

「あっそ。なら…見届けてやるよ。次期竜王殿の決意って奴を。」

 クス、と口の端に笑みを浮かべ、ディールは背中の剣をラギスに差し出す。

 刀身の赤い……「紅玉の魔王」専用のはずのその剣を。

「それにお前の力を乗せて斬ってやれ。そうすりゃイチコロだ。」

「お前……」

「勘違いするなよ?奴は竜と魔の力を持ってンだ。だから、同じ様に、竜と魔の力でのめす必要がある。」

 お前はどこのツンデレだとツッコミたい。何、今の「別に、あんたの為なんかじゃ無いんだからね!」的なこのノリは何!?

 と思わなくも無いが、どうやら当の本人達には関係ないらしい。

 真剣な表情でその剣を受け取ると、ラギスはゆっくりと古竜を見やり……

 ディールから受け取った剣が、金色の光を纏う。それは恐らく黄金竜であるラギスの力。それに応える様に、剣そのものからも赤黒い光の糸が紡ぎだされた。

 互いが織り合わさり、その結果、何とも言えない色の輝きが、辺りの空気を染め上げた。

 ……なんて綺麗で…禍々しい光であることか。

 ぞわりと肌が粟立つのを感じながらも、私は相手の喉に刺していた剣を引き抜き、今1度大きくその喉笛を掻き切る。刹那の後、ダルの暗黒魔法が、ダメ押しといわんばかりに私の作った傷口を焼いた。

 人間の可聴域を超える高さで絶叫しているのか、びりびりと空気が震える。

 だが、それすらも……次の瞬間には止んでいた。

 ラギスの持つ剣が、相手の心臓を捕えた事で。

「あなたの気持ちは、分らない訳じゃない。僕だって、死は怖い。」

 震える声で、そして涙で濡れた瞳で。ラギスはしっかりと相手の顔を見ながら、声を紡ぐ。

「でも……終わらない事の方が、もっと怖いと言う事を、僕は以前、ルフィ様に教えてもらった。」

「終わる事ってのは悲しいし寂しいだろうけどな。けど、それが必然だ。」

 金の鱗を持つ竜の言葉を継ぐように、赤い羽根の魔王もまた、どこか寂しそうに呟く。

 それを聞いて、何を思ったのだろう。古竜は最後に……笑ったように見えた。だけどそれを確かめる間もないまま、彼は悪魔同様、靄となって消えてしまった。

 悪魔の最期と違うのは……靄の色が、黒ではなく紫紺だった事と、靄の中から放たれた一条の光。

 こうして、1人の古竜の、「死への恐怖」から始まった不死の物語は、幕を閉じたのである。



「あっ、ルフィ姐さん。俺、行きたい所があるんだけど!」

「……どこ?」

 全てが終わり、当てもない旅を再開直後。ディールが思い出したように声を上げた。

 ディールの行きたい所……どうしよう、物凄く嫌な予感しかしないんだけど。

 そう思うのは私だけでは無いらしく、ラギスやダルも胡散臭そうな顔でディールの方を見やる。しかし見られている方はあまり何も感じないらしく、悪戯っぽい笑みを浮かべ…

「『蒼玉』ンとこ。今回の『黄玉』の暴走を伝えねーといけないんだ。」

「はぁ!?お前1人で行けよ、僕達…と言うか、ルフィ様やダル様を巻き込むな。」

「えー、何だよラギス、ノリが悪いなぁ。あの女、名前だけだぜ?『魔王』なんて。」

 思い切り抗議の声を上げたラギスに対し、ディールの方はウリウリと肘で彼を突きながらそんな事を言う。

 本気でこの2人、何だかんだで仲が良いのよね。悪友って奴?

「そう言えば聞かないな、『華麗の神』と『蒼玉の魔王』の戦いの話は。」

「だってあいつら仲いいもん。だから、割と平和的に……終わると思いたい。」

「何、その希望的観測!?これ以上悪魔関係の厄介事は勘弁だからね!」

 心の底からのツッコミを入れながらも、何だかんだで私達はディールの言う「蒼玉の魔王」と「華麗の神」がいると言う街……沿岸都市であるブリュ・シティへと向かうのであった…。

拝啓、当作品にお付き合い下さいました皆様方。


この度は最後までお付き合いいただきました事、誠にありがとうございます。

二次創作に現を抜かした結果、更新がこのように遅くなりました。


……って、また次回に続く的な終わりですか、私!?

しかし……次の「赤翼の魔王」は、今現在抱えている連載を綺麗に処理してから…という形になるかと存じます。

しかしいい加減核心に迫らないとね、と自分を鼓舞する毎日です。


最後になりましたが、本当にここまでお付き合い頂きました事、感謝に絶えません。

それでは、本日はこれにて失礼致します。


西暦2010年9月15日(十五夜?)

辰巳結愛

     敬具

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