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後編


◆婚約と彼女の日常3


 また、王城での王太子の呼び出しには、義妹のチェリーとの仲を見せつけるためだろうと、アプリコットに偶然城内で出会う度に嫌味と文句を言い、なにもかもが気に入らなくて、理由もないのに髪を引っ張ったり(実は本当は赤髪だったはずなのに黒いかつらをかぶっているのではないかと疑われていただけなのに)、頬を叩いたり(義妹からアプリコットにあれこれ殴る蹴るとか、王太子からの贈り物を奪われそうになるなど虐められていると言うのを信じ込まされたため)されたが、相手はまがりなりにも王太子という高位の身分であるため、彼女は抵抗しない方が暴力も早く終わることに気付き、大人しく我慢した。


 それにアプリコットは月に何回か隣国の祖父と遣り取りをしていて、


 『母のジンジャー皇女の代の時でさえ侯爵家に嫁ぐことを譲歩したのに、今度もまた王家との縁談を断ち、王子との婚約を破棄するようなら、直ぐにでも戦争を起こすぞ』という内容の手紙がきていたため、戦争回避と和平存続のためにアプリコットは我慢したのである。


 しかし彼女と王城で出会ったキャロット王太子は、妖精の力で黒髪と緑目の姿になっているためと、幼少時の出来事で失念していたのと、自分で無能の振りをしろと言ったことを、すっかり忘れていたため、彼女に対するドキドキする気持ちを、イライラさせる怒りだと勘違いし、また義妹にも誘導されていたせいで暴力を振るっていることに気付いていなかった。


 アプリコットとしては、なんとか王太子と仲良くしようと、せめて見せかけだけでも親しく見せようと譲歩したし、無能の振りをしろと言うから、その通りにすれば少しは近くにおいてくれるのだろうかと期待したが、その度に初めての顔合わせで出会った時の


 『毒々しい赤い髪に、血のような紅瞳。悪魔みたいだ。あれが俺様の隣に立つと思うだけで、ぞっとするね。気持ち悪い。』の言葉がよみがえり身震いして遠慮してしまい、逆に益々王太子から疎まれるのだった。


 一方王太子の方でも義妹のアプリコットに関する噂や虚言を信じ込み、その度に


 「なんてとんでもない令嬢だ! そんな性悪で性根の腐った女とこのまま婚約を続けるなんて無理だ。しかも俺様が尋ねる日に限って他の男とあって遊び歩いてると言う話らしいし。俺様に会いたくないくらい嫌っているのだな。贈り物すら、その場で気に入らないと捨てる。物を大事にできないなど、淑女としてなっていないではないか!」と不満だらけだった。


 また義母からは、毎度毎度


 「婚約を破棄したら祖父と同じくらい年上貴族の後妻に嫁がせるからね。」と脅され続けていたから、彼女はキャロット王太子と義妹チェリーたちからどんなにひどい態度を向けられようとも耐え続けた。


 また、婚約者であるキャロット王太子と愛人であり初恋の相手だと思い込んでいる義妹から蔑ろにされ、登城すると宰相閣下から、


 「王太子殿下からのご伝言で、アプリコット嬢の義妹であるチェリー嬢との逢瀬の時間を育みたいので、代わりに王太子殿下の執務を片付けておいてほしいとのことです。」と執務代行まで嫌なのに無理矢理させられた上に、帝王学や課題までも代行させられた。


 さらに国王陛下からも王妃殿下からも厳しい王子妃教育……否、実はとっくに終わっていた礼儀作法とやらの苛めで嫌味を言われ、ムチを振るわれた。


 実はピーチ王妃は、国王陛下が隣国の皇女であるアプリコットの母親ジンジャーと結婚したら隣国の傀儡にされるかもしれないと、側近たちの話を信じ込み唆されたせいで、ジンジャー皇女と結婚したくないがために、本来は侯爵に一目惚れしていて侯爵家に婚約を打診し婚約が決まりそうだった当時のピーチ・ライム公爵令嬢を無理矢理、現国王陛下となる当時のラディッシュ王太子が急遽婚約を横取りしたことを逆恨みしていた。


 当時の前国王陛下からの王命で、ラディッシュ王太子との婚姻が決まっていなければジンジャー皇女と結婚していたかもしれない仮の話と、密かに慕っていた本来婚約するはずだったプラム・キューカンバー侯爵が王家の遠戚に当たることでなんとかジンジャー皇女と婚姻することを認めてもらったが、侯爵を奪ったジンジャー皇女に対する嫉妬心など。

 その帝国のジンジャー皇女の血を引くアプリコットが、自分の腹を痛めてまで産んだ愛する息子のキャロット王太子と婚約したことが気に食わないらしく、憂さ晴らしの為だけに厳しいお茶会も、やり直しの礼儀作法の勉強も付き合わせ続けた。


 「お前のような無能で、領民たちからも侯爵家の使用人たちからも評判の悪い不細工で不器量な娘がいなければ! お前さえいなければ! 帝国から脅されて、わたくしの可愛いキャロットが婚約を結ぶ事もなかっただろうに!」と。


 「王国内の、王妃であるわたくしのお気に入りの娘を娶らせることができたのに!」とも。このアプリコットという娘さえいなければと憎しみと怒りをぶつけ続けた。













◆婚約破棄


 虐げられ続けた日々のアプリコットであったが、とうとう、16歳のデビュタントの日となった。

 

 今日はキャロット王太子の18歳の誕生日祝いと、アプリコットとの正式な婚姻の儀も行われるはずであった。


 さすがに今日ばかりは父親である侯爵から、アプリコットの意見を取り入れて作られたドレスを着つけることになった。

 黒ではあったが、レースと小さな宝石をふんだんに使い、家が買えるくらいの高価な絹の生地を使ったドレスだ。もちろん、身体中に付けられたムチや殴打の痣が見えないようなデザインで。


 朝から森の妖精たちの手を借りて誰にも身体中の傷を見られないように秘密の場所にある温泉に入り、ピカピカに磨き上げられ、コルセットとドレスを着つけてもらった。


 『アプリコット。最高に綺麗だよ。』


 『アプリコット。侯爵家の皆から無視されようとも、ぼくたちが応援してるからね。』


 『がんばってね、アプリコット。』


 「ありがとう、みんな。あなたたちのおかげで、この先何が起ころうとも、私は私でいられるわ。」


 侯爵家の門で待っていると、久しぶりに侯爵邸に戻った父親の侯爵が、馬車を出してくれた。


 久しぶりに会った娘のアプリコットを見ると、侯爵は顔を顰めてやや背けた。


 「……今まで放置していたが、何とかやっていたようだな。わたしは、しばらく侯爵邸で執務をするが、お前はデビュタントと、キャロット王太子との婚姻をさっさと済ませてくるがいい。」


 「……はい。侯爵閣下。」


 馬車に乗り込んだ娘を見送りながら侯爵は、


 「……ついぞ父とは呼んでもらえぬのだな……」と寂しそうに独り言ちた……。






     *****






 アプリコットが王城内の会場に着き、国王陛下と王妃に形ばかりの挨拶を済ませると、遅れて会場入りしたキャロット王太子が、ピンクのドレスとリボンで着飾り高価な宝石をじゃらじゃらと飾りたてた義妹のチェリーを伴い、アプリコットに近づくと指差して、開口一番に宣言した。


 「アプリコット・キューカンバー侯爵令嬢! 貴様との婚約は今夜限りで永久に破棄する!」


 キャロット王太子は得意そうに、側にエスコートしていた義妹のチェリーの腰を抱いて、立ち尽くすアプリコットを見下した態度で高らかに宣言した。


 「お義姉様。何か言いたいことがあるのならお聞きしますわよ?」


 義妹のチェリーもキャロット王太子に科を作り胸を押し付けて勝利者のような態度でアプリコットを見下した。


 「……」


 「ふん。例え何か訴えても、貴様が義妹のチェリーを、殴る蹴る、食事を抜いたり毒を盛ったりなど、虐げてきたと言う報告は、使用人の証人から聞いて明らかだ! 

 それと、義母である侯爵夫人の持ち物を盗んだと言う証言も証拠もある! 言い逃れはできんぞ!

 よって貴様との婚約は未来永劫、金輪際あり得ん! 辛気臭い黒づくめの貴様の相手を今後しなくて済むと思うとせいせいするわ!

 そして俺様は新たに、愛するチェリーと婚約する!」


 虐げられ続けていたアプリコットであったが、とうとう16歳のデビュタントに、本来なら正式に婚姻するはずだったのが、婚約破棄が告げられ、義妹を新たな婚約者にすると告げられた。

 しかも断罪の内容は、全てアプリコット自身が義母、義妹、使用人たちにされてきたことだと言うのにだ。


 だがどう訴えたとしても、今までも何か口を開くたびに王太子に髪を引っ張られたり、頬をぶたれたのだ。聞き入れて貰うどころか言い訳だと罵られるだけだとアプリコットは諦めた。


 「……かしこまりました。」


 アプリコットは、ことさら丁寧にカーテシーをするとその場を静々とゆっくり退場しようとした。


 すると、少しだけ哀れに思ったのか、国王陛下が声を掛けた。


 「アプリコット嬢よ。キャロット王太子との婚約が破棄されたことは残念だが、義妹を虐げ、侯爵夫人の持ち物を盗んだと言う件については、侯爵からの報告がさきほどあったため、暫し謹慎することで不問とする。」


 アプリコットは再度静かにカーテシーをすると、侯爵家へ辞した。


 すると慌てたようにキャロット王太子が国王陛下にとりすがった。


 「ですが……父上!」


 「馬鹿者! 公の場で令嬢を断罪し疵物として宣言するとは何事か! それに本当に証人と証言は正しいことか、第三者の調査もしろと言ってあったであろう!

 しかももうすぐ成人と聖人の儀式もある。よもやとは思うが、もし侯爵令嬢が聖女であったら、蔑ろにしたことがどう転ぶか考えてみよ!」


 「ふん! それこそあり得ないことでしょうが、父上……」


 









◆救国の聖女


 しかし数日後、今月の16歳になった貴族の子供たちの成人の儀で、ビーン・ターニプ司祭が取り仕切る儀式において、アプリコットを蔑ろにして侮り王太子との婚約破棄を容認した国王陛下が、目の敵にして虐げていた王妃が、公共の場で婚約破棄宣言をして義妹と共に嘲笑った王太子が、立ち会った。


 神殿内の、儀式の間という厳かな雰囲気の祭壇の上に、赤ん坊の頭位の水晶が設えてある。


 ビーン司祭が斜め前に立ち、今月成人を迎えた幾人かの貴族の令息や令嬢たちに水晶に手を当てるようにと話すと、貴族の令息令嬢たちは次々と水晶に手を当て儀式を終えた。


 最後に、アプリコットの番が来た。


 「今月成人の16歳を迎えたアプリコット・キューカンバー侯爵令嬢ですね。

 どなたも成人の16歳を迎えると必ずこの儀式を行うので恐れずに。ただの慣習だと思って、気楽にこの水晶に手を当ててみてください。」


 司祭は最初、確かに聖人や聖女などここ何十年も輩出していなかったし、成人の儀式など儀礼的な慣習なので、まさかと思っていたのだ。


 「はい……」


 アプリコットも期待してなかったし、気兼ねなく司祭に言われるがままに、他の令息や令嬢たちと同じように指し示された水晶に手を当てた……


 すると……! 白い光があたり一面、室内だけでなく建物内か、ひょっとすると国内全体をも照らし出すほどの光に包まれ、眩く輝いた。


 ……えぇっ?


 「おおっ……これはっ!」

 

 アプリコットが聖女であることが発覚したのだ。


 「ああ。何十年ぶりかの本物の聖人……聖女様の発現だ。聖女様、願わくば、どうかそのお力を持ってこの国に安寧をもたらしてください。」


 司祭が膝まづいてアプリコットを見上げた。


 「おお、そなたが真の聖女であったとは。どうか、この国に恩恵と加護を与えてくれ。」


 国王陛下もアプリコットに、にこやかに微笑みかけ、その手を取ろうとした……。


 しかし聖女の力に目覚めたアプリコットは、その場にいる司祭や神官たちや、国王陛下たちから王国を救ってくれと頼まれたが、国王陛下が出した手を振り払った。


 「私を蔑ろにし続けた人たちのいる国を私が救う道理なんてありますか? その為に私を皆さんで寄ってたかって虐めてきたのでしょう?」


 髪と瞳の色を元の赤と紅に戻した。するといつの間にかアプリコットの周りに妖精たちが集まり、彼女を蔑ろにし続けた者達にはもう力を貸さないよとばかりに怒りに満ち溢れた。

 聖なる力はアプリコットの負の感情に塗り替えられ、たちまち瘴気の混ざったどす黒く陰湿で禍々しい力にすり変わっていき、妖精たちもそれに呼応するように攻撃的な異形の姿に変わった……。











◆義妹の断罪と侯爵家の末路


 一方、侯爵邸において……


 ……実は父親であったプラム・キューカンバーは、婚約者候補であったピーチ・ライム公爵令嬢との政略婚約の中を裂いてでも、一目惚れしたジンジャー・ガーリック皇女と結婚したかった。

 また、成長するにつれ母親にそっくりになっていく娘を見るのが恥ずかしくなり、そのため年々、娘であるアプリコットに会うのが不安になったために、侯爵邸への足が遠のいていっただけであった。


 侯爵のそんな心境など露ほども思わず、ベリー侯爵夫人と、義妹チェリーはキャロット王太子との縁が叶ったと嬉々として侯爵に報告しにきた。


 しかし侯爵は、久しぶりに入った侯爵邸の執務室で、手に持った書類をベリー侯爵夫人とチェリーに突き付けた。


 「チェリーよ。王家とキャロット王太子から、アプリコットとの正式な婚約破棄証明と、同時にお前との婚約の申請がきたが、これはどういうことか?」


 チェリーは小躍りするような満面の笑顔で、父親であるはずの侯爵に言った。


 「お父様。義姉のアプリコットが婚約破棄されたので、王家と侯爵家との政略結婚でしたら、あたくしでもよいはずでしょう?

 それにキャロット王太子様は、あたくしを愛しているとさえ言ってくださいましたのよ? 同じ政略なら、愛し合う者同士のがずっとよいでしょう?」


 「こ……この、大馬鹿者目が!

 お前はわたしの娘どころか、侯爵家の娘ですらないのに、そのようなことがまかり通るわけがなかろうが!

 お前の祖父のオニオン子爵から、娘であるベリー子爵令嬢がどこぞの男爵だか商人だかとの不貞の末に出来たお前のおかげで、伯爵家との婚約が破談になって疵物になった子爵令嬢を引き取ってくれるなら、莫大な持参金と融資などの支援金を送るからと言う約束で政略結婚しただけだ!

 それに、アプリコットとキャロット王太子とは確かに政略結婚ではあるが、侯爵家と王家だからというだけでなく、帝国の血を引く娘であるからこその婚約だったのだぞ!

 それを侯爵家とも、帝国とも何の関係もないお前が……絶対に認められるわけがなかろうが! この、うつけものめがっ!!」


 「そ……そんなあ! ひいいーーっっ!!」


 気付いた時には既に遅く、侯爵邸は帝国軍に囲まれ、おろおろとうろたえて顔面を蒼白にしたベリー侯爵夫人と、羞恥で顔を赤青させたチェリー、それに侯爵邸でアプリコットを虐げることに率先して手を出していた使用人たちは、和平の契約不履行と皇帝の娘と孫を虐げていたことが間者によって報告されていたため、怒りを買って帝国騎士達に取り押さえられると、弁明も聞き入れられず、不様に泣きわめきながら残酷に斬り捨てられた。


 帝国の騎士たちによって引き立てられたプラム・キューカンバー侯爵は、パーシモン・ガーリック皇帝の前にひざまずき、亡元侯爵夫人であった妻のジンジャーも、娘のアプリコットも愛していたはずなのに、自分の育児放棄と無関心の失態を詫び、領地と鉱山を献上。

 さらに亡侯爵夫人の墓を生涯守り続けることを条件に爵位をも返上放棄したので、ただの平民としてだが、生きて生涯罪を償い続けることを許された。


 またアプリコットを虐めることに加担はしていないが傍観し続けた残った使用人たちは、私財を献上したり重労働を課されたことで生存することを許可された。






















◆エピローグ


 一方、聖なる力が闇の力に塗り替えられて王国内は荒れに荒れ、また祖父からは和平の契約も破棄だと、戦争を仕掛けられ、怒り狂ったアプリコットから逃れるように神殿を急いで脱出した司祭たちや貴族の子供たちは安全な場所を求めて四方へ散った。


 無能なラディッシュ国王と、アプリコットを目の敵にして虐げていたのがバレたピーチ王妃は、帝国騎士達にすぐさま捕らえられ、首を斬られた上で1年もの間晒しものにされ続けた。


 王国民たちは入り込んだ帝国兵たちにアプリコットを嘲笑った領民たちとともに完全に蹂躙尽くされて滅ぼされるか四方の国々へ逃げ延びた後、王国は併呑され属国としてだけ存続することとなった。






     *****






 キャロット王太子は、彼女の赤髪と紅瞳の真実の姿を見て、自分が忘れ去っていた初恋の思い出を勘違いしていたことに気付いたが、時すでに遅く、後悔しても今さらだった。


 怒りに燃える紅玉の様に光り輝く瞳と、赤い髪をたなびかせ異形の妖精たちに囲まれた聖女の姿を美しいと思いながら、瘴気によって黒く染められた大地と空と業火に囲まれ、キャロット王太子は生きたまま焼き殺されるよりも自害を選び、自らの喉を突いた。


 聖女の怒りによるものか、それとも悲しみによって瞳が揺れているのか、アプリコットの宝石のような目に見つめられながら、キャロット王太子の遺体は瘴気と炎に包まれ、骨も残さず焼き尽くされていった……。






END


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