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四コースの悪魔

 秋園しおんは花咲学園中等部のごくごく平凡な陸上部部員……のはずである。

 それが何が悲しくて、休日にマイナー文化部のオカルト研究部の手伝いをしなくてはならないのか、と市内の図書館である本を手に取った。

 [都市伝説全集]

 ありそうでなかった、一冊のオカルト本を腐れ縁の蓮沼との付き合いで手にしたことから、しおんの日常が非日常に浸食されていく。




 まあ、そもそもおばけや幽霊が見える時点でお察しだけどね。


 その[都市伝説全集]に載っていた怪談の一つは花咲学園中等部のものだった。夕暮れのプールで少女の呼び声を聞いた者は、水底に引きずり込まれ、四コースの悪魔の餌食になる、という。

 実際に花咲学園で過去にプールで生徒が失踪する事件があったこともあり、蓮沼に協力を要請される。

「四コースの悪魔がいるかどうか、確認して!」

 部長にも拝み倒され、断るに断れなかったしおんは放課後のプールに見に行った。蓮沼はオカルトが好きだが、そういうものは見えないから、見えるしおんがいつも振り回される。

 適当に見て帰ろうとしたそのとき。




「たすけて──」




 助けを呼ぶ少女の声、四コース線上に浮かぶ小さな手。

 しおんはその声を知らんぷりすることができず、出会ってしまった。

 天使のような容貌の悪魔に。

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