7. Negotiate
さて、仕事も終わりましたので、ログインしました。
噴水広場に居ますけど、夜なので人が少ないですね。
昨日は有給消化してしまいましたので、次の休みまで頑張りましょう。
土日が確実に休みなのはうれしいですね。
今日の予定は昨日作った薬を販売しに行きましょう。
さて、では私も販売していきましょうか。
ここでは、ギルドで申請をすることで、茣蓙を借りて販売することができます。
お金が貯まると、屋台を購入することができて、町のどこでも販売できます。
屋台はギルドに預けるか、アイテム袋に入れるようです。
私も茣蓙をギルドで借りてきました。
噴水広場の限られた場所でしかできないですが、プレイヤーも住人も買いに来ます。
昼から夕方にかけてが住民が多いようですが、夜はやはり社会人プレイヤーが多いです。
私は風邪薬と初級回復薬を売ります。
風邪薬は10Nで初級回復薬は90Nで販売です。
風邪薬は他と同じ価格、初級回復薬は少し安めに販売です。周りの人たちは100Nのようです。
私は金が欲しいので、薄利多売を目指しましょう。
「初級回復薬ですか…他より安いですね。3個もらえますか?」
「はい、3個で270Nですね」
「はい、お願いします」
270Nを受け取り、3個の初級回復薬を渡します。
「これは、ほね…あなたが作ったものですか?」
「そうですよー、【調合】のレベル上げに作りました」
ほねほねさんと言いかけたな?ということは掲示板民か…
「ありがとうございます。ほねほねさん」
「私、ヴィオ…あ、もうほねほねさんでいいです」
もう、プレイヤーネーム変えようかな?運営に問い合わせることも考えようかな?
買ってくれたプレイヤーを見送ります。
お金貯まったら何買おうかなー、ワクワク。
「あれ、ヴィオレットさんじゃないですか?」
「フラウさん、こんばんは。ギルドの仕事は終わりですか?」
「そうですよ。今は晩御飯の材料の調達でここに来たんですよー」
「私服姿、可愛いですね」
「ありがとうございます。ヴィオレットさんは風邪薬と初級回復薬の販売ですか」
「そうです。少し売れてうれしい限りです」
「初級回復薬はすぐに売れそうですね。少し安めにしてますし」
「材料は調達してきて、自作なので少し安めにできますね」
「そうね、普通の薬屋だと薬草を購入することになるから利益を出そうと思ったら、少し高くなるのよね」
「ギルドだと、80Nでしたっけ?」
「そうね、そして100Nで販売する形にしてるわ」
「もし、売れ残ったら残りはギルドに売りますね」
「これなら、あと1時間もすれば売れると思うわよ」
「それなら、うれしいですね。終わったら、また外に出ようと思うので」
「子供が居ないのが救いかしら?」
最後に不穏なセリフを言っていますが、フラウさんはマーケットを巡っていきます。
本当にNPCのAIが高性能で普通の人と話してる感じがしますね。
ゲームの説明書でも異世界の住人として生きている人を相手にしていると考えてくださいと書かれてるだけありますね。
チクタクチクタク
「ありがとうございましたー」
やったね!初級回復薬を売り切りました。1800Nゲットです。これで色々買える。
【農業】のスキルもあるのでやりたいけど、1aあたり2000Nなので足りない。
もう少し、回復薬とかで金を稼ごう。
「ほねほねさん、風邪薬全部ください」
「あら、マリーさん?」
さて、戦闘準備ですかね?
「風邪薬もらえますか?」
「これをどうするんですか?」
「もちろん、信者となってくれた方にお渡しします」
「うん、必要な人にあげるものなので、お断りします」
「そんな!私はとても必要としています!」
「でも、マリーさんは使用しないですよね?」
「いえ、誰にも使用させないですよ?」
「それでは、アイテムの意味がありませんので」
「なら、この骨をあげますので」
「それ、私の骨ですよね?」
「ご神体です」
「私の骨ってことですね」
あれ?マリーさんが徐々に私の前でも狂信者になってきてる。
「ご神体です」
「その骨の元の持ち主は誰ですか?」
「ヴィオレットさんです」
「認めましたね」
「…」
「あ、風邪薬ください」
「はい、10Nになります」
「はい、10Nです」
「これ、風邪薬ですってマンチカンさん!」
流れで渡しちゃったけど、マンチカンさんに渡してしまった。
「だめですよ、教祖様。自然の流れで買い物しなきゃ」
「そうですね、今回は1つ買うだけで諦めるとしましょう」
「10Nになります。状態異常回復薬なんで風邪になったら使ってくださいね」
「はい、使うことはしませんけどね」
この人もぶれないな。
「あ、僕も買っていいですか?」
「あ、ワイマラナーくんじゃないですか、10Nです」
「はい、安いですね」
「町の価格と同じにしてます」
「初級回復薬はもう売り切れてましたか」
「あ、それをお求めでしたか?」
「掲示板で安く売ってるって聞いたので」
「それなら、提案があるんですけど…」
薬草採取に行くので、護衛をお願いしたいと伝える。
「今日はギルドで訓練したいので、土曜日ならいつでも大丈夫ですよ」
「私も空いてます」
「私は無理やりでも空けます」
ワイマラナーくん、マンチカンさんはOK。マリーさんはカウントしないでおこう。
ん?メール?あ、ロウシさんだ。
『ワシもよいかのう?』
え?あの人どこにいるの?
『もちろんです。報酬は皆さんと同じでいいですか?』
ちなみにお礼は初級回復薬5個でお願いした。
初級のキットがあるのでどこでも作れるので、現地で作って渡すことになった。
ロウシさんにも手渡しになるので、初めて会える!
レベル上げと材料調達ができるからうれしいな。
ギルドに茣蓙を返却して、そのまま私も訓練をすることになった。
護衛が居ると言えども戦えないのは辛いので、魔法を覚えることにした。
「ギルドの訓練場は自由に使用できます。しかし、他のプレイヤーの邪魔にならないように気を付けてくださいね」
受付で言われたが、パーティごとに別のインスタントダンジョンになるようで、私とワイマラナーくん、マンチカンさんの3人です。
マリーさん?用事(布教活動)があるそうなので、街中に消えていきました。
ちなみにほねほね教の会員はNO.7まで今はいるそうです。信者は30人になったそうです。
会員と信者の区別?会員は狂信者(ワイマラナーくんは良識枠)、信者はファンみたいな捉え方が正しいようですよ?
「二人も会員が増えたんですか?」
「そのようですよ。多分なんですけど、一人は聖戦士になった人だと思います」
「あー、あの転職掲示板の…」
「ほねほねさんのおかげだって、とても喜んでいるところにマリーさんがお会いしたと言ってたので」
「うん、もうあの人は止められないのね」
「そうですね、僕はもうNO.3で諦めました」
「ごめんね」
「いえ、ほねほねさんが謝る事ではないですよ」
気を取り直して、魔法の勉強をします。
それぞれの属性のボールを出せるようになりました。
後は、それぞれレベル3ずつ上げました。魔法技能もだいぶ上がりました。
しかしながら、スキルレベルだけで種族や職業レベルは上がらないですね。
うん、ついでで、【勉学】と【言語学】も上がりました。魔法書のおかげですね。
5レベルでアロー系か。10レベルでそれぞれの属性でそれぞれ別の魔法を覚えるようです。
ちなみにアロー系を試してみたところ、魔力が集まるのは感じましたが発射できずに霧散しました。
魔力が見れるのは便利だなー。相手が魔法を使う兆候もつかめるのは戦闘で便利だね。
「ほねほねさん、手のひら見つめてどうしたの?」
マンチカンさんが疑問に思っています。
「ん?レベルが足りないから魔法が使えないなって思って」
「あー、レベル足りないと上の呪文は使えないですもんね」
「全属性あるからまんべんなく上げていきたいからね」
「将来はリッチになるのが夢ですか?」
「まあ、スケルトンからのリッチは一つの夢だね」
でも、私、リッチになれるのかな?精霊ルートが確立しないように抵抗しよう。
私はリッチになる!
「たぶん、無理じゃないですかね?」
ワイマラナーくん、心を読まないで。
「いえ、なんとなく思っただけです」
「ワイマラナーくん、心読めるの?」
「いえ、流れからなんとなくです」
ワイマラナーくん、恐ろしい子!
そんなこんなで特訓をしていきます。
どうやら、訓練で上がる上限があるようで、戦闘をこなさないと意味がないようです。
魔法技能は10まで上がりました。
技能は購入できる「効率よく魔法を使う方法」を読まないとだめですね。
レベルが上がるほど効果が上がるのは分かってるのですけど、練習や勉強しないと使えないのは今までのゲームだとないですね。
ま、いきなり魔法を覚えたりするのもびっくりな話ですけどね。
みんなもそこらへんには苦労しているようです。
でも、逆にそれが新鮮で楽しいと色々試す人が多いようです。
私もその口ですけどね。
絶対、一子相伝のアーツとかありそうでそういうのが見つかるかもと皆も楽しんでます。
私は魔法系の呪文が欲しいです。または、スケルトン軍団の召喚とか楽しみにしてます。
そういえば、覚えてるアーツを確認しました。アロー系は覚えてはいるけど、灰色なのはまだ適正レベルになってない証拠ですね。
ということは、この魔導書はもういらないですね。
少し分厚いので、接近戦はこの本の角で殴ることにしましょう。
使い方が違う?いえ、武器を買う金ももったいないので…
だ、大般若転読ですね。お経ではないので厳密には違いますけどね?
さて、二人のキリもいいので終わりにしましょうかね?
明日は、教会で回復魔法のお勉強をするために、光と水魔法のレベル上げでもしましょう。
ヴィオレット
種族:スケルトン Lv.4
職業:妖精使い Lv.4
スキル
・戦闘系スキル
【魔法技能】Lv.7 【火魔法】LV.3 【水魔法】Lv.3 【風魔法】Lv.3 【土魔法】Lv.3 【闇魔法】Lv.3 【光魔法】Lv.3 【無魔法】Lv.3 【回復特性】Lv.2 【闇の羽衣】Lv.1 【水中行動】Lv.1
・耐性スキル
【打撃脆弱】Lv.5 【浄化無効】
・生産系スキル
【勉学】Lv.4 【言語学】Lv.3 【農業】Lv.1 【鍛冶】Lv.1 【調合】Lv.10 【錬金】Lv.1 【目利き】Lv.1
・特殊スキル
【神託】 【魔力視】 【ラグエルの目】 【生命眼】 【自然視】Lv.1 【プロメテウスの火】 【ゼファーの風】
称号
「聖人」「属性精霊の加護」「聖遺物」「ゾンビアタッカー」「魔法の使い手」「精霊の友」




