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2. Study

途中で間違って投稿してしまって、後半の文章を加筆しました。

二人で教会の人たちを探します。

どうやら、異界の住人が出現する場所にはいないようで、隣の建物に移動する。

入ってみると、数人の人がいる。教会で見かける祭服みたいな恰好をしている人たちがそうだろう。

手の空いてる人を見つけて、話しかける。


「すみません…」

「はい、どうしま…」

私を見て固まった。

「パージ!」

え、ちょ、攻撃されたよ!これって浄化魔法ですよねー。さらば!


「申し訳ございませんでした!異界の住人だとはいざ知らず」

「いえいえ、こんな骨がいきなり話しかけたら、びっくりしますよね」

どうやら、浄化された後にマリーさんが説明してくれていたようで、戻ったら平謝りされたよ。

「あ、私ヴィオレットって言います。魔法を教えてほしくてここに来たんですけど…」

「私はパドレと申します。先ほどは申し訳ございません。そのご用件はマリーさんからうかがっております。こちらで指導しますので、どうぞこちらに」

「はい、よろしくお願いします」

パドレさんという男性に奥の部屋に案内される。


「災難ですね、一部の異形種がモンスターと間違えられて攻撃される事案はありましたけど…」

「まあ、スケルトンが教会にいるとか普通は思わないですよね」

「本当に申し訳ありませんでした」

「いえ、全然気にしていないんで、大丈夫ですよ。でも、これどうしたらいいですかね?」

「テイマーやサモナーのモンスターには紋章付きのアクセサリーをつける方がいらっしゃいますが、さすがにスケルトンとはいえ、異界の住人の方にそれをつけていただくのは…」

へー、テイマーとか、サモナーあるんだ。スケルトン軍団の召喚とか面白そうだな。

「ヴィオレットさんはつけたほうが良いと思いますよ」

「マリーさんもそう思いますかね?」

「プレ…異界の住人はもう、ほとんど攻撃してこないと思いますけど、住人は分かりませんからね」

「ですよね、パドレさん、そのアクセサリーはどこで手に入れられるんですか?」

「それは冒険者ギルドの獣魔部門で登録できます。登録の際は私も同行しましょう」

「え?いいんですか?」

「せめてもの罪滅ぼしですので、ギルドへの登録とどちらを先に行いますか?」

「マリーさんもいるので、先に勉強をお願いします」

「わかりました。では、教材を準備しますのでお待ちを」



「マリーさんは幾らか知っているようですが、ヴィオレットさんが初めてですので、初心者向けの講習から始めさせていただきます」

「すみません、私に合わせることになって」

「いえ、βの時の復習にもなるので、全然大丈夫です」

「まずは、魔力を感じる練習からなのですが、異形種の方に教えるというのは初めてなので少し戸惑うこともあると思います」

「いえ、教えてもらえるだけでありがたいので、お願いします」

「では、まずは魔力循環を行いたいと思います。私があなた方に魔力を流していきますのでその魔力を感じる練習です」

どうやら、手をつないで魔力を右手から流してもらって、左手で相手に返すまでの流れを感じとることでまずは魔力になれるというようだ。

「では、まずはマリーさんから行きたいと思います」

「お願いします」

マリーさんとパドレさんが魔力循環を行っている。というか、ただ手をつないでるようにしか見えない。

「どうですか、マリーさん?」

「少しつかみ辛いですけど、魔力を感じることは出来てますね」

「少し量を増やしたいと思います」

「魔力が流れているのがわかりますね、あ、【魔法技能】を取得しました」

「これで、第一段階が終了ですね」

「ありがとうございます」

「次はヴィオレットさんですね」

パドレさんが手を差し出してきたので、手をつなぐ。

あ、あったかいんだ。温度を感じることできるんだ。

「では、少しずつ流していきたいと思います」

「お願いします」

おお、すぐにわかるなー、というか下手に肉体がないせいかわかりやすいのかな?

「どうでしょうか?何が起きるかわからないのでかなり弱く流しているんですけど」

「え?ものすごくわかりやすいですよ」


_____

【魔法技能】を取得しました。

_____


「しかも、【魔法技能】取れましたね」

「早いですね、もしかしたら、スケルトンの骨は魔法触媒の扱いになっているのでしょう。」

「なんか、スキル取れたら体の全体に魔力を感じますね」

「スケルトン種は体の維持に魔力が使われているんですね、ファンタジーとは言え微妙にリアルな話ですね」

「興味深い話ですが、次に行きましょうか」

「はい、次はどのようなことを?」

「実際に魔法について教えていきますが、最初は詠唱を使って魔法を使っていただきます」

「え、詠唱」

詠唱か、自分の黒歴史がうずくぜ。

「どうしました、ヴィオレットさん?」

「いえ、マリーさん、黒歴史が…」

「中二病ですね、私も最初は恥ずかしいですが、レベルが上がれば無詠唱できるようになりますよ」

「よし!やる気が満ちてきた!」

「詠唱自体は自分の魔力を集中させて、放出するための流れを作るものですから、慣れれば詠唱が必要ないんですよ、こんな風に」

そう言ってパドレさんは光の玉を手のひらから出す。


魔術の基礎の本を渡された私たちは詠唱をするために、ページを開いた。

「読めない?」

「読めないですね」

「読めないですか?」

「言葉は通じてるのにどうしてだろう?」

もしかして、今まで文字は見てなかったからわからなかったけど、通じるのは言葉オンリー?

「βの時にはなかったら、もしかして、新システムとして導入したんですかね?」

「プレイヤーからクレームの嵐がすごそうですね」

「もしかしたら、魔法系と戦士系のスキルの取れやすさが不公平だったからそれの緩和策ですかね?」

どうやら、戦士系は【剣術】のようなスキルを取得するのに素振り100回と言った事前に時間がとられる場合が多いが、魔法系は詠唱を読むだけで獲得できる。

そこに差が生じてしまっていたので、それの対策としてだろうとマリーさんは言っていた。

「読めないようでしたら、文字の勉強を先にしておきますか、他の魔術を覚える場合に必要になるでしょうし」

パドレさんは教材を取りに行くと出ていった。


うーん、神話について知りたいとは言ったけど、絵本かー。

[そうせいしんわ]と書かれているらしい子供向けの文字勉強用の本である。

というか、読めないところは黒塗りになるようだ。とりあえず、神話の勉強にもなるので、パドレさんに教えてもらう。

「最初は一文ずつ読んでいきます。そのあとに少し神話について説明しますね」

パドレさんに絵本を読んでもらった。


_____

この世界は魔力に満ちていた

魔力から原初の精霊オリジンが生まれた

オリジンは精霊たちを生み出した

精霊たちは世界を色で満たした

世界が色で満ちた時、生命が生まれた

精霊たちは生まれた生命を慈しみ大切に育てた


世界は平和に包まれると思われていた

世界の一部から瘴気が生まれた

瘴気は生命を脅かし、精霊を悲しませた

精霊たちは生命に力を授けた

生命たちは瘴気に負けない力を身に着けた


瘴気は汚れた魔力だった

汚れた魔力は生命から生み出される

瘴気は精霊を傷つける

それでも精霊は生命を慈しむ

生命は精霊を守るために瘴気を払う

それが世界の成り立ち

_____


説明によると、この世界はオリジンが各種の精霊を生み出し、生命を生んだと。

生命は俗にいう人間や動物たちのことを指す。

最初のうちは精霊たち仲良く暮らしていたけど、いつの間に瘴気が生まれたと。

瘴気は俗にいうモンスターの発生源のことを指していると。

精霊たちは瘴気から身を守る術を生命に授けた。それがスキルのことである。

スキルを使うことでモンスターから身を守る術を見つけたから今の世界は存続できている。

瘴気の生まれは生命が魔法を使うことによると、この魔法も精霊の技術を真似しようとして生まれた。

瘴気を生み出すのはほとんど人類種だけど、精霊は見捨てることはなかったと。

で、人類はそんな精霊大好きだから瘴気を払うためにモンスターを退治している。

そんな感じの説明をパドレさんがしてくれた。

ちなみに、教会であがめているのは各種精霊であることが発覚した。

祈りの対象は今から精霊様ですね。


_____

【勉学】、【言語学】を取得しました。

_____


お、説明が終わったら、スキル取得した。

「あ、スキル取れましたね」

「こっちもです」

【勉学】は一部のスキルの経験値取得増加、【言語学】は文字が読めるようになるようだ。

黒塗りの絵本が、ひらがな表記の絵本に変わった。

基礎の本は[まじゅつにゅうもん]と書かれている。

これってもしかして、レベル上げないとひらがなのままがほとんどってことじゃないかな?

「まさかの、ひらがな」

「読みにくいですね」

「読めるようにはなったんですね」

「ええ、少し読みにくいのが多いですけど、なんとか」

「魔法の詠唱はできそうですか?」

「私は大丈夫です」

「私も大丈夫そうですね」

最初のページのライトボールは「つどいてひかれ らいとぼーる」と書かれていた。

「ライトボールは手のひらで光の玉を出すだけの魔法なので攻撃性はほとんどないんですが、やってみましょうか」


「「集いて光れ ライトボール」」

マリーさんと一緒に詠唱する。

ん?なんか、おかしいな?

「ヴィオレットさんのライトボール小さいですね」

「そうですよね、それになんかヒリヒリするんですよね」

「それ、ダメージ受けてません?」

「そんな気がします」

うーん、この世界HPとかの表示もMPの表示もないって言う珍しいゲームなんですよね。

なんか、変にリアルなファンタジー世界と表現されていた。

とりあえず、ライトボール消そう。


_____

【光魔法】を取得しました。【魔法技能】がレベルアップしました。

_____


「魔法の入門は以上で終わりです。今後はこの魔術入門を読んで、勉強してみてください。」

「私はほかの属性魔法の取得をしたほうがよさそうですね、使うたびにダメージとか洒落になりませんし」

「私は回復魔法を覚えたいですね」

「それは【光魔法】を使用し続ければ、取得できるようになるので頑張ってください」



少しスキルについて触れておこう。

このゲームは変にリアルなファンタジーという名の通り、少しコアなプレイヤーが狙いだった。

スキル自体は一定の行動することでスキルを取得することができる。

しかし、スキル自体も取得することでアーツを覚えることはなく、実際に使用することで取得できる。魔法であれば詠唱すれば身に着く。

そして、使用することでスキルレベルが上昇するが、一定レベルで魔法を覚えるわけではなく、覚えることが可能になるという状態になる。

少しわかりずらいが、ライトボールの次はライトアローを覚えれるようになるのだが、一度詠唱して魔法を放たなければ、アーツとして覚えられない。

そして、魔法として使用することが可能になるのだ。

【剣術】といった武器スキルはまた面白いのだが、【剣術】であれば、スキルレベルが上がれば剣を使用した攻撃にダメージが乗りやすいようだ。

まあ、剣術のレベルが上がったらモンスターを倒すスピードが上がったという体感に則った感想からの情報だが。

武器のスキルにはパッシブとアクティブがある。

パッシブは動作に対する補助効果が出るといった内容だ。受け流しや防御に対して成功しやすくなるなどがある。

アクティブはパワースラッシュという剣技などが挙げられる。アーツ名を呼ぶことで使用する。

これらのスキルは基本指南書やギルドの指導などで覚えられるようになる。これもレベルによって覚えられるアーツが変わってくる。パッシブは行動で覚えられるものもある。

スキルレベルが上がることでパッシブの効果が上がるようだ。

魔法でのパッシブ扱いの物は全て【魔法技能】にまとめられている。

そんな風に覚えていくことで、魔法の扱いが上手くなる。



なんで、そんなことを説明するかというと、マリーさんと別れてギルドに向かっております。

暇なんでパドレさんにスキルについて教えてもらっていました。

ちなみに、アーツなのだが、ギルドでほとんど教えてくれるものが多い。

教えてくれる人がいない場合は指南書があるので、その本に従って動作や詠唱を行うことでアーツを覚えていく。

先ほどの魔術入門書には各属性魔法の入門の詠唱とその次のレベルの詠唱が載っている。

ちなみに、これ以上は別の書物を購入することになる。

回復魔法は教会でしか教えてもらえないのと、光か水のレベルが一定以上ないといけないので、マリーさんはライトボールでレベル上げしている。

私は、【光魔法】がダメージになるので、光魔法も同じようになる可能性が高い。

なので、【水魔法】で覚える予定だ。それで無理の場合、【闇魔法】は回復魔法がないので、私は自分独自の回復スキルが必要になるだろう。

よし、ギルドが見えてきた。とりあえず、獣魔部門で私の登録をしなきゃね!

ヴィオレット

種族:スケルトン Lv.1

職業:異界の住人 Lv.4


スキル

【打撃脆弱】Lv.5

【浄化耐性】Lv.1

【祈り】Lv.4

【魔法技能】Lv.2

【勉学】Lv.1

【言語学】Lv.1

【光魔法】Lv.1


称号

「聖人」

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