二十三話 ホラー2恐怖の列車体験
夏休みが始まって数日した。ある日の朝、加村から電話がかかってきた。
「おうおはよう」
と朝から元気のいい声が聞こえてきくる。
「なに?」
「前言ってた心霊スポットの件行く日決まったから伝えておこうと思って」
そう言ってメモを用意するよう言われたので、紙を取りに行った。取り終えて戻ると、説明が始まった。
「まず最初に日付だが来週の水曜日に、場所はうみ駅で時間は昼の1時からねメモしたか?」
「うんメモしたよ」
「あとその日に予定とかないか?」
「特にないよ」
そう言い終えると、電話は切れてしまった。来週の水曜日か、まだ少しあるし心の準備でもしておこう。そう思いながら水曜日まで過ごした。そして約束の水曜日、昼の一時のうみ駅で待っていると、最初にやってきたのは希望さんだった。そして次に翔さん、その次に加村がやってきた。そういえば一人足りないような気がした。すると加村が
「よし全員揃ったな因みに今回は穂波は不参加だ何でも急に用事ができたらしくてな」
そういう事か、だから穂波さんはいないのか。すると加村は続けて喋り始めた。
「そして今回目指すは心霊電車だそのためにある駅に向かう着いてきてくれ」
そう言って切符売り場まで、ついて行く。そこで指定された切符を買って、電車に乗り込み目的地に向かう。そして、約一時間程乗って目的地に辿り付いた。降りるとそこはあまり周りに建物がなく、駅もそこまで大きくない無人の駅だった。自分たち以外の人は、全く見当たらなかった。ここでどうするのか気になったので加村に聞いてみる。
「ここでどうするんだ」
「えっと〜なぁ」
そう言いながら本を取り出して読み始めた。それから少し時間が経ち、確認し終えたのか本をカバンに戻して喋りだした。
「ここで待っている時に見たことない電車に乗ればいいらしい」
「それだけ?」
と希望さんが首をひねりながら言ったすると加村は
「いや〜本当にそれしか載ってないんだよ」
「じゃあどうすんだよ暑くてしょうがないんだけど~」
と翔さんが、少し切れたような口調と大きな声で返す。確かに日陰もなく、照りつける太陽はかなり暑かった。更に駅構内に、自動販売機もないので飲み物が切れても買うことができない。そういう状況だしまぁきれたくなるのもわかる気がする。それから更に、ポケ〜っとしながら多分二時間以上が過ぎた時。そこに見たこともない電車が現れた。見た目は普通だが、この辺では全く見ない物で、分かる限りで言うなら地下鉄の電車みたいだった。加村が乗り込むというので、自分たちも勢いよく乗り込んだ。すると中に入った途端意識が遠のいた。それから気付いて起き上がると、電車のトイレとかがあるような部屋にいた。近くには、何もなく外を見ても真っ暗で何も見えなかった。他にも何かないか確認する。そこには十号車であることと、零号車を目指さなければいけないことが書いてあるポスターが見つかった。そのポスターには、零号車を目指す上で大切なことが書かれていた。まず一つ目に異変を感じたら戻ること。二つ目誰かの言う事を信じべきではない。三つ目さよならは最後にと書かれていた。一つ目以降はあまり理解できなかったけど、とにかく何か異変を見つけたら戻れってことかな。そんな事を力の考えながら次の扉を開ける。そこは、いつも見る電車とは違い色んなところに広告が貼ったりしていた。この辺に異変があるのかなと思って、行先が表示されている。場所を見るとここには、異変無しという表示が流れていた。つまりここはチュートリアルか、とにかくありとあらゆる隙間を確認する。次の車両へ移動するすると、そこは今さっきいた部屋と全く同じの部屋だった。そして何両目か書いてある場所には、十両目と前と変わらず書いてあった。つまりここからが、本番なんだなと思い進むと急に頭に痛みと大きな音が聞こえた。何かと思って確認するとたらいだった。そうかたらいが、落ちてきたのか。とにかくこれは異変だし、戻るかな頭が痛むなか扉を開けて戻る。もう一度何両目か確認すると、九両目に変わっていた。こうやって進んでいくのか、そしてもう一度扉を開けて進む。歩きながら周りを観察するが、何もないような気がする。大丈夫かなと思って次の部屋に移動する。そこで何両目か確認すると、そこには十両目の表記があった。えっ今さっきの車両異変があったのか、しかも間違えると最初に戻るのか少し落ち込みながら次の扉を開ける。次の異変探しを始めた。だけど本当に見当たらずこれは流石にないんじゃないかと思って、次の部屋に進んだ。数字は九両目になっていた。やっぱりなかったのかそう安堵して、次の車両へと進んだ。瞬間車両が水没し始めた。急いで前の部屋に戻ると、数字は八に進んでいた。更に次の車両ではなんと広告が笑っていた。とても奇妙で、なんとも言えない不気味さがあった。その後には広告の目玉がほじくり返されていたりと異変が続いた。遂に数字はニにまで辿り着いた。ここまできたらミスはしたくない。そう意気込んで次の車両に入ると、特に異変は見当たらず奥まで進むとドアの向こうから加村の声が聞こえてきた。
「ここを…あけてくれ…」
「えっここを開けるのか」
何だかとても聞きづらい声で、語りかけてくる。とにかく加村なら大丈夫だろうと思って、扉を開けようとしたが、手を止める。そういえば一番最初にあった紙のことを思い出した。誰かの言う事を信じるべきではないという言葉を思い出して、一つ前の部屋に戻ると数字は進み。遂に一両目に辿り着いた。ここさえ終われば遂に零両目だ。次の扉を開けて色々な所を、確認して次の部屋に行く。扉を開けるとそこは、電車の先頭車両だった。先頭車両の中をみて回ると、運転席にブレーキと書かれたレバーを見つけた。これ押せばいいのか少し不安になりながらもブレーキのレバー下げると、すごい音ともに電車が止まった。いきなり運転席の隣の扉が開いた。ここから出ればいいのかそう思って扉の外に出てみる。すると何故か十両目に戻ってきていた。なんでと思って周りの紙をもう一度確認すると、最後にバイバイっていう必要がある事が書かれていた。そうだった忘れてた。次は忘れないようにしようと決意し、また零両目を目指そうと扉を開けた。ここは異変はないかなと周りを見て特になさそうだったので、次に行くすると数字は、前と同じ様に九になっていた。よしこの調子だ。その先も何事も無く一両目まで辿り着いた。よしここを越えれば終わりだと思いながら次の扉を開ける。中に入り周りを確認していると勢いよく横から出てきた手に掴まれた。気づくとまた十両目に戻ってきていた。えっまたよし今度こそと意気込み何とかまた一両目に戻ってきた。次こそは、気おつけないと意気込んで扉を開けて、少しづつ歩きながら周りを警戒する。特に何も起きないので、次は周りを観察する特に広告等は重点的に見ておく。かなり見て回ったが特に異変はなかったので、先に進むと遂に零両目に戻ってくることができた。でもここで安心しちゃいけないブレーキのレバーを下げ電車を止めて、その後外に出る前に
「バイバイ」
そう言い終えてから外に飛び出した。するとそこはどこかわからない駅のホームだった。周りを見渡すとかなり広いホームで、多分だけどターミナルの駅なのかなと思った。近くに階段などがないか歩きながら探すと、少し歩いた所でエレベーターを見つけた。乗れるかどうか試すためにボタンを押すと下まで降りてきた。それに乗って一階のボタンを押すと動き出した。次はどこに行くんだろうな少し待っていると、エレベーターは一階につき降りて、周りを確認すると遠くの方に人影のような物が見えた。最初は近くづこうと思ったが、列車の中で出会った加村も偽物だったことを考えると、あれは多分近づかないほうが良いなと思った。人影とは、逆の方に歩いて行くとその先にも人影があった。さらにその人影は自分の方に走ってきていた。急いで反対方向に走ったが反対方向にあったの人影もこちらに向かって、走ってきていた。急いで別の方向に切り返して逃げる。だが肩を掴まれてしまった。急いで振りほどこうとすると後ろから声が聞こえてきた
「何で逃げようとすんだよ」
と加村の口調で話しかけてきた。恐る恐る後ろを振り向くとそこには加村がいた。取り敢えず本物か確認してみるか
「なぁ本物?」
「いや本物だけど」
「ファイナルアンサー?」
「ファイナルアンサー」
「良かった本物か」
本物という確認も取れたので、現状整理をすることにした。加村も自分と同じく電車で、異変探しをして何度もやり直しをしながら試行回数約五十回目にして何とか脱出することができたらしい。てかどうやって試行回数数えたんだろ。その後は周りに人がいないため、誰かが来るまで待つことにしたらしい。そしてそれから少し経って、列車が来る音がしたので近づいてきたとのこと。でも本当にここはどこなんだ。それからも加村と雑談をしながら他の人を待つことにした。それから一体どれくらい経ったかわからないぐらい経った。遂にカムラも寝てしまい自分も眠たくなっていると、大きな列車の音が聞こえてきたもしかして誰か来たのかと思い。ホームのエレベーター付近に戻ろうと思って、周りを確認しながらエレベーター付近に戻った。登ってくるのを待っていると登ってきたのは希望さんだった。
「あれ彼方くん?」
「良かった」
そして希望さんにも現状の説明した。その後眠っている加村の元に戻って、最後の翔さんを待つことにした。それから少し経つと翔さんも戻ってきた。同じ様に現状の説明をした。
「やっと全員集まったね」
と一言言うとそれに連なって皆も喋りだした
「よし先に行こうぜ」
「えぇまだ進むのかよ〜」
「でも出るためにしょうがない」
加村を先頭に先に進んでいく。取り敢えず出口のような場所まで歩くことを目標に歩いていると、近くにコンビニが見えてきた。すると翔さんが
「ねぇ少し食べ物探さないか」
「お腹すいたのか?」
「いやいつになったらでられるかわからないし食べ物の一つや二つあった方がいいと思ってね」
確かにと納得した。加村は取り敢えずコンビニよることにした。中は普通のコンビニと変わらず普通に食べ物が、おいてあった賞味期限も問題なさそうなのでここで食事を一旦取ることにした。それから食事を取り終えて、さらに先に進む。すふと番号の描かれた出口を見つけた。そこには案内板と壁には説明書が貼られていた。案内板には七番出口と書かれていた。さて僕たちはここからどうなるんだろう。




