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プロローグ 怪奇譚収集

幼い頃に経験した不思議な事を成人後に親から聞かされ、興味を持って人の話も集めるようになったとあるサラリーマンのお話。

私自身は霊感などはないが、幼い頃からちょこちょこと不思議な体験や怖い体験が多い子だった。

友人たちと遊びに行った先で古いお屋敷の廃屋を探検し、次の日に同じ場所に行けば何もない空き地が広がっていたりしたこともあった。

そんなこともあり、成人してから色んな人の話も聞いてみたいと思って集め始めた。

そんな中で、聞いたお話を纏めて、書いていこうと思う。

成人してからコツコツと集め始めて早十数年、ある程度集まってきたのでここらでひとまとめにしていこうと思う。

これは、私が耳にし、目にし、そして時には、身をもって体験した“怪奇”の数々でございます。

どうぞ、今宵は心してお読みください。

人の世の隙間には、理屈では片づけられぬものが潜んでおります。

夜半、誰もいないはずの廊下を歩けば、背後に足音が重なる。

古い井戸の底を覗けば、こちらを見返す瞳がある。

そして、忘れたはずの名を、夢の中で呼び続ける声がある。

「気のせいだ」と笑い飛ばすのは簡単でしょう。

しかし、私が集めた話は、どれも笑い話では済まされぬものばかり。

語り継がれ、形を変え、今もどこかで息づいている。

さあ、灯りを少し落としてください。

これから語るのは、あなたのすぐ隣にも忍び寄るかもしれぬ、そんな怪の記録でございます

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