028 お風呂バトル 新妹VS旧妹
「姫乃!? 何で」
「夜華さんがキョロキョロしながら……洗面場に入っていくのを見ましたので。やっぱり燐くんを狙ってたんですね」
「べ、別に! 兄妹なんだからいいじゃない。昔は一緒によくお風呂入ってたんだから」
「へぇ」
「幼稚園とかそれぐらいの時代にな!」
まるで妹とよくお風呂入ってるみたいなことを言うんじゃない。
それに妹だけじゃなくて弟も一緒に入ることが多かった。いや、ほんとの話。
「じゃあ新妹の私と一緒に入ってもいいってことですよね」
「お、おお」
姫乃の着ているスク水は確かにスク水なんだが、少し色合いがウチの高校のものとは違う気がする。
何よりキツキツで体のラインが見えまくっている。
ボリュームのある姫乃の胸がさらに強調されて、実にエロイ。
「ちょっとお兄ちゃん。どこ見てんの! 膨らんでんだけど!」
「っ! っておまえもどこ見てんだよ」
俺の股間を凝視するんじゃない。確かに膨らんできたが。
「うっかり中学時代の水着を着てしまいましたが……やっぱり成長してるんですね。相当キツイです」
「そんなの着てる時に分かるでしょ! さてはお兄ちゃんを誘惑しようとしてるんでしょ、この女」
「これはあくまで燐くんのお背中を流してあげたいという純粋な気持ちです」
夜華もそうだけど姫乃も何か変なスイッチが入ってる気がする。
今までの姫乃だったら水着を着て突入なんて絶対しないのになんでだ?
「燐くん……新妹と旧妹。どっちがいいですか」
うつむき加減で聞いてくる。
流れるような金髪が揺れて、豊満な胸の谷間がチラリと見えてくる。
どっちがいいだなんてそんなの……。
「胸ばっかり見ないでよ! お兄ちゃんのおっぱい星人!」
「ち、違うってっ!」
うん、夜華もいいと思うぞ。慎ましくて……って言ったらぶん殴られそうなのでとても言えないが。
「今日は燐くんのお体を洗ってあげたい気分なんです」
むにゅっと姫乃の柔らかい身体が背中に当たっている気がする。
声も澄んでいて何だかとても色っぽい。
やばい、また興奮してきた。
「じゃ、じゃあお願いしよっかなぁ」
動揺して声が掠れる。
「よ、ヨルカも洗ってあげるんだから!」
ぺたんと何か当ててくるがまぁ……うん。
「じゃあ適当に頼むわ」
「なんでヨルカの時は冷静なのよ!」
「いててて、耳引っ張るな!」
さすがに血の繋がった妹に欲情するほど妹ラブではないぞ、俺は!
それに肉感が余り……。
「それより燐くん、体はもう洗ってしまったのですか?」
「ああ……」
「そうですか」
姫乃がしょんぼりした顔をする。
どさくさに紛れて何をしようとしていたんだろうか。
さっきからチラチラと俺の体ばかり見ている気がする。
「じゃあヨルカがお兄ちゃんの髪を洗ってあげる」
夜華がシャンプーの容器をプッシュして手にシャンプーを馴染ませて、俺の髪に押しつけてきた。
「……じゃあ私も」
姫乃も負け時と同じように手にシャンプーを付けて俺の髪に押しつけてきた。
「ちょちょちょ、二人とも!」
「ちょっと邪魔なんだけど」
「夜華さんこそ……」
「いたたたっ! 乱暴にするんじゃない」
二人とも正面にまわって、四本の手で乱雑に洗おうとするから頭が非常に痛い。
「お兄ちゃん抜け毛多くない?」
「燐くん、苦労してるんですね。優しくマッサージしてあげます」
「何言ってんの。こういう時は刺激してる方がいいのよ」
「あまり引っ張ると抜けますよ」
「こらっ! 俺の髪で遊ぶなっ! 親父はハゲてんだぞ、俺の髪は貴重なんだよぉぉぉ!」
競いあってるのか姫乃と夜華の争いはなかなか冷めない。
痛いくらい過剰に洗ってくる。
このままじゃ……俺の毛根は死んでしまう。
何とか二人同じにやめさせるには……これしかないっ。
二人の体の場所は分かっている。細く目を開けると正面に二人がいる。
柔らかそうなのが姫乃で、細いのが夜華。
女の子をぶん殴るわけにはいかないし、言葉でやめろといっても聞かない。
ならこれしかない。幸い、二人とも弱点は同じだった。
二人の無防備な脇腹をぐにっと揉んでやる。
「ふひっ!」「ひゃっ!」
二人の動きが止まった。そのまま二回、5本の指でくびれた脇腹を揉むと二人から悲鳴が上がって、へたりこんでしまった。その勢いのまま風呂場の床に押し倒す。
「お兄ちゃん……ちょ、この体勢は」
「燐くん、もしかして!」
「懐かしいな。昔よく一緒に風呂入った時、こうやって夜華と朝也にしてやったっけ」
今はどっちも女の子だけど……。
騒ぐ妹や弟を黙らすために徹底的に笑わせて、体力を奪ったことを思い出す。
あの時もこうやってそれぞれ5本の指を使ってお腹まわりをわしわししてやったっけ。
10本の指を動かした途端、二人の女の子は悶えだした。
「あはははははっ、お兄ちゃんやめっ、あひゃひゃっ!」
「り、燐くん。あぁん! きゃははははっ……やぁん!」
両手で二人のお腹まわりを攻めつつ、休憩代わりに手を外してシャワーが出るハンドルを捻って頭に残る石鹸を 洗い流す。
俺の大事な髪の毛をむちゃくちゃにしやがって。こいつらも無茶苦茶に躾けてやる。旧妹と新妹なんだから体に指走らせてもセーフだよな。
石鹸が洗い終えるまでずっと指を動かしていた。二人ともびっくりするくらい弱いので5本の指で十分だ。
さて髪も洗い終えたし、集中して責めるとするか。
夜華の両脇腹をぐにぐにと揉んでいて、けたたましい笑い声が上がる。
「あっはははっやだっ! ちょっ苦しいっ! あっはははっ」
「成長しても相変わらずここが弱いよな」
「お兄ちゃんのくすぐりマジで無理なの! なんでこんな上手いの!? きゃははあっ」
「最近腕を上げたんだ」
隣の子の笑い声がたまらず可愛いからな。妹の笑い声ではこうはいかない。
「変わらないよなぁ。そういやこの前テレビのバラエティで罰ゲームでくすぐられてるの見たけど顔やばかったぞ。まとめサイトに上がってた。あの高飛車自信家ヨルカはくすぐりで屈服させられる」
「お、お兄ちゃんが昔から事あるごとにくすぐるせいでしょっ! きゃははあっ。あれのせいで本当に体が敏感に」
「夜華が構って欲しいってくるからだろ。朝也よりもわがままいいやがって。まあ、くすぐると素直で可愛い夜華になるからお兄ちゃんも多用せざるをえなかったんだ」
「あはははっ! ……もうやめてぇーー!」
現役トップアイドルが悶えている姿、多分金が取れるレベルなんだろう。
俺からすれば躾みたいなもんだ。
でもこうやって素直になるのを見てるともうちょっとこうやってコミュニケーションを取れば良かったなって思う。
俺にも悪い所はあった。そう思う。
「ああっ!けほっ! ゆ、許してっ、これ以上は笑い死ぬっ!」
「あ、やべやり過ぎた」
考えながら手を動かす癖は無くさないといけないな。
さて……これ以上夜華を攻めるのは可哀想なのでそのまま両手を姫乃の脇腹へと向かう。
「わひっ! な、なんで私までっ」
「妹同士で差をつけるのはどうかって思って」
「きゃはははっ! ちょ、ちょっとっ! やぁん!」
姫乃の艶っぽい声がたまらなく良い。
感度は姫乃の方が良いようだ。指一本、力を入れるたびに姫乃の体がびくんと震える。
肉付きのよい体がビクビク震えるのが溜まらずに可愛らしい。
本当に小さい体なのにスタイル抜群だ。水着越しに揺れている……。
「はぁ……はぁ……」
さすがにこんなもんにしておくか。これ以上は股間がきつい。
姫乃の顔は紅潮し、金髪とコバルトブルーの瞳が合わせて非常に色っぽく見える。
こんな姿きっと俺以外の誰にも見せたことがないはずだ。
おそらく平原さんにだって。
「燐くん」
「っ!」
怒られる? そう思った先に姫乃の口が開いた。
「もっと……もっとこちょこちょしてぇ」
その声と共に俺の指は再び動いた。
それと同時に姫乃のけたたましい笑い声が響く。
嫌がりながらも笑い、悶え、そして妖美な声で俺の名を呼ぶ。
それがたまらなく愛しくて、姫乃の体を指がかけめぐった。
姫乃が体を何度も震わせるのが可愛いかったのだ。
「あぁんっ!」
「お、お兄ちゃん。さすがにやりすぎじゃ」
「っ!」
夜華に言われ、我に返る。
確かにやりすぎだった。姫乃は呼吸困難になりそうなほど息が絶え絶えで疲れ果てていたのだ。
これ以上やったらどうなっていたか。呼びかけられなかったらこのまま続けていたに違いない。
俺はまさしく姫乃に魅了されてしまっていた。もっと姫の可愛く乱れた姿を見たいと思ってしまったのだ。
気づけば髪は乾き始めていた。
体は最初に洗ったので湯船にはつかっていないが全て洗えている状態だ。
「……先に出る。晩メシの準備するから……ゆっくりつかってな」
二人の水着の女の子を置いて浴室から出た。
大きな後悔と少しの高揚感を残して。
「ねぇ」
「ふぁい……」
「ヨルカとお話しない?」
乱れた姫は何を思う。
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