邂逅
今日はいつもより帰るのが遅くなってしまった。悪魔持ちと謎の悪魔狩りのせいで。帰る頃には日を跨ぎそうだ。
「ただいまぁ.....」
家の中は私の声が少し反芻するだけで何もなかった。
リビングに入りテーブルを見ると食事と手紙が置いてある。迷惑をかけて本当に申し訳ない。
風呂や着替えをさっさと済ませて食事をしすぐに眠りについた。
***
朝になりいつも通り学校に行く準備をしていた。
昨日遅くなったことについておにぃは何も聞かなかった。まるで理由がわかっているかのように。
「いってきまーす」
おにぃは玄関で手を振りながら見送ってくれた、そんなおにぃに少し疑念を抱きながら学校へ向かった。
「ありゃ感づかれてるかもな。」
アムカは俺に向かってそう言った。
昨日悪魔持ちをいつも通りボコしているところを妹に見られてしまった。ただ顔は見られていないはず。まだ大丈夫だろう。
「ところでまだ見つからないのか?お前が探している悪魔は」
ゆっくりとお茶を飲みながらアムカにそう聞いた。アムカは少し考えて答えた。
「あぁ気配は確かに感じるんだがなかなか見つけられん」
理由はわからないが、アムカにはどうしても見つけ出し殺したい悪魔がいるらしい。
「じゃあ今から探しに行くか、朝なら見つかるかもしれないし」
そういい出かける準備をした。いつも通り黒いパーカーを着て行こうとした時アムカに引き止められた。
「朝から昼間は顔がバレやすい仮面をつけとけ」
そういい仮面を渡された、狐のお面であるが何故か趣味が悪い気がする。
被ってみると不思議なことに視界が何一つ制限されていない。それに被った時の違和感もない。
「当然だ我の力を使って作ったのだからな」
「お前今はほとんど力無いくせに」
しっかりと鍵を閉めて出かけた。妹が帰ってくるまでには切り上げよう。そう思いながら街へと向かった。
***
街へと向かうと早速悪魔持ちが暴れていた。
すぐさま駆け出し悪魔持ちに攻撃しようとしたところ運悪く悪魔祓いと当たってしまった。
悪魔祓いは悪魔持ちを颯爽に片づけ俺の方を向いた。
「あなたが例の悪魔狩りですか?」
相手は俺を凝視しながらそう言った。俺はそうだと答えると間髪入れずに仕掛けてきた。
俺はその攻撃を全てかわし全力で逃げ出した。しかしいくら逃げても追いついてくるので迎え撃つことにした。
「凶禍装甲typeD」
自身の背後に六つの球を展開し、悪魔祓いに向けてその球からレーザーを放つ。
悪魔祓いは4つは避けたが残り2つにあたってしまった。
逃げ出すなら今と思いその人の命を無事を祈りながら全速力で走った。
家に帰ったのは15時過ぎとなってしまった。




