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【閑話】第一幕:約束のお肉、山ほど(前編)

「魔物群れの調査クエスト」のその後のお話です。

あのクエストで初めて共に戦ったEランク冒険者たちとの、ほんわかした日常閑話です。

本編のネタバレはありませんので、閑話から先に読んでいただいても大丈夫です。

それでは、チヅルたちのにぎやかな一日をお楽しみください!

 第632環、瑠璃月るりづきの三巡目、光律こうりつ

 暦の上では冬の入り口にあたるこの月だが、港湾都市マーレンを包む空気は依然として穏やかだ。海から吹き込む風は心持ち涼やかさを増しているものの、陽光はどこまでも澄み渡り、街を行き交う人々の足取りを軽くさせている。


 その日の陽3ようみこく過ぎ。

 冒険者ギルド「潮鳴りの鉄錨」の広大なホールは、朝の依頼受注を終えた冒険者たちが打ち鳴らす木製ジョッキの音と、厨房から漂う具だくさんスープの香ばしい匂いに満ちていた。

 依頼ボードの前で、薄紫色の猫耳をぴこぴこと揺らしながら羊皮紙を眺めている少女が一人。

 チヅル・ルナデウスは、首元の魔装チョーカーにそっと指を添えながら、いつものように快活な笑みを浮かべていた。


「んー、今日はのんびりした依頼が多いねぇ。ラズベルちゃん、どう思う?」

「そうね。ここしばらくは遺跡の調査や報告会でずっと根を詰めていたし、今日は気分転換に簡単な依頼を受けるのもいいかもしれないわね」


 隣で柔らかな微笑みを湛えているのは、桃色の髪を三角頭巾でまとめたハイドワーフ混領種の娘、ラズベル・ドドガリスだ。白いブラウスにワンピース、革のコルセットにオープンフロントのスカートといういで立ちは、一見商人を思わせる装いだが、探索時は、その下にミスリル合金製スケイルアーマーを着込むこともある。


「あたしはどっちでもいいぜ。……つーかさ、どっかに手応えのある魔物でも転がってねーかな」


 チヅルの反対側で、白地に紺の襟が目を引くセーラー服を纏い、その胸元に真っ赤なスカーフを揺らしているのはユイ・イガラシだ。彼女は退屈そうに大きく欠伸あくびを漏らすと、首を回してポニーテールを揺らした。腰に帯びた魔刀『白綱』の白い鞘が、ギルドの魔法灯を反射して鋭く輝く。


 そんな三人娘の背後に、一人の青年が意を決したような表情で近づいてきた。


「……あの、チヅルさん!」


 聞き覚えのある、少し生真面目すぎる声。チヅルが振り返ると、そこには『暁の盾』のリーダー、ゼッペルが直立不動で立っていた。


「あ、ゼッペルくん! 久しぶりだね」


「はい……あ、いえ。実は、その……」


 ゼッペルが何かを言い淀んだ瞬間、ギルドのあちこちから椅子を引く音や足音が重なった。


「よぉ、姉御! やっと捕まえたぜ!」


 軽薄そうな、しかし親しみのこもった声と共に現れたのは、双剣を腰に提げたシービィだ。その後ろには、エマ、コレット、テューリ、ルカ、さらにパドやドーレス、セオンといった、あのローガン村の死線を共に潜り抜けた総勢十二名のEランク冒険者たちが、まるで示し合わせたように集結していた。


「……えっ、なんで全員いるの?」


 チヅルが思いがけない全員の登場に目を丸くし、ぱちぱちと瞬きを繰り返す横で、「フルメンいんじゃん。あんたたち、ここでデマチとか、マジうけるんだけど」と言って、ユイは吹き出していた。


「……あ、いえ。待ち伏せというわけでは……」


 ゼッペルが神妙な顔で、どこか申し訳なさそうに切り出した。


「実は、古代遺跡の追加調査に参加しておりまして、その時に皆さんを見かけてはいたのです。……ですが、チヅルさんたちが調査旅団の方々と熱心に打ち合わせをされていたので、声をかけるタイミングを逃してしまいまして……」


「えっ、そうだったの? 気づかなかったなぁ、ごめんね」


「いえ! 謝らないでください。完全にこちらの不徳の致すところです」


 直立不動で頭を下げるゼッペルに、シービィが横から「おいおい、そんな神妙になるなよ」と肩をすくめた。


「こいつ、あれから毎朝ギルドに来て、姉御たちがいないか掲示板の前をチェックしてたんだぜ。几帳面な奴だろ?」

「シービィ……! 余計なことを言うな!」


 ゼッペルの耳が、一瞬にして林檎のように赤く染まる。その様子を見て、エマが落ち着いた口調で追い打ちをかけた。


「ゼッペルさん、耳が真っ赤ですよ。……でも、毎日通うほど、それだけ皆さんに会いたかったというのは事実ですから」


 ユイが呆れたように、腰のポーチから羊皮紙を一枚取り出してひらひらとさせた。


「つーかさ、ギルドの私書箱番号くらい、先に聞いとけよ。ガチで効率悪すぎだろ」


 その正論に、チヅルとゼッペルがほぼ同時に「……そうだね」「……そうですね」と頷き合い、奇妙な連帯感で顔を見合わせた。


「ふふ、でも今日こうして会えたんだもの。これからはちゃんと番号を交換しましょうね。……ところでチヅルちゃん、大切なことを忘れていないかしら?」


 ラズベルに促され、チヅルは「あ!」と手を打った。そのワインレッドの瞳に、いたずらっぽい輝きが宿る。


「そういえば——お肉の約束、まだ果たしてなかったよね?」


 その一言がホールに響いた瞬間、Eランク陣の空気が一変した。


「まだだぜ!! 忘れたら許さないからなって、あの時言ったよな、姉御!」


 シービィが前のめりになり、コレットの瞳が爛々と輝き始める。


「ずっと、ずっと楽しみにしていました……! 今こそ、最高のお肉を……!」

「……肉」(ん)


 セオンが無言で一歩前に出ると、そのただならぬ気配に気づいた周囲の冒険者たちが「なんだなんだ?」とこちらを伺い始めた。


「わかってる、わかってるよ! ちゃんと覚えてるから」


 チヅルがニッコリと笑うと、ゼッペルが再び姿勢を正して進み出た。


「では——段取りは、俺たちにお任せください。チヅルさんたちには、当日最高に楽しんでいただきたい。……俺に、仕切らせてください!」


 普段の硬い雰囲気が少しだけ和らぎ、やる気に満ち溢れたゼッペルの姿を見て、チヅルは快く頷いた。


「うん、まかせた。期待してるよ、ゼッペルくん!」 「はい! がんばります!」


 ゼッペルはこれ以上ないほど真剣な顔で答え、拳を握りしめた。


「あたしたち、今からマリアさんのところに行かなくちゃいけないの。天頂の鐘が鳴る頃には、この辺でお弁当にするから、その時にまた声をかけるよ」

「承知いたしました。それまでに、全員の予定と会場、備品の手配をまとめておきます!」


 チヅル、ラズベル、ユイの三人が受付カウンターへ向かうのを見送り、ゼッペルはすぐさま仲間たちを振り返った。その手には、革表紙に羊皮紙が何枚も綴じられた手帳と銀筆が握られていた。


***


「よし、では皆さんの都合を確認させてください。開催日はいつがよろしいですか?」


 ゼッペルが手帳を開くと同時に、ホールの一角はさながらお祭り騒ぎのような喧騒へと様変わりした。


「オレは毎日暇だぜ! なぁ、パド?」

「……なんで俺も一緒なんだよ。まぁ、暇だけどよ」

「……ん」(セオンも首を縦に振る)


「……明日は薬草採取があるから、明後日なら……」とドーレスがボソリと呟くと、シービィが即座に否定した。

「ダメだ、明後日じゃ遅すぎる! 今日の宵闇の鐘の後、港通りの精肉店が特売やるんだよ。明日には最高の部位が売り切れるに決まってんだろ!」

「……(一拍)……明日がいい」特売という言葉に、ドーレスが即座に前言を撤回した。


「お前、なんでそんな精肉店の特売情報に詳しいんだよ」

「……冒険者は、いつだって掲示板の横にある街の張り紙をチェックしておくもんだろ」


 胸を張るシービィに、ノーアが「依頼ボードより熱心に見てるんじゃないか?」と苦笑する。

「うるせー! いい肉を安く、大量に買うのも冒険者の重要なスキルだろ!」


 シービィの熱弁に、コレットが身を乗り出した。


「港通りの精肉店! わたしも行きます! 一番太いソーセージが欲しいんです!」

「わたしも果物を買いに行きたいです!」


 テューリも賛同し、フィズィは静かに手帳へ「港通り・精肉店・特売」と書き込んでいる。


「フィズィ、何をメモしていますか」

「……今後の、参考に」


「あ……明日、訓練の予定がありましたが——延期します! 特売、大事ですから!」


 コレットが力強く宣言し、ルカは無言で頷いてスケジュールに問題ないことを示した。


「セラムさんはどうですか?」

「わたしはゼッペルさんと一緒ですから、いつでも大丈夫ですよ」


 セラムがおっとりと微笑むと、ゼッペルは少し照れたように視線を落とした。


「ノーアも、俺が決めた日でいいんだな?」

「ああ。リーダーの判断に従うよ。……というか、お前が一番楽しそうだな」

「……そんなことは、ありません」


 ゼッペルは手帳に全員の予定をまとめ上げると、一度大きく頷いた。


「では、明日——火律かりつに開催、という方向でチヅルさんたちに確認を取ります。場所は、俺たちが訓練の休憩でよく行く『北の丘』の草地にしましょう。あそこなら眺めもよく、風も穏やかです」

「あー、あそこか。確かにいい場所だよな」


「焚き火台と網は、俺とフィズィで手配します。フィズィ、鍛冶組合に心当たりはありますか?」

「……当たってみます」


 ゼッペルはテキパキと役割を割り振っていく。その様子を、セラムが「ゼッペルさんは、ああいう時が一番生き生きしています」と微笑みながら見守っていた。


「では、一旦解散! 陽7ようななこくに再びここへ集合してください。チヅルさんたちへ最終提案を行います」


***


 天頂の鐘が「カラーン、カラーン」とマーレンの空に鳴り響く頃。

 打ち合わせを終え、ラズベルが作ったお弁当を抱えたチヅル一行がホールに戻ってきた。


 ゼッペルが手帳を片手に、真っ先に歩み寄る。


「チヅルさん。お疲れ様です。明日の火律かりつ、ご予定はいかがでしょうか?」

「明日? ……うん、今のところは空いてるから、大丈夫だよ」

「ありがとうございます。では、確定させていただきます」


 ゼッペルが手帳に力強くチェックを入れた。その所作には、迷いがない。


「明日・火律の陽4刻半ようよんこくはん。マーレン外郭の北門に集合でお願いします。そこから北の丘まで、徒歩で半刻はんこくほどです。焚き火台と網はこちらで手配いたしました。食材は、各パーティーで持ち寄りということで、よろしいでしょうか?」


 丁寧で過不足のない説明に、チヅルたちは感心したように顔を見合わせた。


「完璧だね、ゼッペルくん。焚き火台とか、どうしたの?」

「焚き火台は、市場の鍛冶組合から借りました。フィズィが少し値切ってくれまして……」


「えっ、フィズィちゃんが値切り交渉!? 意外だなぁ〜」


 チヅルが驚くと、フィズィは少し照れくさそうに「……癖で」と視線を逸らした。


「おー、マジか。値切り交渉できるやつは貴重だぜ。いい仲間に恵まれたな、ゼッペル」


 ユイがサムズアップを送ると、ゼッペルの耳がまた少し赤くなった。


「楽しみだな〜! 北の丘、どんなところなの?」

「マーレン北西の外郭から、北へ進んだところにある小高い草地です。眺めがよくて、とっておきの場所ですよ」

「瑠璃月の陽の下でいただくお肉……素敵ね」


 ラズベルも期待に目を細めている。


 チヅルが「じゃあみんな、明日、楽しみにしているね!」と締めくくり、解散しようとしたところで——。


「は、ちょい待ち!」


 ユイが鋭い声を上げた。


「さっきも言ったじゃん、ギルドの私書箱番号。今すぐ交換。二度手間とかガチ無理なんだけど」


 一瞬の沈黙。その後、全員から「「「「……そうでした!」」」」という、天地を揺るがさんばかりの声が重なった。


***


 番号交換の作業が始まったが、ここでまた小さな騒ぎが起きた。

 ゼッペルは自前の手帳と銀筆を。シービィがそれを見て、ニヤニヤと笑う。


「……ゼッペル、お前よく手帳なんて高いもんに金出せるよな。銀貨7枚だろ?」

「……必要な道具に投資するのは当然のことです」


 ゼッペルが平然を装って答える横で、ラズベルはマジックポーチから羊皮紙を一枚、さらりと取り出した。


「あら、あたしはこれで十分よ」

「番号くらいなら紙一枚で足りるしな。あたしもこれだ」


 ユイも同様に羊皮紙と銀筆を出す。コレットが「わたし、羊皮紙持ってません……!」とカウンターへ走り、パドがテューリに無言で銀筆を貸し出す。そんな中、セオンが手ぶらで立っていると、ドーレスが無言で予備の羊皮紙を差し出した。


 そんな喧騒の真ん中で。

 ゼッペルは、チヅルの手元を見て、思わず手を止めた。


「……チヅルさん。それは、何ですか? 銀筆をお使いでないようですが……」


 チヅルは手に持った、美しい六芒星と魔宝珠が施された豪華な革表紙の手帳に、指先でさらさらと文字をなぞっていた。銀筆もインクも使っていないのに、なぞった跡にはくっきりと文字が定着していく。


「えっ? うん、問題ないよ」


 チヅルがこともなげに答えると、横から覗き込んだエマが目を見開いた。


「そ、それってもしや……マジックノートじゃないですか! たしか金貨2枚はくだらない魔道具のはずですよ!」


 その言葉に、Eランクパーティーの面々が凍りついた。


「……金貨、2枚」


 ゼッペルが自分の手帳(銀貨7枚)を見つめ、それからチヅルのノートを、そして再び自分の手帳を見た。


「おい、オレが銀貨7枚がどうこうって言ってる傍らで……なんなんだよ、それ……」


 シービィが言葉を失い、ノーアも「え、それを普段から持ち歩いているのか……?」と顔を引きつらせる。


「……何があったんですか?」


 カウンターから戻ってきたコレットが、周囲の異様な空気を感じて小首を傾げた。


「え、そんな高かったっけ?」


 チヅルが不思議そうに首を傾げると、ユイが小さく溜息をついた。


「あいつ、値段を気にせず『便利そう』だけで買っちまうからな……」

「ふふ、チヅルちゃんはちょっと金銭感覚がズレてるのよね」


 ラズベルの苦笑いに、ゼッペルはただ「……マジックノート、はじめて見ました」とだけ言い残し、黙って自分の手帳に視線を戻した。その表情は、どこか悟りを開いたかのようでもあり、少しだけ複雑でもあった。


 やがて全員の番号交換が完了した。チヅルはマジックノートをパタンと閉じ、満足そうに微笑んだ。


(……なんで最初からこうしなかったんだろ)


 自分でも少し間の抜けたことを考えていたが、それよりも今は、明日の約束が楽しみで仕方がない。


***


 宵闇の鐘が鳴り響き、街が夜の帳に包まれる頃。

 それぞれのパーティーは、明日の宴に向けた準備に奔走していた。


「それじゃぁ、ワイバーンのテール肉の燻製を出しましょうか」


 ラズベルは、自宅のキッチン横にある半地下入口から食糧貯蔵庫に入り、大きな塊肉を取り出した。


「マジか! ワイバーンのテール肉とかテンション上がるし! エールとの相性ガチえぐいぜ」


 ユイが目を輝かせる。


「たまには外でお酒もいいね〜。ラズベルちゃん、アンブロシア・ミード、まだあったっけ?」

「ええ、5瓶は残っているわ。エールはストックないから、明日、北門に行く前に調達しましょう」


 一方、市場の精肉店では、ゼッペル一行が真剣な面持ちでショーケースを睨んでいた。


「フィズィ、このヤクのロース肉……サシの入り方はどうですか」

「……良好。店主、もう少し安くなりませんか」


 フィズィが店主と静かに火花を散らす中、セラムが「食後のケアに、薬膳茶も用意しましたよ」と付け加えた。

 ノーアは手帳を片手にテキパキと動くゼッペルを見て、「お前、本当に楽しそうだな」と小声で茶化した。


 また別の店では、コレットの絶叫が響いていた。


「一番太くて、一番長いのをください!!」


 精肉店の店主が引き気味に差し出した、ボア肉の腸詰ソーセージ。コレットはそれを両手で大事そうに抱え、ガッツポーズを決めた。


「コレット、お野菜も大事ですよ。ルカ、籠に野菜を」


 エマの冷静な指示に従い、ルカは無言で大量の根菜を籠に放り込んでいく。テューリが「甘いものも必要です!」と林檎と梨を山盛りに積み上げ、エマ一行の荷物は最終的に全員が最大重量に達していた。


 そして、最も豪快だったのはシービィ一行だ。


「とにかくでかい肉、全種類見せろ。全てだ」


 シービィの宣言に、ドーレスが「……多くないか」と一言。


「足りないだろ、セオンがいんだぞ!」


 セオンが無言で、ショーケースの奥にあったガウルの巨大な塊肉を指差した。


「……店主、それ全部」


 パドが「俺はケロスが食べたいぜ」と言えば、シービィは「おう、それも追加だ!」と太っ腹に応じる。

 ドーレスが「財布、大丈夫か?」と呟くが、セオンはすでに、朴の葉で包まれた肉塊が詰め込まれた麻袋を、抱え上げていた。


「まっ、次の仕事を頑張ればいい……か。いや本当にいいのか?」


 どんぶり勘定のシービィを支えるドーレスの悩みは尽きない。


 港湾都市マーレンの夜。

 翌日に控えた「最高のお肉」への期待は、潮風に乗って静かに街へと広がっていく。


 茜色の残光が穏やかに街を包む中、果たして明日はどのような焼肉パーティーが繰り広げられるのか。

 チヅルの『幸運の羅針盤』が引き寄せる一日は、きっと、最高に騒がしくて美味しいものになるはずだ。


前編はここまでです。

ゼッペルくんの几帳面さとEランク勢の食への情熱、伝わりましたでしょうか。

セオンが一人で肉塊を抱えていく姿が、個人的にお気に入りです。

後編では、いよいよ北の丘での宴が始まります。どうかお付き合いください!

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