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見感語  作者: 紀希
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キュッキュッ星人



俺は寝ていた。


明け方、?だっただろうか。


時間には合わない不愉快な音が。


廊下の方から聞こえて来た、



キュッ、キュッ、キュ、!



「あぁああ!!!」


うるさい。


まるで体育館の床にゴム性の靴底が摩擦でスレながら、


その場で止まろうとしているかの様な音がしている。


「俺。見て来ようか?」


「いいよめんどくせえ、」


友人はこういう揉め事が大好きだ。


「好きだよなー、お前も。」


目を瞑ったまま、友人の声に反応する。


こんな時間に走り回るなんて奴は、


ロクな者じゃない。


キュッ、キュッ、キュ、!


ガチャッ、


「出て行った。」


横になりながら耳を澄まして友人の様子を伺う。



しかし、暫く経っても何も聞こえなかった。



俺は布団で前を隠しながら恐る恐る部屋から出た。


チン、


部屋から出たと同時にエレベーターの開く音がした。


エレベーターの方に目をやると既に中は空だった。


誰か。降りたのか、


ゆっくりと角の先を覗き込むと、


「うわぁ、!」


人が居た。


「お前か!?


夜中に走り回ってるのは!」


男は俺に向かってそう言った。


「ち、違います。


私もうるさくて眠れなくて。」


キュッ、キュッ、キュ、!


そうしている内に、あの音が近付いて来た。


「うわぁあああ!」


男は悲鳴を上げながら逃げた。


男「来たぞ!!!」


何が来たのか。


そもそも友人は何処へ、、


エレベーターで逃げるか。


いや。エレベーターに乗る前に奴と出くわす。


俺に残った選択肢は、


下の階へと飛び降りるしかなかった。



どうせ。これは、夢だ。



何と無くそう。感じていた。


何階かは分からないが、


俺は飛び降りるしかなかった。


手摺に手を掛けて飛び降りようとした時。


グッ、


腕を掴まれた。


ハッ!


そいつの顔を見ようとした時。


俺は案の定。夢から覚めた。



そして、目を開けた時。


あの音がした。



キュッ、キュッ、キュ、



真っ暗な部屋の中で。


クーラーの明かりを興味深く見る奴が居た。


キュッ、キュッ、キュ、


顔からは鼻か嘴の様なものが長く伸び。


それを繋ぐ首が胴体まで長く伸びていた。


服装は白いタンクトップで、


腕が垂れ下がる様に伸びていたが、


手。は、無かった。


キュッ、キュッ、キュ、!


そいつから身体を反らすかの様に。


俺は寝ているフリをした。



朝目覚めた時。


これが本当にあった出来事なのかは分からなかったが。


その日の夜。


再び奴が現れた。



キュッ、キュッ、キュ、



きっと奴は宇宙人なのかと思う。






























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