07能力検査
毎日投稿なんとか頑張りたい
「ほれ、気合いじゃ! ガッツじゃ! 駆け登れぃ。」
「チュゥ、チュゥー!」
夜の闇の中でワシの激にあわせてムサシが壁を駆け上がる。うむ、よいスピードじゃ
ムサシとはワシと運命の出会いを果たしたこの鼠のことじゃ。立派な武者になってほしいと願って名づけた。精悍そうな顔でワシの今世の飼育第一号にぴったりじゃ!
ムサシは全長は10㎝ほどで、見た目はハツカネズミににとるの。体はキレイに洗ったが、その時もクマネズミ類のような汚さはなかったの。ただ、ハツカネズミの特徴の高い声がムサシには当てはまらんが、そもそもここは地球じゃないからの。小さいことは気にせんようにしよう。
うむ垂直壁上がりは1秒か。やっぱりこれもこうなるか。
うーむ、信じられんな。今終わった運動能力検査だけでなく、先にやっていた知力検査もあり得ん結果じゃったし。この高能力の源となっているエネルギーが地球と別でない限り信じられん内容じゃな。まあ物質Xとするか。この物質Xの解明が今世では重要になってきそうじゃな。ワシが絶対に解明してやるぞぅ!!
ちなみにムサシはオスの成体じゃ。
じゃから早くつがいを探してやらんとの。
そしてどんどん品種改良じゃ!
しかし小動物でこの能力の高さなら、大型は一体どうなっとるんかの。むちゃくちゃ楽しみじゃ! どこかに大型はおらんかのぅ。あ! ワシとしたことがこんなことにも気づかんとは。いるじゃん近くに! ここに! それは、、、
「ワシじゃーーーーー!!!!」
翌朝高熱を出したチェリーをメアリー(衛兵隊長の妻)が見つけ、3日間ベッドに拘束したため、起きたときには妻を探しにムサシは新天地に飛び立っていたとさ。
「ワシのぉおおお! 運命の相手がぁあああああ!!」
ちなみに謎の物質Xとは魔力であり誰でも持っているということを後日メアリーが手から炎を出しているときに教えて貰ったチェリーであったとさ。
運命の別れ!




