2222.原因
来たな…… こういった主要キャラが言い淀んだり躊躇したりする場合、大概のラノベやマンガ、アニメでは的を射た事、真実を言うのだ…… 逆フラグと言っても構わないだろう。
さあ、ペトラが真実をぶち捲ける、お聞き頂こう。
『ここに何か、貴重な物があるって言うんなら…… しすさん? かなぁって』
『っ! な、なるほどぉっ!』
ちっ! 大外れの戯言だったか…… お耳汚しに過ぎなかった様だ、陳謝する。
「えっ? 一体何だい? しすさんって?」
興味を抱くペジオを必死に説得する一同、中でも平謝りで妄想がぁとか本当に済みません、馬鹿なんですよ! とか言い続けているミロブロが哀れであった。
何とか大間違いの思い込みを打ち消した一同の中で、バストロ学院の長、現魔術師のトップに君臨するズィナミが口を開く。
「でも本当に何なんだろうね? モンスターがあんなに集まる程執着するなんて…… ね、シエル?」
幼馴染で同じ位の年齢らしいシエル女史が答える、彼女は学院ではインテリでクレバーなキャラなのだ。
「不思議よね? ここへの道すがら見かけたモンスター、それも幼体っぽい奴等を急襲して焼き尽くしてやった時にも満足に抵抗しなかった癖にね」
ん? んん? 焼き尽く、なんて?
ダソス・ダロスが私、観察者と同じ疑問を抱いてくれたらしい。
『焼き尽くす? それに幼体って、何だ?』
ズィナミは悪びれる素振りも見せない。
「ん? サリトから真っ直ぐ向かって来たからモンスターの群れの中を通って来たじゃない? だから大量の魔物に追われちゃったんだってばっ! 判るでしょ?」
なるほど…… イマイチ判らんままだがシエル女史が続ける。
「ハタンガを越えた辺りでいよいよ追って来るモンスターの数がヤバイ感じになっちゃってね、それでそこらにいた野生? ジモティのモンスターを燃やせばどうかってね、ほら! 上手く行けば同士討ちとかもワンチャン出来るかも知れないじゃない? それでちょーど、戦闘力が低そうな子供がいたから――――」
『攻撃、ってか燃やしたのかっ? シエルっ?』
「アタシじゃないわよ? やったのはエンペラで」
『ズィナミの指示だからなっ! 決して自分の意思では無いぞっ!』
城壁の上から言葉を投げたエンペラは遠くを見つめたままである。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です(*'v'*)
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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