2203.二つ目のマジか
もう一つのマジか、については比喩無しで状況を説明する事としよう、その方が判り易いだろうから。
エンペラがギレスラの頭上をピュ~っと行っている丁度同じタイミングで、ペジオがギレスラ達の横を通り過ぎていった。
獅子虎親子をブッチしてだ。
ウサギの丈夫な歯にはズィナミとシエルが失神したまま咥えられている。
続いて神殿に向かったのは獣人を背に満載したグラム・ランドと地竜の群れだ、争う様に神殿の入り口に向かっている。
更に鹿に戻ったエバンガがラマスと角折れの獣人を乗せて走り抜けた、もう必死、血眼ってリアルだとこーなんだー、って感じである。
最後にやって来たのはペトラばりのボアラミングを発動しているダソス・ダロス、その後ろにぴったり着けたタロースはガトを抱いている、因みにグログロはその金属の尻に犬歯を食い込ませて唸り声を上げている、こいつの思いはそれはそれで物凄いよな、一途ってーの? ちょっとストーカーっぽくもあるけど。
で、ハンペラ達が開け損なった神殿の扉は恵体組達、主にダダ坊とタロースに呆気なくぶっ壊された、本当に簡単にそれはもう儚く脆く。
「おーいっ! 急ぐしぃっ! こっちこっちぃっ!」
壊れた扉の横から必死の形相で手招くハンペラとウータンギャルズ。
荷重制限を遥かに越えてペトラを掴んで飛び立つギレスラの背にはジョディとミロブロが死に物狂いでしがみ付く。
少しでも軽くしようとしてか、ペトラの頭にとまったバッタとカメムシも精一杯その羽を羽ばたかせている。
何とか飛び切って城壁の内側に入ったギレスラと入れ違う様に飛び立った空を埋め尽くさんばかりの飛竜の群れ、竜王の里ご自慢の航空戦力は全機がフルスロットルでブレスの発射準備も完了済みだ。
『発射だぁーっ!』
『『『『『『『『『『『『『『『『『『アンギャィヤヤァァァー!』』』』』』』』』』』』』』』』』』
カッ! ドゴドゴドゴドゴドゴッ! ガシャガシャガシャゴゴゴゴゴゴゴオオオオォォォォッ!
グラム・ランドの号令と同時に、ウラジオストクの神殿前は、火炎、氷結、紫電、岩石、土塊の色鮮やかなブレスの攻撃に埋め尽くされたのである。
綺麗に均されていたその場所は、それから暫らくの間、大体二百年位は荒れ果てたままで放置される事となる。
つまり二つ目のマジか、それは大量のモンスターによる突然の襲撃、そこからの緊急避難だったのである。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です(*'v'*)
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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