2178.本官は
今回の話には、
『86.ハタンガ村』
『100.洗われた魂は、だんだんだいん』
『103.新しい先生』の前書き部分
の内容が関わっています。
読み返して頂くとより解り易く、楽しんで頂けると思います。
なるほど、パッと見、家禽ベースの魔物、コカトリスっぽく見えるフォルムもちゃんと見れば随分違っている事が判る。
そもそもコカトリスってモンスターは鳥類っぽいが実の所、爬虫類ベースの魔物である。
羽毛っぽい体表もしっかり見れば鱗が重なり合っているだけなのだ、オスはちゃんとトカゲっぽいし。
対して今目の前でビジネスライクな自己紹介と災害派遣時並みに丁寧な救護作業を繰り広げている十九体は完全な鳥型だ。
手の如く器用に使っている前肢は間違いなく翼っぽいし、嘴、小さいが鶏冠的な肉垂だってちゃんと付いている。
但し、こちらはモンスターとは別の意味で一般のニワトリとは明らかに違っている。
何と言うか、きめ細やかで絹糸状、とってもシルキーでソフティーそうな体毛が全身を覆っているのだ。
色は白、言い替えれば純白のヒヨコ、そのまま大人になっちゃいました、テヘッ♪ 的な感じである、見方によればディーバっぽい感じ、いと歌姫気合入り捲りなステージ衣装風味な出で立ちだったのである。
特に後肢のスネ部分で一度禿げ上がった体毛が、もみじ部分で再び毛勢を取り戻してボリューム感たっぷりな辺りは非常にゴージャスでスプラージ、且つ、ブージーでハイクラスなリッチテイストのグレーテストさを感じる、顔色も青いし、貴族なのかも知れない。
ずばり言えば、そう、この十九体は烏骨鶏なのだ、人間サイズの。
十九羽の烏骨鶏? と来れば……
ギレスラを引っ張り出した五体の内、一際筋肉質で大柄な個体が言う。
「『回復』、大丈夫ですか? えっと、ドラゴンさん? ですよね?」
『あ、ああ、助かったのだ…… あんたは?』
「本官は元三重県警機動捜査隊第一小隊長、現在はペジオ生物研究所第一警ら隊隊長の南野柔男であります」
お、おう? 南野? 確か一章で松坂の肥育農家、秋沢明とJA職員の辻井道夫、共通の友人だった男の名前だった筈だが…… ギレスラの質問は続く。
『あんた等は遠目で魔物だとばかり思っていたのだが魔獣だったのだな?』
「あーそこ等辺は些か複雑でねー、本官より相棒の方が上手に説明出来ると思うので! おーい! ちょっと来てくれよ! 民生ぉー!」
む? た、民生? ってまさか?
少しだけ離れた扉の前で気を失ったペトラを見守っていた一羽がすぐさま声を返す。
「おう、少し待ってくれ! 今このボアを…… ってかコイツ、コユキさんにそっくりだなぁ、ははは♪」
うん、どうやらあの茶原交番勤務だった民生巡査らしいな。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です(*'v'*)
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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