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幼女の振り見て我が振り直せ


図書館の張り紙に、利用制限回復の旨が記してある。一度に多くを列挙されても、何ができて、何をしてはいけないかが分かりづらい。幸い、出来ないことが一番下に書いてあるので、それ以外の機能は回復したと理解できる。


子供の頃、勉学において何が理解出来ていないかを問われても、答えられなかった。それがわかれば、出来ることも自ずとわかるはずである。欠点に見て見ぬ振りをしていたのか、そもそも何も学んでいなかったのか。恐らく後者である。今でもわかったふりをして虫食いの知識を披露し、恥をかかないか不安である。


劇場版の幼女戦記を観た。この作品はリバタリアンの男が魔法を使える幼女に転生し、西側と東側の戦争に巻き込まれるという架空戦記の形をとっている。


仮想敵国は、ソ連みたいなロシア、ロシアみたいなソ連で、共産主義を体現したような国である。


この作品は、航空部隊が戦力の要であり、西側に属する幼女は空を飛んで敵兵をなぎ払う。


にもかかわらず、どういうわけかソ連みたいな国は防空戦力を拡充せず、ほとんど無防備である。多国籍軍が防衛に当たるが、首都まで幼女の侵攻を許してしまう。


ソ連みたいな国がすごい馬鹿みたいに見えるが、後半は人的資源を大量投入して幼女を追い詰める。


ある程度の欠点に目を瞑り、長所を伸ばした結果に思えるが、人も資源も有限である。そのことに、この作品の指導者たちは西側も東側も気づいていないような節がある。


皆が自分の欠点に気づいて直せたら、争いなんか起こらんよなという教訓を得た。

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