26/141
shame
リアルでは、私が小説を書いていることは誰も知らない。
友達もいない。信頼できる人間も周りに一人もいない。
金も愛も信じられない。
神様と、言霊はちょびっと信じてる。
最近気づいたことがある。
小説を人に読んでもらうのが、恥ずかしい。これまで気づかなかったが、自信がない。
どれだけ書いても自信はつかない。雲を掴むような感覚に疲れないと言えば嘘になる。
読まれたいのか。それすらもうわからない。
小説家の村の住人になりたくなることもある。
「オラ、小説家になっただ。んだんだ」
と言いたいだけなのではないか。帰属するということはオラが村に入ることを意味する。
保障を得るために生きるのは惨めだ。
生きるということは、惨めだ。
みなレイプされるために生きている。
私は大人になれない。恥ずかしいから。




