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夢破れて山河あり

 

 夢破れて山河あり


 愚や愚や汝を如何せん



  詩というのは便利なもので、こんな出来損ないのパロディーでも私の心情を表すのに十分である。


 このエッセイも百回目だというのに、未だ作家になれていない。お便りコーナーを見るたびにちんちんがいらいらする。


 正直お便りコーナーより赤ひげ薬局のCMの方が元気になれるし、今の作家なんて幕末の武士みたいなものなので、あまり魅力を感じない気もする。華族になろうよ。


 冒頭の愚というのは、私の理想であって、作家という手段を指すのではない。それを持て余しているのは事実ではあるが。


 先頃、宇宙に行きたくないと書いたが、火星に行ってまで星⚪️社座談会はしたくない。今は知らんが、かつては公開レ⚪️プショーみたいなものだった。何故フェミに目をつけられないか不思議である。あらゆる選考過程は権威主義的で男性的かもしれない。星海社さんは知名度が低いのが幸いしているのだろう。


 0か1かに疑義を挟むのがリベラルアーツの役目だ。文系は死ねと何度も言われるが、ここは譲れない。これが徹底できないと、宇宙には行けない。


 藤井二冠が高校をやめてしまった。結局、人生の価値は0か1なのか。私にもよくわからない。


  最後にモヤモヤして帰ってもらおう。


  私は子供の頃、カッパを見たことがある。体は緑色、顔はオレンジで、近所の川を平泳ぎしていた。頭に皿もあった。


 この話をすると頭がおかしいと思われるからやめろと、親に言われる。確かにおかしいかもしれない。単なる見間違いもありうる。


  それでも私はカッパを見ましたと言い続けるし、嘘だと思っていない。


 0でも1でもない世界を生きる。愚や愚や汝を如何せん。



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