第四話 幸せ
窓を見ていると、愛が話しかけてきた。
「治樹〜」
「どうしたの?」
「あのさ、今度いつ遊ぶ?」
(神様!!!!多分 俺は今一番あなたに感謝してるでしょう!!)
「いつにしようか、みんなに聞かないとわかんないかな」
「あ、その事なんだけど、二人で行かない?」
(ええええーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺の叫びは天まで聞こえただろう)
「うんうん、二人で行こう」
「え!?本当に!?嬉しい♪」
(今の俺は世界でベスト30に入る幸せ者だぜ)
「そこ!何喋ってるんだ。」
先生に見つかってしまった。
この時、先生を怨んだのはゆうまでもない
「あ、すみません」
同時に言った。
俺は愛の方を見る。
愛も俺の方を見る。
目が合う
二人は目が合うと笑った。
休み時間になった。
治樹は授業中愛の事でいっぱいだった。
前にメアド聞けなかったから、聞こうと決心していた。
「愛、さっきの事なんだけど、学校でその事話すのやばいから、メアド教えて」
(自分で何を言ってるのかわからなかった)
わかるのは、心臓が高鳴ってる事だけ
「うん、いいよ♪」
メアドと番号を教えてもらう。
男子からの視線が痛い
でも、愛の事でいっぱいだったから気にしなかった
学校にいた時間が短く感じた。
気のせいかもしれないけど
愛といると時間の流れが速い
不思議だ・・・
家についた治樹は携帯を取り出し
愛にメールした。
[治樹です。メアドありがとう、遊ぶ日どうしよっか?]
早くメール返ってこないかな〜すごくドキドキしていると
すぐにメールが返ってきた。
[愛で〜す♪遊ぶ日は今度の日曜日でどう?]
[わかった。日曜日な]
そして、メールのやりとりが続く・・・
楽しい時間がまた始まる
[もう寝ます〜おやすみ〜]
[うん、おやすみ]
(よっしゃあー好感度アップだぜ!!)
治樹は幸せだった。
愛が居る日常が幸せだった。