10.5話 「お説教後の飲み会」
こんばんは!
那祢です。
十話のお説教後をかきました。
居酒屋で二人はなにを話すか?
またあとがきで。
「・・・・・・・・お疲れ様。」
「ああ・・・・・・・・・・・」
ここはなじみの居酒屋ヤヤニエ亭。
会社帰りのオッサンや飲み会によく使われる居酒屋だ。
入ってきたおじさんが俺、メカゴリラに挨拶をする。
多分こいつが銀色のシャインダ―なんだろう。
「テンション低いね。やっぱ怒られた?」
「もちろん・・・・・お前もお説教喰らたのか?」
「あ・・・・・はい。草次ちゃんに・・・・・あ!名前バラしちゃった!」
「ああ、緑色のシャインダ―の名前だろ?いや知ってるからかまわんよ。」
おじさんは目を丸くして俺の肩に手を回しゆさぶる!
「ええ!?何で知ってるの!?敵の情報調査・・・・・・」
「おい!ゆさぶるな!アイツが自信が自己紹介してたって。」
そう言うとおじさんは首を振る。
「正義のヒーローが正体をばらすなんて。戦隊では失格だぞ。」
「ああ、俺もそう思う。」
「まあ、何か頼もうよ。ここはやっぱビール?」
「おじさん、好きなのを頼みな。俺はビール好きだから飲んでるだけ。」
「じゃあ、焼酎で。」
「大将、焼酎とおつまみは・・・・・・・お任せで数点お願いする。」
そう言うとカウンターにいる大将が「あいよ!」と返事をした。
先に来ているビールを飲む。
うん、うまい。
そう思っているとおじさんが話しかけてきた。
「黄之瀬 喜緑。」
「・・・・・・・・・・は?」
「私の名前だ。黄之瀬 喜緑。きりょくと呼んでほしいな。」
「おいおい!敵に名前を言うなよ!おまえの・・・・・親戚もそうだけどさ!」
「いや、私は迷惑をかけてしまったのだからしょうがないしここでずっとおじさん呼ばわりは辛いからさ。」
「・・・・・・ああわかった。喜緑さん。」
「じゃあ飲み会しよう。」
そう言うと女給さんが料理を運んできた。
各飲み物を持って・・・・・
「お疲れ様。」
「おつかれさま。」
俺はビールを飲み干す。
そして追加のビールを頼んだ。
「料理も温かいうちに食べましょう。」
喜緑がそう言うとむしゃむしゃと焼き鳥を食べている。
無防備で食べてる姿は何故か昔やっていたアニメのげっ歯類を思い出す。
こいつわかってんのかな?
俺とお前、敵同士なんだけど。
まあ、いいか。
俺はところてんを食べる。
「ここって始めてきましたが・・・・・おいしいですよね。」
「ああ、ここの大将のオリジナル料理もうまいんだ。」
そう言うと
「頼むか?いつもの。」
「ああ、二つ頼む。」
そう言うと大将は料理を作り始めた。
その間追加のビールが届く。
「ところでさ聞きたいことがあったんだけど。」
「ん?何でしょうか?」
「お前さ・・・・・何で俺を襲ってきたの?」
「え?」
「だってさ。他の怪人だったらもしかしたら勝てたかもしれないし。メカゴリラ大剣、あれ威力高いんだろ?エヌ様に邪魔されたんであまりわかんなかったけど・・・」
「そう!あれは一部に銀を使って退魔用の聖水を水代わりに使用したんだ。だから妖怪やモンスターに効果があるって言われていて。」
「めっちゃやべー奴じゃん。で、何でそれに炎をまとわせたんだ?」
そう聞くと喜緑は顔を赤らめてこう答えた。
「俺、サン〇イズ好きなので。特に一番最初のエク〇カイザーは中学生の時に親が買ってきてもらって。」
「ああ、懐かしいな。当時俺も自分のテレビでやっていたよ。俺は歌が好きだったな。」
「わかる!それね!」
ゴリラとおっさんがたわいもない話をしていると女給が大将のおすすめを持ってきた。
それは・・・・・かつ丼だった。
「ゴリラさん。これって単なるカツどんでは?」
「ふふん。そう見た目で意見を言うな。食べてみろよ。」
箸を取り出して喜緑に渡す。
喜緑はソースを少しかけてすごすごと食べ始めた。
もぐもぐ。
無言だ。
もぐもぐもぐもぐ。
未だに無言。
「おい!少しぐらい感想を言え!」
「えー!ここは黙って食べるんじゃ!?」
「大将だってお前の感想聞きたくてそわそわしてんじゃねえか!」
「凄くうまいから黙って食べてるのに・・・・・」
「お前の気持ちはわかる。でもさ・・・・・」
大将を見ると少し照れていた。
「ほら。」
「あ、すんごくおいしゅうございます?」
「何でお嬢様みたいに言ってんだよ。」
背中を軽く小突くと店内は爆笑に包まれた。
「ここってあたたかいんですね。」
「ああ、だから戦うことを忘れちまうのさ。」
「私も通って良いのでしょうか?」
「良いんじゃねえ?争わなければ。」
「ははは・・・・・そうします。」
苦笑いをした。
そう言えば何でこいつ俺を襲ってきたんだ?
気になるから聞いてみるか。
「なあ、何で喜緑さんは俺を襲ってきたんだ?」
「ごはっ!げっほ!」
そう言うと喜緑は食べていた丼を吹き出しそうになる。
そして気まずそうに真実を話してきた。
「なんだよそれ!全くも~!お前って奴は!」
「お、怒らないでくださいよ!こっちだってちっぽけな意地があって!」
「わかってるよ!男には譲れねーもんあるからな。でもよー。あれのことが?あははは・・・・」
「わらうなって。周りの奴らもきくな!」
「「「「あっはははははは・・・・・・・」」」」
仲良くなった二人。
彼の話を聞いたそれ以外のお客。
その笑い声は夜に響き渡るのであった。
仲良くなるなら居酒屋に。
未成年はお酒はまだ駄目ですがオカズがうまいんですよね。
さて次回はなにをかくやら。
またよろしくお願いします。
那祢でした。




