第一章 天に導かれる 第一話 厄災
剣魔暦7509年、フィッツが夢を見た5年後、15才の彼は平凡な日常を送っていた。
彼は今日エドワルド先生授業を受けることになっている
「エドワルド先生、おはようございます」
珍しく遅刻しなかったフィッツが庭の木の下に座っているエドワルド先生に声をかけた
「おお、きたか!今日も気合いを入れて修行をするぞ!」エドワルド先生が雷のような声で言った
「はい!」
今日は普段のような素振りではなく先生に一対一の稽古を着けてもらった
「いつかかって来てもいいぞ!」先生が木刀を肩に載せて言った
「では、行きます」フィッツが飛びかかった
「遅い!」先生が言葉を出すと同時にフィッツの体に木刀が当たった「手と足だけ力を出すのでなく、全身だ、全身、全身に力を込めて素早く動くんだ!」先生が彼の相手をしながらそう言った
一時間が過ぎた
「ひとまず休憩だ」先生が言うとフィッツを連れて川岸に行った
「なあフィッツ、お前さんの剣を10年見て気づいた事がある」先生が水を飲みながら言った
「それは何でしょうか?」フィッツが尋ねる
先生が川の向こうを眺めると、穏やかな風が吹き、先生の水色の髪が揺らいた「それは、お前さんが剣を振るうとき何か欠けている」
「それはどういう意味でしょうか?剣技の熟練度がたりない、あるいは…」フィッツが疑問に思った
「違う、お前さんの剣技はその年で十分熟練度が高い、
そもそも高過ぎる」先生がそう語る
「では何が…先生?」フィッツが考えている途中先生が急に立ち上がって反射的に剣を握った
「フィッツ、剣を持て」
フィッツがそばに置いている布で包まれた黒い剣を握った「どうかしましたか?」と尋ねようとした時、周囲が急に闇に呑みこまれた、そして全ての疑問が解決した。
空に渦巻きのような物が雷と伴って現れた
(何て莫大な魔力だ)
「フィッツ俺の手を掴んで伏せろ!」エドワルド先生が叫んだ、フィッツは言われた通りにした、そして渦巻きが激しくなった、彼らはその後失神した。
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(長い時が経つ)
「ここはどこだ?」目覚めた僕は見覚えのない小さな部屋の中にいた、僕は部屋から出て階段を下りて行った、そしてエドワルド先生の声が聞こえた
「やっと起きたのか、お前さん俺が起きてから三日間寝てたぞ!」
「えっ!あんなに長く寝てたの?ところでここはどこ、家の中には見えないけど?」
「いいか、俺が今言うのは決して冗談ではない、真剣に聞け、俺たちは神聖連邦国東部の魔力災害に巻き込まれて、北部大陸に転送された、俺たちを助けてくれた矮人族がそう言った、詳しい事はしらない」
そう言えば意識が消える前莫大の魔力を感じた、しかしどうやって神聖連邦国東部で魔力災害が起きたのを知っている、情報伝達はそんなに速かったっけ?
いや、今はその矮人族に話を聞こう
「じゃあここはその矮人族の家何ですよね、あの人今どこにいるんですか?」
「ああ、その人は木こりだから、今は森の中にいるんだろう、夕方に帰って来る。」
ーーー
(日が暮れた頃)
「意外と遅いな、普段は暗くなる前に帰って来るはずだが……。何か有ったのか?」
エドワルド先生がそう言った
「僕たちで探しに行きましょうか?」
「そうだな」
行くか行くまいか悩んでいるその時だった、ドアの方から大きな音がした
(何だろう?)
エドワルド先生がドアへ向かって歩いて行った、そこには全身が傷だらけの矮人族が倒れていた。
「おい!大丈夫か、何があった?しっかりしろ!」
「とりあえず手当てしましょう」僕は水と薬を持って来た
簡単な手当てが済んだ後、僕たちは先生が昼間の時に買ったパンを食べながら、いちおうその矮人族の話しを聞く事にした。
「あんたたちのおかげで助かったよ、あれは本当にヤバかったぜ」彼から会話が始まった
「いやいや、大した事ではない」エドワルド先生が答える「ところでお前ら二人お互いまだ名乗っていないんじゃないか?」
「そうですね、では僕から名乗りしましょう。僕の名前はフィッツ•アレックス•ラミレスです、今後はよろしく」
「わしの名はジークじゃ。よろしくな、ぼうや」
「食事中悪いがジークのじいさんその怪我何にやられた」エドワルド先生が突然聞いた
「そうじゃな、これは知らない化け物にやられたん
じゃ。確信しているとは言えないが、やつは魔力災害によって生まれたとわしはそう思っている」
そうだな、魔物は確か魔素の濃度が高い場所で動物が変異した物だとアイリン先生が言ってたよな、僕たちがあの森に転送されたらあり得るか
「ジークさん、僕たちはあの森で拾われたんですよね」
「そうじゃが、それがどうかしたか?」
僕はかれらに魔物の発生原因と転送の関係を伝えた
「そうか、つまりお前さんが言いたいのは:転送で莫大な魔力が放たれた後大量の魔素が環境に取り残されて森の動物が変異したと言うことだな!」エドワルド先生が言った
「そう言う事」
「それは少し違うと、わしは思う」ジークさんが言った「ここら辺の動物が変異した物なら、何とか対応できるじゃが、今回はそうでなかった」
「では、外形等印象に残っていますか?」
「そうじゃな、勝てねぇと判断したらすぐ逃げたから、あんまり印象がねぇんだ、だがやつはでっかい黒い塊に見えたような気がした……情報がなくてすまんのう」
「いえいえ、そんな事はない、ご無事で何よりです」
まずいな、やつを倒してジークさんを助けたいが、これだと情報がたりない、僕も魔物と戦う経験は0だし……。
「何にせよここで悩んでも仕方がない、今日はいったん寝て明日覗きに行こうか」エドワルド先生が言った、確かにここで悩んでも何も変わらない
「そうだね、じゃあ、二人ともお休み」こうして僕は部屋にもどった、けどやはり少し怖い、初めての実戦が見知らぬ魔物と戦う何て……。




