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始姐様と僕  作者: 橘莉湖
158/161

158、普通冷たいお茶だよね?

「永倉新八と原田佐之助?知らないなぁ~?」

 始姐、僕、歳三、斎藤、沖田、丞の6人で朝の朝食を食べています。

 朝食はご飯、具沢山の味噌汁、浅漬け、焼き鮭にほうれん草のお浸しです。ご飯と味噌汁はおかわり自由で、始姐、沖田、丞は2杯目にいってます。モリモリ食べてくださるので作りがいがあります。


「知らないなら仕方がないですが、始姐を拷問にかけると言っているのでこちらに来た時は拷問で挨拶しませんか?」

「程々にね」

(あっ、止めないんだ)

 ご飯をモリモリと食べる始姐。ご飯のお代わりが3杯目になってる沖田。今まで食べてこれなかったのか始姐の処に来て新しい身体になってからはモリモリ食べている。


「ご馳走さま」

「もうよろしいので?」

「うん。今日は珍しくお代わりをしてしまった。」

「いいのですよ。」

「ご飯が美味しかった」

「嬉しい言葉です。」


 食事が終わり始姐、歳三、斎藤、丞、沖田が道場に行った。


 ジェラルドは昼ご飯の用意をする。

 竈でご飯を炊く。魔導式コンロで揚げ物のハムカツや甘い玉子焼きにタコさんウィンナーにブロッコリーの中華風の味付けを作って行く。勿論唐揚げも有る。

 ご飯が炊けたら塩むすびでおにぎりを作る。綺麗な三角形のおにぎりが出来上がる。おにぎりとおかずを重箱に詰めたら風呂敷で包んでテーブルの上に置いた。

 お茶は緑茶にした。

 水筒にお茶を入れて蓋をする。竈の火を落としてから弁当を持って道場に向かう。


 木刀の打ち合う音が聞こえる。

 始姐も木剣で打ち合っている。始姐も木剣を使っている事じたいが珍しい。いつもはマスケット銃なのに⋯


 始姐が言ってましたね。「来たるべき時の為に⋯」って。

 来たるべき時って何でしょうか?

 始姐に聞いてもただ微笑むだけ。まぁ良いです。僕は始姐に付いて行くだけですから、歳三も丞も沖田も斎藤も皆付いて行くだけですから


「おお、お弁当か?」

「お茶も有ります。飲みますか?」

「飲む飲む」


 身体を動かして暑い中、ジェラルドがコップについだお茶は熱々のお茶だった。

「何で⋯」と思いながらフーフーと冷ましてお茶を啜る沖田。

「あちー!!」


 熱いだろうね。湯気がわんさかと出てるもの、普通こう言う時は、冷たいお茶なのに


「歳三は熱い茶好きでしょ?」

「今はよく冷えたお茶の方がいいな」

 軽口を叩きながら打ち合いは続く。

「シロエ魔法は無しだからな。マスケット銃は駄目だからな。」

「剣ならいい?」


 始姐が言って空中に黒剣を展開する。


「駄目に決まってる!!」

 歳三に怒られて始姐は、笑いながら

「残念」

 と言いパチンと指を鳴らして展開した黒剣が消える。

「相変わらず凄いな(ここで変態的なセンス何て言ったらジェラルドに飯抜きされるか、始姐の手料理かのどちらかだな)」

「今、変な事考えただろう?」

「か、考えてないぞ?」

 図星である。話ながら手を止めない。木刀と木剣で打ち合いを続けるが、勝負が見えない。


「始姐。手を抜いては行けませんよ」


 ジェラルドが言う。が、始姐本人はいたって真面目にやってる。いつもマスケット銃だから久々の剣に手間取っている。でも身体で覚えた技術は、相当なのだが、それについて行ける体力が無いのだ。


「外野は黙ってて!!」

 始姐は真剣だった。ジェラルドに怒る事は無いが、怒気を滲ませて言う事じたいが珍しい。


「怒られちゃいました。」


 テヘヘと笑うジェラルド。

 何でそんなに嬉しそうなのですか?

 怒られる事は良いのか?謎で有る。


「ジェラルド、余り怒らないシロエ姐さんに怒られて何でそんなに嬉しいのですか?」

「ん?始姐に怒られるとこう身体の底からゾクゾクして、たまらないんだ」

「武者震いじゃなくて?」

「生きてるって感じがするんだ」

 ジェラルドの変な癖?と歳三、丞、斎藤、沖田の誰もが思った。


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