表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
The Goddesses We Love.  作者: 初月・龍尖
The only star I've ever wanted.
17/21

Navigation.


 

 運転席に座って助手席へ顔を向けるとウタイは「ッス」と頷いた。

「あー、改めて紹介するけど。俺の彼女、カナデ・ウタ。本名は教えない」

「ヨロシクおねがいするッス」

「俺は兄のチカ。この子は俺の彼女のセイ・シユ。よろしくね。カナデさんの話は聞いていたけどギャップが凄いね」

 チカはウタイの自己紹介を聞いて変な顔になった。

「先ほども自己紹介しましたがチカちゃんの彼女をしています。セイ・シユです。よろしくお願いします」

「次は俺か。俺は真ん中のユウ。この人が妻のアマちゃん」

「ん。よろしくお願いするわね」

 アマさんはそう言ってユウの腕に抱き着いた。

 うーん、でかい。

 何がって訳じゃ無いけど。

「キイくん。ナニを見てッス?」

「いや、見てねー。何も見てねー」

「ふふっ。わかりやすいのは3人とも(みんな)一緒」

 シユさんはそう微笑んだ。

 俺ってわかりやすいのか?

 そう思ってバックミラー越しにチカとユウの顔を見ると同じ顔をしていた。

 それで察した。

 俺ら3人は全員が彼女に”わかりやすい”って言われてんだな……。

 

 変な気持ちになりながらエンジンをかける。

「で、チカ。場所は本当にここでいいのか?」

「うん。カーナビ無いけど、行ける?」

「あ、うちがナビするからだいじょぶッス」

「あ、カナデさんはナビも出来る人なんですね」

「色々とやりまッしたから」

 ウタイは遠い目をした。

 あのゲリラロケで鍛えられたんだよなあ。

 俺と初めて会ったのもあの番組だし縁が切れねえからなかなか辞めさせて貰えねえんだよなあ。

「凄いわねえ。ワタシは出かける事が稀だからユウに引っ張って貰わないと道が判らないわ」

「そうなの? もっと外に出ないとだめ」

「そうは言ってもなあ。アマちゃん、本当に引きこもりだし」

「軽い所から体験して行かないとだめ」

「そうッスよ……。いきなりマジ体験すると絶望的にきついッスから……」

「そう……。ウタさんが言うと重みが有るわね……」

「呼び捨てでいいッスよ。うちたち同志ですし」

 同志、とは。

 そう聞きたかったがすぐにウタイのナビが始まってしまった。

 ナビモードのウタイは集中力が凄い。

 こうしないと生き残れなかったからそうなってしまったと言うかナビゲーションをする機械みたいになる。

 

 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ