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俺はJKの子持ちだったのか!  作者: シマアザラシ
第5章『夏に望むこと』
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ロリ巨乳の悪戯(1)

    ◇◇◇


 都内の駅前にて――。


 旅行の予定が決まってから1週間後の8月1週目金曜日の夜7時――。

 月は8月になり一層暑さが増して歩くだけ汗が流れてくる。しかも時間帯と曜日のせいか人通りも多い。


「はぁ、テンチョー、今日の現場は暇すぎだったぜ……」


「だな……俺たちって意外と頑張ってたんだな」


 今夏休み中のためいつもの学食が休みなので、俺と三沢は別現場のヘルプに行っていた。ヘルプ先は大手ゼネコンの社員食堂で設備も最新で、さらには従業員の数も多かった。食数はうちの現場と変わらない400食ぐらいだが、15人ほどいた。


 まあ、あっちは営業しているだけでもらえる資金、管理費とかもらってるらしいからうちとは事情が違うんだけどな。


「羨ましい……15人ってなんだよ。うちの3倍以上じゃねぇか。サボり放題じゃねぇか……」


「そうか? あたしは今ぐらい忙しい方がやりがいがあっていいけどな」


 こいつ正気か? 暇なら暇の方がいいじゃねぇか……まあ、暇すぎると落ち着かなくて永遠と掃除をしてしまうけど。

 社畜根性は社畜ではなくなってもなおらないのか……。


「な、なんかテンチョーが落ち込んでるぜ……な、なあ飲みに行こうぜ! 昼から食ってないからさすが腹減ったぜ!」


「そうだな……」


 ま、まあいい! 俺はもう自由だ! 金曜の夜、花金だ!

 最近三沢と2人で飲みに行くのは娘たちに怒られなくなったしな。まあ、ここに由衣がいたら無理やり参加しようとするけど……。


 ちなみに今日由衣と新井は別現場に行っている。

 行く前の会ったが……。2人は色彩を失った瞳で俺を見つめて――。


『兄貴以外の現場とか気がのらねぇっす。そこの現場しめてもいいっすか?』


『…………はぁ。ヘルプですか……はぁ』


 あいつら問題起こしてないよな……? 理由はわからんが、なんかダークサイドに落ちたみたいだったけど。

 ……う、うん考えないようにしよう。


「よ、よし、それじゃあどこに行く?」


「いつもの焼き鳥屋でいいんじゃないか? テンチョーあそこ好きだろ?」


「そうだな……いいかもしれない。それじゃあ娘に連絡してくるわ」


 俺がスマホを取り出し、電話をかけようとすると――。


『おにぃ……?』


不意に後ろから話しかけられる――。

俺を兄と呼ぶのは可愛い妹だ。


「ああ、アヤメか? 偶然だな。これから三沢と飲みに行くんだけどお前も……」


 そんなことを言いながら振り向くとそこには――。

 如月ぐらい小さい140センチほどの女が立っていた。女はスーツ姿だが、顔がかなり童顔なのでスーツに着せられている感がすごい。

 そんな幼児的な見た目なのに胸だけは不自然に大きい……。


 そして……俺はそんなロリ巨乳に見覚えがある。


「は、『晴香』? な、何でここにいるんだ?」


「わああ! すっごい久しぶりなのによくわかったね! 2年振りぐらいだよ!?」


 い、嫌だってお前全然顔変わってないし……お前は不老の人か。胸は大きくなってるけど……。


(いや……懐かしんだけど……会えてうれしい感じはあるんだけど……で、でも……)


 それは魂の妹アヤメとは別物の、歳の離れた『戸籍上の妹』だ。こ、こいつ遥々地方から何し来たんだ?


「よかったぁ! 入れ違いにならなくて! 互いに言いたいことがあると思うんだけど、1ついい?」


「…………お、おう」


 無邪気なほほ笑みを向けてくる晴香。とてもではないが21歳には見えない……。


「アヤメって誰? おにぃの妹って私だけだよね? それにそこのかっこいいお姉さんはお兄ちゃんの彼女?」


「おっ! テンチョーの妹か!? 可愛いじゃねぇか! あたしは彼女じゃねぇぜ」


「そうなんですかぁ? 一週周っておにぃとお似合いな気がしたんだけどなぁ」


 仲良く喋る妹と同僚。

 三沢はいきなりことで多少動揺しているようだが、すぐに晴香の存在を受け入れたようだ。適応力たけぇ……。


 それで晴香は、ちらっと俺のことを見て「小悪魔の尻尾が生えてるんじゃないか?」と、錯覚するぐらい悪戯っぽい表情に変わる。


「…………」


 こいつ昔から俺のことをからかうの大好きだからな……今の状況だけでもかなり厄介なんだけど……い、いやそれよりも『大問題』がある。


「…………」


 自業自得と言われたら何も言えないし、完全に天下無敵に俺のせいなのは自覚しているのだが……俺、娘たちのこと実家に伝えてないんだけど。


(神様……俺はど、どうしましょうか……)


 と、無神論者の俺でも神にすがりたくなった。

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