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私小説 2・0  作者: 角筆夫
日常
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笑止


 これから私小説を書きたいが、結局、ブログみたいな文章になるだろう。恐らくブログみたいな文章にならないことが、本来の私小説の条件なのであろうが、こんな私ごときに何ができるかと思ってしまう。ネットのビョウバクたる荒野に晒しておくだけの芸のない文章になるだろう。


 でも、それで良いと思っている。というのもこんなものを書いてアクセス数が増えても何もならないからだ。若い女の子にモテたら嬉しいのであるが、今時、文学女子なんているものだろうか。いや。これがいるのだ。多士済々というやつだろう。今や、男性作家の方が少なくなったというくらいであろう。


 もちろん、それもハイカルチャーの小説の話であり、サブカルチャーになってくると話は変わるのかもしれない。サブとハイはどう分けるのかというと、オタクぽいかそうでないかであろう。今の若い人たちは、オタクに見られないように必死に努力をしている。それは涙ぐましいほどである。


 話は戻るが、モテたところで何になるだろう。私は近年、老いたる父親の世話もしないといけないし、車もないしデートなんて行っている場合でもない。そもそも女の子と共有できる趣味もない。ラブホテルに行くくらいしかないだろう。しかも恐らく勃たない。そこは頑なに勃たないだろう。


 笑ってしまうほど勃たないのである。そこは。本当に。しかも勃ったところで持続力もそんなにない。あと、口臭ケアもしていないし、身体はブヨブヨになっている。これは、腹筋を毎日百回やれば、何とかなるかもしれないが、そんな気力もない。女の子とデートしたところで何を語ろうか。


 女の子が好きそうなことに何の興味もない。それにしても女の子というものはどうしてああどうでも良いことに血道を上げるのであろうか。何かのバンドとか、ファッションとか、そういう若者が好きそうなものを享受するのだ。フィーリングなんて言って。


 私からしてみれば、ドジョウすくいとか、阿波踊りとかと、そんなに大差のないものを、外国の偉い音楽だとか言って、建物の中で流して、踊らなきゃいけないのである。そして、「ウェーイ」なんてやらないといけないのだ。


 私はそういうノリが心底しんどい。お笑い番組とかもついてゆけない。そんなことをするくらいなら、ネットサーフィンするか、キャンディークラッシュなどの、3マスパズルをやった方がマシである。私は最近思うのであるが……。

 

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