42.NO PAiN!!
世界は広い。とてもとても広い。ので、朝昼夜全ての食事をパンにする人の一人や二人いたって何らおかしくはないどころかそんな一家があったって良いのだ。
かと言ってこれは流石に…
神河家の玄関前かつベーカリーの裏口を出て暮れたかと思えばすぐに暗くなる夏の夜道を二人並んで歩く。
嫌気が指すくらい「いらない」って言ったのに、頑なに「送ってく」って譲らないから珍しく深雪が折れ「じゃ送られてやるわ」と言ってしまった以上こうせざるを得ないのだ。
(気持ちは分からなくもないけど、私はあんなヤツらに負けるほど弱くないっての)
歩道のない道で紅葉を左に置いて歩きながらこんなことを考えては頭の中で愚痴を漏らす。
あんなこともあった。彼女らも一部ネット上で晒されるハメになった。暴行しようとしてきたマヌケも何匹かいた。何者かにとっての攻撃する理由があってかつ気の弱そうな静ならイケるとでも考えたんだろうけど、静が狙われたこともあった。
けれど、これは言わない。
今ただでさえ変に気遣ってるこいつにこんなこと教えようもんなら余計にダメージ負うって分かりきってるし、静にも他のみんなにもこれは言わない、秘密だって約束したから。
心配してくれてることは素直に嬉しいことだと思うし、成長したとも思う。
けどやっぱりなんか引っかかる。モヤモヤする。
モヤを晴らすように考えていたこととは全くもって関係のない話題を振ることにしよう。そうしとけばいつかなくなってくれると願って。
「あんた甘いの苦手だったよね?あんな甘いのばっかよく食べるわね」
紅葉は甘いのが苦手。前にチョコをあげようとしたときも拒否られたし、スイーツバイキング行ってもほとんど食べなかったし、本人が「オレ甘いのよりしょっぱいのがいいな」って言ってたのと、今日の神河家の食卓を思い出し、1mgの憐憫を込めて話題に上げる。
けれど本人は普段の様子とは裏腹に意外に気に留めていない様子でいる。
「そりゃ食べなきゃその日の飯もなくなるからな。それにコーヒーがあれば意外といけるぞ、アレ。おかげでコーヒー淹れるのだけはめちゃ上手くなったからな」
記憶の中を思い返してみると確かに今日のコーヒーは美味しかった。パンも美味しいことには美味しのだけど夕食にはとても合わないんだけど、コーヒーはすごく美味しかった。「まさかアレ、コイツが淹れたの?」と顔に出る疑問符を見て紅葉がはにかんで笑う。
「アレ淹れたのは多分ばあちゃんだよ。オレが運ぶ以外何もしてなかったのはオマエも見てたろ」
「ほんと子供みたいに笑うやつだな」と思いつつもすぐ前を向いてしまった笑顔を惜しく思う。そんな笑顔を隠す包帯を「邪魔だな」とも。つい剥がしてしまいたくなる。
顔まで伸ばそうとした左手を理性で止め、また元の会話に戻る。
「そう言えばそっか。ご飯までずっとあんたと部屋にいたわ」
ふつふつと会話を続け、徒歩五分圏内の道のりをゆっくりと歩く。てんで中身のない空っぽの他愛もない話題、「近所のネコいたでしょ、あんたがオスだって言い張ってた子。あの子この前子供産んだらしいわよ」とか「部活の日はあんたの分の弁当も作ってきてあげるわ。美味しいのは分かるけど、健康にも気遣いなさいよ」とか「今度サッさんランニング誘おうかな。んだその顔、絶対楽しいだろ」とか「あそこのカフェが良かったから今度連れてくわ」とかそんな何気ない話ばっかりを十分くらい続けた。
電灯に集まる蛾の数が増えてくるとだんだんと話題も尽きて会話が途切れ途切れになってく。
二人とも一寸も口を動かさないまま横並びで歩く。
道を照らすのは電灯の灯りと家庭から漏れ出た微かな光ばかりで、たまにすれ違う前照灯が眩しい。
「なあ」
左から聞こえてくる声に顔は向けないまま耳を傾ける。
もうすぐ家に着くっていうのにまた話を振られたら帰るに帰りにくいじゃない、と考えてもそれは口にしない。
声色に若干違和感を感じたから。
「なによ」
あいつが私のことを見ずに呼びかけてきたから私も同じように見返りもしないで返事をしてやるのだ。
「お前さ」
紅葉の足が止まってるのに気づかないまま電灯の灯りの下まで歩き、声が隣からではなく背後から聞こえてきたからとやっと立ち止まる。
声は低い。
灯りがないとこはあんなにも暗かったのか、と今になってようやく気付く。暗闇に立ち止まる紅葉の姿がうっすらとしか認識出来ないけれど声だけははっきりと。
体温が、低い。
「今日は車道側歩くんだな」
今日一番どころか一生の不覚だ。
こいつの発言に一瞬でも動揺した。
けれど気取られるよりも前に表情を作り直して暗がりへと振り返る。
全身を闇に溶かした紅葉の表情は仄かに濁ってる。
「ずっと試してたのにあんたがこっち来ないからでしょ。あとちょっとくらいはちゃんとこっち歩きなさいよ」
左手を腰に添え、声だけでなく全身からもやれやれといった雰囲気を醸し出す。
それが良くなかった。
紅葉は挑発と受け取り、より一層躍起になってしまったのだ。
「そうかよ。じゃあ後でそうするけどさ」
暗がりにいても動き出したのが分かるわざとらしい足音。それが近づく度に首筋を危ない汗が伝う。
多分、バレてる。
いやまだそうと決まった訳じゃないし、早とちりかもしれない。ボロだってほとんど出してなかったし。
けれど、これはちょっとまずい。
「ちょ、ちょっと待って!」
両手を突き出して十五年来の幼馴染を拒絶する。けれども足音も拍動も止まっちゃくれなくって、夜だっていうのに騒がしい。
待たない、とは口にしなくても行動が物語ってる。
暗がりから明るみに這い出る彼の表情が露わになっている。
真顔のまま目の前までやって来た紅葉が手を伸ばして、どこかホッとする。やっぱり私の早とちりだった、と。
けれど伸ばした手はがっしりと、けれども優しく深雪の右手首をホールドしてまた危ない汗が流れる。
親指で手首を擦ってやればコンシーラーが乖離して着込んだ鱗が剥がれ落ちてしまう。落ちて仕舞えば露わになるのは本物の柔肌に浮かんだ拳大のくっきりとした青アザ。
「…やっぱり」
一瞬、切ない感情を見せてすぐに似合ってもない真顔に戻ってまた深雪の方へと視線を向けて目と目を合わせる。
それを彼女が拒む。
でも逃げるつもりはないらしく、蹴っ飛ばせばすぐ逃げれるとしてもそうしないのはきっと、すでに露呈してしまったことは変えようのない事実だからか。
「これ、いつから?」
縦割れ瞳孔が深い怒りと塩味の効いた寂しさを纏い深雪をずっと見つめてる。深雪もそれには気付いてはいるけれどそっちを見ることはない、そっぽを向き続ける。
「今朝、ドタバタしちゃってそれで転んだときの」
一か八か。
彼女をよく知る相手、それこそ紅葉みたいな、でも聞いて驚くようなあり得ない話をでっち上げてみる。
寝坊なんて普段まるでしないし、ドタバタ慌てふためくこともない。日頃から美少女たるよう心がけ行動する彼女がそんなことするはずがない、って感じで驚くだろうけど万が一、十年に一回くらいはあり得る話だ、ゼロじゃない。
「嘘つけ。だったら隠さないだろ、てか怪我してんだからちゃんと守れくらい言ってくるだろ」
図星。普段の自分の発言を心の底から悔いる。
まさか心配してない方向から完全に否定されてしまうとは思わなかった。
「それに顔だって。今日はいつものメイクじゃなかったろ、わざわざ剝がしゃしないけど。どうやってドタバタしただけで顔にまで青アザ作んだよ」
顔の方はかなり巧みに隠してあって、一目見ただけじゃまず気付かないだろうほど綺麗で、すれ違う人が振り返るほどまでだった。
これだけ近くまで寄ってやっとのこと多少の違和感を覚えられるほど跡も残さず隠してあるそれもこうして芋づる式に見抜かれてしまったわけだが。
「あんたこんな時ばっか勘いいわよね。そうよ、あんたの嫌いなタイプの人に殴られたの。けど、勘違いしないでよ。私は殴られたんじゃなくて守ったの」
狙われたのは静だった。
けれど実際に殴られたのは深雪だった。
路地裏の細い小道。そこに猫が住みついてたらしく、静と凛が秘密裏に可愛がってたみたいでお菓子をあげに行くこともしょっちゅうだって。
その日は私もその猫に会わせてあげるって二人が目を輝かせて押してくるから着いて行った。
そこを狙われた。
男は高校の近くに住んでいて私たちが紅葉と仲が良いことを知ってて、普段から静のことを尾けていて、どの日のどの時間に人目のつかない場所に行くのか、どのタイミングなら一人になるのか、今か今かとタイミングを測ってたって警察官が教えてくれた。
腕のアザは男の手から静を庇ったときに、顔のはその後殴り合ったときに負った。この美少女の御尊顔に傷をつけたんだ、ボッコボコにしてやったわ。間違いなく種はなくなったでしょうね。
「分かったでしょ。なにもそんな心配することないってことも、あんたに守ってもらう必要もないってことも」
洗いざらいゲロって開き直ったのか、それはそれは大層な態度でいらっしゃるし、紅葉の手も簡単にパッと振り払ってフリーになるし。
一歩二歩進んだところで振り返り、細雪が彩る淡いロングの髪を揺らし桜色の瞳を彼へと向ける。
穢れを知っていても澄んでいる銀髪、紅葉のような朱の瞳はてんで要領を得ない。
「あんたがどうするのはあんたの勝手。私だって文句は言わない。けど、私の中まで勝手に踏み込んでくるなら話は別、意地でも追い出してやる」
お前の助けなんて要らないとでも言いたげに灯りの下を自由に歩く。
のんびりと伸びた腕に刻まれた青い軌跡はこうして見ると案外目立たない。けれどひとたび目に入ると頭から離れてはくれない、静かに存在を主張している。
彼女はそれを気にしているのだろうか。
灯りがあるとは言え、薄ら暗い夜道でははっきりとしない右頬のコンシーラー。本人の好むナチュラルメイクにはない不自然も、白昼の下に晒されたそれも気にしてるのだろうか。
月明かりの数倍眩しいハイビームが二人を照らす。
左手が右手首から離れてく。
生唾を飲む。顔が固まる。
「でも、分かるだろ。世間にはああいう人間がいるんだって。もし一人で助けを呼んでくれる人がいなかったら?相手が複数だったら?武器を持ってたら?一人じゃ難しいだろ」
きっと、ダメだったと思う。
静はずっと泣いて「ごめんなさい」って繰り返してて、私が「あんたはシャキッとしなさい。そんなナヨナヨしてるから狙われるの」って叱ってたけれど、そんなことも出来ないでいたかもしれない。
「それに、さっき言ったろ。守るって決めたんだ、守らせてくれ」
『身勝手に人を守る』『守りたいものだけを守る』。
そう決めたのは紅葉で、凛を除いて誰もそれに文句は言わなかったらしい。
あの食卓でも、二人きりの部屋でも語ったそれを強調するように、柔和な、含みのある顔持ちで紅葉が微笑む。
(…ズルい)
そんな顔を見せられたら、私は…
「分かった、守られてやるわ。そ の 代 わ り!」
その顔に免じて溜飲を飲んだのか、諦めに似た吹っ切れと共に出て来た言葉は、目と鼻の先にまで突きつけられた人差し指と肩を組んで。
急にやって来た指に驚いて身体をほんの少し反らしてしまう。
もう紅葉のターンは終わってしまったみたいだ。
「私のこと、他の子もちゃんと守りなさい!傷一つつけてみなさいよ。そのときは…死んでも呪ってやるから!」
なんも考えないで見切り発車だったのか、ほんのちょっとの間を挟んで出て来た五文字に、「おう、命に変えても」と答えると、「そこまですんな!あんたが死んだら意味ないでしょーが!」と否定されてしまう。
差し出された人差し指が開かれ、両手が紅葉の方へと伸びてくる。
それは彼が拒む暇もないうちにほっぺたをパチンと挟んで口端をムニィっと釣り上げさせる。
「あと笑え!ついさっきまでは普通に笑ってたクセに、この話になった途端変な顔しやがって。あんたがそんなだとこっちが調子狂うの!次その顔したらビンタだから」
フッと笑みが溢れてくる。
無理やり上げられた口角のせいだろうか、それともめちゃくちゃなことを口にする深雪のせいだろうか。
「そりゃ怖いな」と笑って、「分かった、気を付けるよ。怖い顔の幼馴染のビンタは痛いだろうしな」と続けると「ただのビンタじゃないわよ、三十発の往復ビンタだから。てかあんた今なんつった」と返ってきて、また二人で笑って歩いて静かな夜道を書き換えていく。
左の脇腹に刺さった右拳がとても痛い。
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靴紐は結ばない。
一度結んだ紐が解ける時まで何度も繰り返し履き続け、紐が解けてなお結び直してまた繰り返し履き続け足跡を刻んでいく。
今日もまた足跡を増やしていく。
眩しい東日を一身に受け、目を瞑りたくなるが一切を拒まず見開いていたい、見開いている。
広くない歩道、電線の張り巡らされた空、純度100%のコンクリートに満たされた路道。
見慣れてるのにこうしてみると不思議と新鮮で懐かしい。
母鳥に倣って地面を突っつく小鳥たち、オスじゃなかった母猫、を画面に収まる女子高生、に一瞬目を向けすぐに反らしてく男たち、気怠げなパパを振り返らずリードを引く犬も、目にタコが出来るくらい見てきた。
でもなんか不思議。
なんでこんな新鮮なんだろう。
こう言う感覚がたまに襲ってくる。
何度もやってきた
何度も繰り返した
何度も感想のない感想を抱いた
何度も無意識に無感に沈めたものたち
こういうものたちが情緒を一斉に襲ってくるときが稀にある
頻度で言えば年に一回もあれば良い方で、一回もない年もある
けれど、その時が訪れると強烈な感性と止めどない情緒が自分のココロの中で暴れ狂って身体にその痕を刻む
一度寝て起きれば存在したことすら記憶に残らない小さな痕を
今度こそ、次こそは、覚えていよう
自分に、このココロの中に『こんなもの』があったことを忘れないように
けれど『おやすみ』を言って『おはよう』を言わずにコーヒー飲んでるうちに決意は失意に消えていく
なぁ、《ラック》
私たちはいくつの小さな小さな幸福の数々を取り零しただろう?
いくつの感性と情緒を溢していった?
あとどれだけの決意を喪えばいい?
あとどれだけの失意を産めば良い?
あとどれだけの足跡を地に残せばいい
どれだけ歩けば足跡で地平を埋め尽くせる
空にも、海にも刻んで、水平の彼方まで満たせばいいのか
そうすれば、俺たちは果たせるのか
なあ、《ラック》
お前の頰に刻まれたワジは一体どうしたら
俺たちの仮面はいつになったら
壊れてくれる
―――――――――――――――――――――――――
昇降口を通って下駄箱に靴をポーン、ともせずグラウンドに一直線。一年の教室は一階なのをいいことにグラウンド側の窓をスパーンと開けて満面の笑みで挨拶をかます。
「補習中にしっつれいしまーす。形だけ出席しに来ましたー。シュンは大人しく補習しててろよー」
学年全体を通しておよそ十もいない赤点獲得者のうち、紅葉含め友人六人衆からはなんと二名も送り出している。
だがしかーし!前述の通り、紅葉の補習はあまりにも理不尽ということで担任のサッさんに始まり、猿といった人々のおかげで形だけとなったのである!
(本当にありがとうサッさん…今度意地でもランニング誘うからね)
と心の中で手を握りしめて固く決意してる紅葉を見て目に氾濫ギリギリの涙を浮かべるアホ一匹。
「モミジィ〜置いてかないでくれよぉ〜」
涙を浮かべるだけに止まらず、やたらめったらにこちらに手を伸ばして擦り寄ってくる。
それがあまりにもだったのでスパーンと開けた窓をピシャーンと閉め切ると、右手を挟まれてしまったようで「イッテェェェェェ」と悶えてしまう。
反発でするする開いてく窓からまた声を侵入させる。
「イヤでーす。数学以外全部赤点だった自分を恨めよー。じゃ、サッさんまた今度ー」
と手を振りだだっ広い、硬球のヒット音が高鳴るグラウンドへと走り出す。担任の「おー、また今度な」という声も聞かないで。
「ん」
お昼時。
練習が一番に盛り上がり、そろそろ腹の虫が「メシヨコセー」と騒ぎ立てる頃。
例に漏れず紅葉の腹も「ゴハンマダカー」とはしゃいでいる。ネグレクトキメこんでなーんにも与えてなかったけれど、木陰に入って座り込んでるとそうは問屋が卸さない。
「おう、サンキュ」
汗の浮かんだいい笑顔。
眩しい笑みで、幼馴染より突き出された丁寧にナフキンが包んでいるそれを受け取る。
幼馴染本人は地べたに座り込んでる彼からこんなにも爽やかな顔を向けられてしまって照れることはなく、いつもの顔からぜんっぜん変わる気配もない。
「マジで作ってくれたんか。助かるわ」
「うめー」という見なくてもわかる感想を何度も繰り返しながら箸を進ませる。
それを隣で眺めつつもしっかりと会話を続けてあげる。
「そりゃ作るって言ったからね。ていうか、あんたが変な食生活してるからよ。いい?!食事が作るのは体の健康だけじゃないの!心の健康も食事からよ!毎食パンでやってけるおばさんたちと自分も一緒くたにすんな!」
唐突に入ったスイッチが顔をズズイっと近づけさせる。
しょっぱめのたまご焼きを運んでいた箸が今度は深雪の口へとするっと入って口いっぱいに風味が広がってスイッチオフ…とまではいかないけど少しペースダウン。
「分かった分かった。お姫さんの仰せのとおりにさせていただくから」
たまごの次にふりかけが彩る純白のご飯粒をサッと掬って口に放り込んでもきゅもきゅ頬張りながら「聞き慣れましたよそれ」という対応を笑って済ます。
「あんたほんとに分かってんのか。まあいいわ。あんたがそんななの今に始まったことじゃないし」
その対応に呆れたのか、それとも「とことんやってやるか」と覚悟したのか真偽は不明だが、膝に頬杖ついて隣を眺める顔は悪くなかった。
一応念のため、お忘れかもしれないのでもう一度伝えておこうか。
ここはグラウンド。異能部の野郎連中は全員ここに集まってるし、なんだったら他部からも割と見えなくもない位置。
視線ならいくらでもござれ、である。
「力也もああいうのやりたい?」
肩で一回り大きい背丈の彼氏の左腕を小突いてにまりと笑う彼女に「…勘弁して」と顔を( ´ ω ` )にして拒否する男子の姿もあったそうな。




