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<73> 流れ

 人生は川の流れに例えることが出来る。ほどよい(せせらぎ)のような流れもあれば、濁流が渦巻く凄まじい荒れた流れもある。清流の流れの中、河原で釣った魚を塩を付けて焼き、焚火で炊いた熱々のご飯で美味しく食す・・といったような人生がいいに決まっています。^^ 濁流の流れの中州に取り残される人生などは誰もがまっぴら御免でしょう。^^

 炎天下のとある年の夏、奥目は櫛畑川の中州にテントを張り、キャンプをしていた。夕闇が迫った頃、持参した各種の用具や食材で早めの食事を済ませ、キャンプ・ファイアーを楽しみながら美味しいコーヒーを啜る。えも言えぬ幸福感がヒタヒタと奥目の心を(くすぐ)った。時は瞬く間に流れ、その日もとっぷりと暮れていった。奥目は櫛畑川の清流で冷やした缶ビールを飲み幸せ感に浸った。やがて眠くなった奥目は、テントに入り眠りについた。ところが、である。次の早朝、目覚めると、川の状況は一変していた。昨夜、上流で降った雨で川は増水し、奥目は川の中州に取り残されたのである。さて、弱った…と奥目は瞬間、思った。幸い、携帯は持参していたから、救助の電話をかけ、数時間後、奥目は無事、救助され、事なきを得た。

 人生の流れはどう変化するか分かりませんから、いつでも対応出来るよう注意しましょう。それにしても、奥目さん、よかったですね。^^


                  完

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