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天秤で量る夢の質量


命とはなんなのだろう?


命は平等だと誰かが言った。


本当にそうなのだろうか?


私が生きている世界にはー

その様な言葉が当て嵌まることなど無かった。


権力、財力、暴力。

その何れかを所有している者。

その何れも所有していない者。


其処には平等はありもしない。

かつてのわたしはー

この世の中はー

正義と云う絶対的なモノに守られているのだとー

信じていた。


そんなモノはー

夢か、幻か。

いや。

理想だ。

そう理想にしか過ぎなかったのだ。

大義名分を掲げてるだけの飾りの様なモノ。

誰かがー

正義を唱えてもー

上からの圧力で正義は書き換えられてしまう。


見てはならないモノにはー

蓋をしてしまう。


正義なんてモノはー

その時、その場所、その上下関係。

そんな不平等で量られてしまうのだ。

凄惨な事件を引き起こした人物達。

その人物達の何人が心から反省して公正しているのだろうか?

罪人は裁かれなければならない。

命を奪うのなら奪われる事を享受している筈だ。



命とは不平等に他ならない。

少しでも平等にする為なのならー

私自身がー

天秤となり命の重さを証明しなければならない。


だからこそ。

私はー

私の正義を執行するのだ。


その為にー

私が罪人になろうとも…。






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