第18話「懸賞金」
第18話「懸賞金」
日も沈みかけているので早々に宿屋を探す。前回と同じく中クラスの宿屋の場所を聞き向かった、食事込みで3人で560クル支払い、奴隷かどうかの確認。ベッドを3つある部屋に案内して欲しいと言うと、料金がまた高くなるらしい、それは構わない。ただ運悪く今日は空いてなくベットが2つ有る所に案内してもらい追加で50クル支払う。
これで今日は拷問にかけられる事無く寝れる。2人には悪いが今日は2人で寝て貰おう。
部屋に入るとエルートとキャロは食事とタオルを取りに行く。俺はゆっくり座って待つ、2人が戻って来るとまずは食事。
【奴隷のあたしにもご主人と一緒のご飯ありがとうございます。】
軽く礼をする。
【いつもみんな一緒の食事にするから、次からはお礼はいいからね。それと明日はキャロの服を買いに行こう。後は道具を見に行ったりしよう。何日かこの国に留まる予定だからそのつもりでいてくれ。】
エルートの時と同様にキャロも驚いていた。エルートから少しは聞いていたのか自分にも買って貰えると思ってなかったみたいだった。
3人で食事を済ませてまずは俺の体を拭く、次にお湯を新しく変えて2人にも体を拭くように言う。今回も勿論後ろを向く、想像はさせて頂きました。
2人が体を拭き終え、今日はもう寝ようと2人に言うと頷く。俺はあまり寝てないせいか眠かったので今日は早めに寝る事にする。
ベットは2つ有るにしても並んで置いて有るので大きいベットが1つみたいな感じだが、今まではくっついて寝なければ落ちてしまいそうだったが、今回のは3人で寝てもくっつかなくても大丈夫だろう!
そう今日はゆっくり寝れるのだ!ベットがくっついているから多少は近くには居るが、今までに比べれば今日はゆっくり寝れるはず・・・だった。
なぜこうなる!俺は真ん中、左にエルート、右にキャロ!!
俺が1人分のベットに横になるとエルートが左側に横になり、俺が反対に詰めとうとすると反対からは、もうすでにキャロが横になろうとしていた。勿論2人共俺の方向いて寝てるし。これじゃどっち向いても駄目じゃないか!そして眠いのに眠れない俺の長い夜が始まった・・・。
どうにか寝て、目が覚める目を開けているのに真っ暗で何も見えない。でも温かく、柔らかいモノに挟まれている感覚・・・ゆっくりと離れ確認。エルートと目が合い朝の挨拶をする。もうこれは夢遊病ではないのだろうか、寝てる間に欲望のままになるなんて、やはり一緒のベッドはまずい!3つのベッドの部屋に変えてもらわなければ!俺が起きて考えて居ると2人はクスっと笑いながら食事を取りに行った。
2人で食事を取りに行き、食事をしている最中にちょっと聞いて見る。
【寝てる時って俺動いてたりする?】
エルートは不思議そうだったが
【動いてますよ。】
キャロも頷く。まぁ寝返りとか有るから動くとは思うんだけど。そうじゃなくて俺が動き回ってるかどうかで、動き回った後にエルートの胸に突入してるのかどうかを聞きたかったがそんな事は聞けない。
2人は不思議そうにしている。俺は何でもないと言い食事を続けた。
昨日は結局奴隷の事に関して言わなかった。今更言っても言い訳みたいで駄目だろうし。
食事を済ませて、所持金を今回はちゃんと確認してから宿屋を出る。宿屋を出る前に勿論何日か泊まると言い3つベットが有る部屋を頼む。前払いで3日分の1980クル支払いを済ませておく。
ここまで来る時に倒した、魔物分の銅銀貨が一気に消える。手持ちも銀貨20枚くらいに残りの銅銀貨数十枚このままではまた貧乏宿屋に逆戻りだ。ギルドでクエストでも探して稼がねば!
宿屋を出た俺達はまずは服屋に向かった。高級そうな服屋も有ったが今は手が出せないので前に買った服屋と同じくらいのランクの服屋に入り、キャロの分を買う。俺も1着エルートに選んであげたような服を選んだ。服を買った事により手持ちは銅銀貨はもう1~2枚しか残っていなかった。後は銀貨19くらいのみ。
このままギルドに向かおうとした時にアイテム屋が有ったので寄ってみる事にする。お金は無いが何を打っているか見ておいて損はないだろう。
色々道具が有るが、俺が気になったのは魔法石と言う石だった。水の魔法石なら水を出したり、相手に向かって打てば初期魔法くらいの威力は有るらしい。盗賊の親分が使っていたのは風の魔法石だったんだな!
携帯の魔法陣も売られていた。種類は魔物避け、トラップ魔法、移動魔法やっぱり移動魔法有ったのか!
店の人に移動魔法の魔法陣について聞いて見るとこれを使うと行った事のある場所に行けるとの事、ただこの魔法陣で行けるのは屋外限定。
魔法陣が有るなら魔法も有るだろうな、後でチャックだな!そうやって色々見て、店を出てギルドに向かう。
キャロのギルド登録をするついでにクエストも確認すると、国だけあって依頼の数も種類も様々だ。
色々見ていると、盗賊の親分が懸賞金が付いていた!
しかも3000金貨張り紙を取りギルドのお姉さんに言って見たがやはり駄目だった。倒したと言っても俺のギルドカードに触れさせてはいない。2人が証言してくれるが、駄目だった。
取り敢えずギルドを出て、宿屋の部屋に戻る。
【ちょっと行ってくるから2人はここで待っててくれ。】
エルートが俺の腕にしがみついてくる。キャロも反対の腕を掴む。
【ご主人様1人で行かせるわけには行きません。】
【駄目です。】
2人が止めてくる。別行動するのは初めてだから2人は不安もあるだろうし、全滅させたとは言え危険の可能性もある、だから俺1人で行きたいのだ。
2人は目に涙を少し溜め、本気で止めているのが分かる。
【すぐ戻って来るからエルートはキャロに下着について教えてやってくれ。】
2人を抱き寄せ、2人の頬っぺたに軽くキスした。
2人は真っ赤になり、エルートは頷くと掴んでいた手を離した。キャロも手を離してくれたので、移動魔法を使い盗賊の隠し扉の近くに出る。




