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異世界管理者   作者: チョッピ
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第17話「カールド国」

第17話「カールド国」


結局一晩中俺は自分と戦い。どうにか勝つ事はできた。2人の可愛い寝顔を見ながら2人のホッペに触れる事は有ったがそれ以上はどこも不必要に触ってない。

頬っぺたに触れたのにも理由がちゃんとある。決して、断じて我慢しきれずに触った訳ではないよ!!


エルートに触れた時にエルートのステータスを見て何が変更可能なのか確認していた。

自分とは違い2人の基本値は変更可能みたいだったが、これは絶対にいじれない。職業の変更は可能、さすがに歳と人種は変えられなかった。エルートのステータスをいじっている時にエルートは何か悶える感じだったがどうしてなのだろう。


不意に気ずいたが俺のステータスを見た時に人種は載ってなかった。でもギルドカードには人族と載っていた。自分のステータスを確認、人種を探してみる。人族種と書いている文字が白い、まだ獲得してない時に薄っすら表示しているような感じでちゃんと見れば見えるが気にしてなければまず見えない。


俺は自分の人種を選択すると、色々な種族の文字が表示されて選択する事が出来る。俺はこの世界に存在するであろう種族には自由に変更可能って事なのだろうか。試してみたかったが万が一戻せなくなっても嫌なのでそのままいじらずに自分のステータス画面を閉じた。


他にも探り、気がつけば日が昇り始めていた。2人が居ない時か、寝て居る時でもないと、こんな事はゆっくり出来ないからちょうど良かった。


2人に使っていた睡眠の魔法を使うのを辞める。すぐにエルートが起きる。どうなってんだ。俺はエルートの顔を見て笑顔で言う。

【おはよう】

エルートは辺りを見渡し、日が昇り始めてるのに気づいたらしくムスッとしてこっちを見てくる。


【おはようございます。まさかとは思いますが魔法をお使いになってませんよね?】


ヤバ!動揺は見せない。出来るだけ頑張って何事もなかったように振る舞う。


【勿論使ってないよ。へぇ~そんな魔法も有るんだ。きっと疲れてたからじゃない。】


何とか誤魔化してみるが、エルートは信じてはいない。疑いの目を向けられるが俺達の話し声でキャロが目を覚ます。俺はキャロに挨拶をして少し仮眠する事を2人に告げてどうにかエルートから逃げた。


1~2時間して俺は仮眠から目覚めると2人でスープを作ってくれていた。2人に朝の挨拶をして俺も食事の準備に入る、と言ってもアイテムボックスから出すだけだが。

エルートはもう寝すぎた事は聞いて来なかった。2人は溜まっていた疲れが少しは取れたのか朝から元気そうだった。


3人で食事をしている時に今日の予定を話す。

【今日は頑張って街に着けるように頑張ろう!】

2人が返事をする。街まではそんなに遠くはないし、元気そうだし大丈夫だろう。


食事を終えて早々に出発する。

町と街の通り道でもあるので、道に草など邪魔はなく進む、魔物も現れるが洞窟内部より出現数は少ないのでさほど時間をかけずに倒す事も出来た。お昼くらいに軽食と休憩をして街に進む。


夕方くらいに街に着いた。着く前から見えていたが大きい城に街もかなりの広さがありそうだ!

【この街は広いな、城まで有るし。】

エルートと最初に寄った所は町と言うより村だったのであろう。俺とエルートがキョロキョロと色々見ている中でキャロがこちらに近づいて来る。


【この国は世界最大国家の1つですからね。確かガルード国だったと思います。】

【キャロはここに来た事が有るのか?】

【あたし達は小さな村や町には寄りますが大きな国には寄りませんでした。仲間が国の兵と、もめる事もありましたし、国に留まって兵になって欲しいなどよく言われるのが面倒だと父から聞きました。】

【そうなのか】


キャロ達の種族は貴重で強い。自分の国の兵にしたい気持ちは分からないでもないな。キャロも大きな国が有るとは知っていたが来るのは初めてだったので3人で色々見て、驚いたり、珍しい物が有ったりと街中を少し歩いただけでも楽しめた。そんな中、街中に有る女神像みたいな像の近くに人盛りが出来ていた。俺達3人は野次馬気分で何なのか見に行く。


見に行くと何やら男性が女性の前で両手を広げて叫んだ!

【僕と魂誓してください!】

ってかプロポーズか!でも何故両手を広げている、この世界の常識なのだろうか、相手がOKなら男性の胸に飛び込むのだろうか。俺には女性は迷っているように俺には見えた。


少し女性は考えて。

【ごめんなさい・・。】

男性は片膝を落としガックリする。可哀そうだが仕方がないのだろう。2人も同情しているのか目がウルウルしている。男性は今度は片膝を着いたまま女性に頭を下げた。


【それならば君の奴隷にさせてはくれないだろうか?!】

いや違うだろ~っと心で突っ込みを入れる。この世界では魂誓を断られると奴隷になるのが当たり前なのか。女性は悩んでいると野次馬が叫んだ。


【そいつはお前さんの事が諦められず奴隷になってまで自分の決意が本気だと証明しようとしてるんだぞ!奴隷くらいにしてやるチャンスあげてやれぇ~】


そうなのか。この世界の人達の考え方は1度この人っと決めると魂誓を申し込み、魂誓が断られてなお、自分が諦められない時は相手の奴隷に志願して相手への自分の思いの強さを証明し、例えこの先、魂誓出来なかったとしても、どんな形であろうと相手の力になる決意を表す事なのかも知れない。全員が必ずそうとは限らないだろうが一般的にはそうなのかもしれない。

だから2人は魂誓を断った俺に今度は奴隷にして欲しいと言ったのだろうか。


その後男性はめでたく?女性の奴隷になった。それを見て集まった人達は拍手や激励の言葉をかけている。

2人も良かったねと話してる。

今になって考えると【俺が奴隷にならなくてもいいんじゃないか】と2人を思って言っていた言葉は、とらえ方によっては、君とは魂誓する気もないし、俺と関わらないでくれと言っているようなものじゃないのか。知らなかったとは言え。今日宿屋にでも行ったら俺が何でそう言ったか説明したほうがいいのだろうか。

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