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アハトの災難4

「お姉ちゃん達、勇者様の仲間なの?」


 と、聞こえてくるのは小さな子供の声。

 見ればいつのまにやらそこに居たのは、狐娘族の少女だ。


 もふもふ狐耳。

 もふもふ狐尻尾。

 加えて和服という見慣れない服のせいでまるで――。


「人形みたいに可愛らしい子ですね。いったいどうしたのですか? お名前は?」


 言って、アハトはしゃがんで少女と目線を合わせてあげる。

 すると、その少女はアハトへと言ってくる。


「名前はね、ゆずだよ!」


「柚……とても綺麗な名前ですね」


「うん! お母さんがつけてくれたんだ!」


 ふりふり。

 ふりふりふり。

 

 と、左右に揺れ動く狐尻尾。

 その様は柚の笑顔との相乗効果で、よりいっそう可愛らしい。


(思わず抱きしめたくなる可愛らしさですが、ここはぐっと我慢です)


 会って早々抱きしめたとなれば、柚を怖がらせてしまうに違いない。

 というかそもそも、なんだか犯罪臭がする。

 よって、アハトは自らの心を落ち着けるためにも、柚へと言う。


「それでどうしたのですか? 先ほど『勇者の仲間』と言っていましたが、わたし達になにか用事ですか?」


「うん!」


 と、元気よく返してくる柚。

 彼女は弾けるような笑顔で、アハトへとさらに言ってくる。


「柚ね、勇者様達の話が聞きたいの! 柚ね、柚ね! ミア様がとっても好きなの! だから、ユウナ様の話も聞きたいの!」


「そうなのですね。それくらいならお安い御用です、わたし達が話しを聞かせてあげますよ」


「本当!?」


「はい、嘘なんてつきませんよ」


 言って、アハトは柚の頭をなでなで。

 すると、それに合わせて動く柚の狐耳。


(やはり可愛らしいですね……)


 などなど。

 アハトがそんな事を考えながら、柚の頭から手を離した。

 まさにその時。


「あは♪ ミアが好きなんですね!」


 と、聞こえてくるアイリスの声。

 なんだか、とてつもなく嫌な予感がする。

 考えている間にも。


「実は私、ミアと会った事があるんですよ! なので、この私――アイリスが全てを教えてあげようじゃあありませんか!」


 と、アイリスはそんな事を言いだす。

 それに対し、どう見てもピュアピュアな柚はというと。


「わぁ、本当!?」


 と、瞳をキラキラ輝かせているのだった。


本日は秋田書店様の『どこでもヤングチャンピオン』にて、コミカライズの第三話が掲載されます!!


戦闘シーンはもちろん、エ○シーンも素晴らしいできです!

なので、どうかこちらもあわせてよろしくお願いいたします!!

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