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へべれけ!  作者: へべれけ
第3話
16/72

03-c

夕日が空を茜色に染める。


茜は川原の土手の上を、家に向かって自転車を押してゆく。

俺は茜が羽織ったパーカーのフードから半身を乗り出して、沈む夕日を眺めていた。



「ねぇ、へべくん」

「んー」

「何であの時、私の後を追いかけてきたの?」


「お前1人を危ない目に合わせるわけにはいかないだろう?」

「そっか」



「ねぇ、へべくん」

「んー」

「でも、これは私の問題で、元々へべくんには関係ないことだよね?」

「んー、ここまで関わってしまった以上、乗り掛かった船ってやつかな。それにあながち無関係って訳でもないかもしれないしな」

「そっか」



「ねぇ、へべくん」

「んー」

「へべくんは、 か弱い小動物なんだよ?このまま私の側にいたら、今日みたいな怖いことがたくさんあるよ?怪我をするかもしれないよ?」

「確かに今の俺は、か弱い小動物かもしれないが、それでも今日みたいに、お前の側にはいてやれるだろう?」

「・・・そっか」


「ねぇ、へべくん」

「んー」

「これからもずっと一緒だよ」

「ああ、そうだな」




夕日が空を茜色に染める。


茜は川原の土手の上を、家に向かって自転車を押してゆく。

俺は茜が羽織ったパーカーのフードから半身を乗り出して、沈む夕日を眺めていた。

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