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二度目
一週間後今度は友人の翔太が事故で死ぬ光景を零は見ることになった。
目の前でトラックに撥ねられる翔太。
絶望した瞬間また意識が途切れた。
目を覚ますと二日前だった。
――またあの感覚だ。
零は迷わなかった。
翔太を事故の起きる時間その場所に近づけないようあらゆる手を尽くした。
結果翔太は助かった。
その日の夜またニュースが流れた。
別の場所で翔太と同い年の見知らぬ男子学生が事故で亡くなっていた。
死亡時刻は翔太が助かった瞬間から正確に二十四時間後だった。
零はテレビを消した。
部屋が静かになった。
助けた。それは事実だった。なのに胸の中には達成感の代わりに重い石のようなものが沈んでいた。




