明日の残響
焚き火が残り火になるにつれ、祝祭的な雰囲気は静寂に包まれ、物思いにふける時間が訪れる。タリシア学園の現実が彼らの会話に徐々に忍び込み、今夜築き上げた団結こそが、夜明けとともに彼らにとって唯一の真の武器となることを、彼らは考えざるを得なくなる。
森の静寂は、学院から響く遠い鐘の音によって破られた。
「門限よ」潮里は巨大な影のようにそびえる校舎を見上げながら囁いた。「学院は、私たちがここにいられる時間が限られていることをもう忘れさせてくれないわ」
香織は立ち上がり、制服の埃を払った。
「階級、期待、そして教本……日常に戻る時間ね」
ブロンテスは枝で遊ぶのをやめ、立ち上がった。その巨躯が長い影を落とす。
「そうかもしれない。でも、ここで話したことは誰にも奪えない。明日、誰かが僕を『荷運びのサイクロプス』や『低階級の学生』と呼ぼうとも、それが真実じゃないと僕たちは知っている」
ゼイリンはため息をつき、計算された動作でマントを拾い上げた。
「礼儀は私たちを隔てるけれど、真実は私たちを結びつけるわ。明日は決められた役を演じるけれど、舞台を降りた私たちが誰であるか、忘れないようにしましょう」
アザリナは彼女に歩み寄り、軽く肘でついた。
「真面目ね、ゼイリン! 指導教官から離れれば、明日だって私たちは私たちよ!」
翼を広げ、学院への帰還の飛行を準備していたラルティが加わった。
「警戒は夜明けと共に始まる。ルナラ、気をつけておけ。空気が何か新しいもので満たされている」
ルナラは低く唸り、学院の方角を睨みつけた。
エレナラ・ヴェイラが立ち上がった。その表情は役職が求める厳格さに戻っていたが、瞳には夜の温もりが残っていた。
「明日、中庭で顔を合わせる時、今夜が偶然ではなかったことを思い出しなさい。今日練習したその結束こそが、あなたたちの最も難しい試験になるのよ」
ニヴラはドラケアの手を握り、誓いの強さを感じた。
「準備はできています、学園長。少なくとも、私たちは共にいますから」
ドラケアは空が黒さを失い始める地平線を見つめながら頷いた。
「私たちのグループのために。いつまでも」




