詩織さんの声
茜とニヴラの正式な自己紹介の後、栞と香織はクラスメイトたちの保護的で嫉妬深い態度に対し、繊細かつ毅然とした態度で応じる。彼女たちの声は緊張を和らげ、彼女たちが世間知らずでもか弱いわけでもなく、自らの意思で決断できる能力を持っていることを示している。
エレナラの演説後も、中庭はざわめきに包まれ続けていた。シオリとカオリは彼らを歓迎したが、ドレイクアとゼイリンが守るように間に入った。
ドラケア、低い声で:シオリ、近づきすぎないで。「シオリ、近づきすぎないで。炎は君のそばにはいらない。」
ゼイリン、厳粛に言った。「私が彼らを守る。君を炎や風の約束と勘違いさせてはならない。」
シオリは落ち着いた様子で二人を見つめ、ピンク色の瞳には決意が宿っていた。
栞:私のことを気遣ってくださるお気持ちはありがたいけれど…私の代わりに言ってくれなくてもいいの。私があなたを歓迎するのは、心からそう思っているからよ。
隣にいた香織は、中庭の光を反射する青い髪を揺らしながら、優しく微笑んだ。
カオリ:「その通り。私たちは、新しい人が現れるたびに保護者が必要な子供じゃない。自分で決められるのよ。」
その言葉に、他の者たちは一瞬沈黙した。尻尾に包帯を巻いたルナラは、緊張したようにくすくす笑った。
尻尾に包帯を巻いたルナラは、不安げにクスクスと笑った。
ルナラ:「シオリはいつも思ったことをはっきり言うから…それが私に勇気をくれるの。」
アザリーナ:「まあ…新入生たちは先生の信頼だけでなく、あなたの信頼も勝ち取らなければならないみたいね。」
リウェンは皮肉っぽく付け加えた。
リウェン:「シオリが一番静かだと思っていたのに…アカネより気が強いみたいね。」
アカネは面白そうにシオリに身を寄せた。
アカネ:「あなたのスタイル、好きよ。ドラゴンの前でそんな風に話せる人はそうそういないもの。」
ドラケアは眉をひそめたが、何も答えなかった。ゼイリンは視線を落とし、恭しく呟いた。
ゼイリン:「それがあなたの決断なら、私はそれを尊重します。」
エレナラは、その光景を見ながら、かすかに微笑んだ。
エレナラ:「いいわ。私が求めていたのはまさにこれよ。毅然とした声、明確な決断。これこそがタリシアの礎なの。」
一同は安堵のため息をついた。緊張感はまだ残っていたが、シオリとカオリは、自分たちが受動的な生徒ではなく、自らの道を切り開く力を持った存在であることを明確に示してくれた。




