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解き放たれた怒り

ドラケアは理性を失い、炎に呑まれた竜そのものとなる。庭は災厄の舞台と化し、仲間たちは必死に防御するが、力は制御不能に広がっていく。

庭全体が方向を失った力に震えていた。ドラケアは理性を失い、瞳は炭火のように燃え、炎は体から溢れ出し、咆哮が空気を裂いた。


彼女はもはやルナラもシオリも狙っていなかった。敵も味方も区別なく、炎は全てを呑み込む嵐となった。


学生たちは後退し、悲鳴を上げ、地面は裂け、木々は火に包まれた。

ゼイリンはよろめきながらも大波を起こし、アザリナは震える手で盾を強めた。

ゼイリン「止まらない…!」

アザリナ「炎が彼女を内側から食い尽くしてる!」


炎と水、魔法と怒りが衝突し、庭は光に包まれた。学生たちは目を覆い、叫んだ。


カオリはシオリを抱きしめ、ラルティは低く呟いた。

「これは戦いではない…大災厄だ。」


校長エレナラは静かに立ち、危険の大きさを見極めていた。ドラケアはもはや学生ではなく、制御を失った竜だった。


草の上で、意識を失いかけたルナラは微笑み、シオリに目を向けた。耳は弱々しく動き、尾は重く垂れていたが、その瞳には共感が宿っていた。彼女は知っていた。シオリが何かを目覚めさせたのだと。


炎は轟き、水は抗い、魔法は火花を散らした。

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