表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/18

屋上から

学園の一日はいつも通りに始まる。授業と廊下の喧騒を過ごした詩織と香織は、最後に屋上へと向かう。そこで風が不思議な囁きを運び、静けさの中に予期せぬ出会いが訪れる。制服を着た若き竜と、仲間として現れたエルフのアルカハラ。穏やかな一日が忘れられない記憶へと変わっていく。

校舎の鐘が一日の始まりを告げ、詩織は本を整え、香織はいつものように軽い仕草で笑みを送った。授業は静かな繰り返しの中で進み、教師の声、友人たちの囁き、窓から差し込む光が疲れたように広がっていた。


休み時間、二人は校庭の木の下に座り、走り回る生徒や談笑する声を眺めていた。「今日の風は少し違うね」と香織が空を見上げる。詩織は頷き、理由もなく小さな震えを覚えた。


午後は課題や何気ない会話で過ぎていった。授業が終わると、二人は屋上へと向かった。空は深い青に染まり、風は眠れる街の声のように囁きを運んでいた。詩織は目を閉じ、耳を澄ませる。人間の生徒ではない足音が近づいてくる


突然、制服を着た若き竜が姿を現した。彼女の瞳はどこか恥じらいを帯び、まるでずっとそこにいたかのようだった。その後ろから、ノートを抱えたエルフのアルカハラが穏やかな笑みを浮かべて現れる


香織は身震いした。ありふれた一日が、忘れられない記憶へと変わっていく。屋上の風はただの風ではなく、幻想的な存在が潜んでいる合図だった。そして、これからさらに多くの生き物や人物が彼女たちの前に現れることになるだろう。

『パンと正義を求めて結婚したお姫様』もぜひ読んでください。


この物語は『パンと正義を求めて結婚したお姫様』の後のお話です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ